上野 成就院 やすらぎ修行会「プチ法話」

御大師さまのご縁日である毎月21日。成就院では「やすらぎ修行会」を行っております。
ご参加お待ちしてます。


第七十二回「やすらぎ修行会」プチ法話 2017/4/21   

2017-04-20 10:33:23 | 第71回~第80回
東京に住む私たちは「なべやき」と聞くと「うどん」を連想します。が、大船渡で「なべやき」というと小麦粉と黒糖で作る「昔風ホットケーキ」といった素朴なお菓子をいいます。いろりに掛けてある「なべ」で作ったのでその名がついたとか。腹持ちの良いおやつとしてよく食べられたそうです。

大船渡中学校仮設住宅の集会所に伺うと、いつも森さんが、その「なべやき」を出してくれました。森さんは津波の被害に直接は合わなかったものの、全国から支援活動においで頂く方々に何かお返しがしたいと考えたそうです。私たちも楽しく語らいながらお茶とともに美味しく頂きました。

ある時、「なべやき」を勧めたところ、「また、これかよ」とつぶやいたのが耳に入った。「おいしい、おいしい」とみんなからほめられていたが故、よけい心に突き刺さったとのこと。もうやめようと心が折れそうになったが、翌日「ああ、自分は求めていたな」と気づき、変わらず作ってお出しし続けました。

以降、森さんは「なべやき」の御縁で静岡のお坊さんと繋がり、富士宮やきそばの修行へ。そしてキッチンカーを借りて開店。今度は友人から屋台村で代わりに店をやらないかとのお誘いが。とんとん話が進み、若い頃からの念願だったお店が持てることになりました。あいにくお店はかさ上げでなくなってしまいますが、目を輝かせ次の啓示を待っています。

森さんが言うには「あのとき心が折れてやめてしまったら、今の私はなかった」と。誰しも人生においてグッと踏ん張らねばならない時があるのでしょう。でも、それがいつなのかは過ぎてからしか分かりませんが…。
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