彩賀の徒然なるままに…

徒然なるままに,種々様々な事を記す控帳(TB&Comenntは表紙1番目の記事をご参照を。)

【セーラー服と機関銃】仁義ノ一 「女子高生組長誕生!」

2006-10-14 17:56:00 | ドラマ(現代劇/時代劇)

今週から始まったドラマ,『セーラー服と機関銃』の第1話。

映画で有名な本作(1981年。主人公・星泉は薬師丸ひろ子さんが演じた。”カ・イ・カ・ン…”の台詞で御馴染みですね)ですが,厳密に言えば,同作品は一度ドラマ化されている(1982年 フジテレビ系。主人公・星泉は原田知世さんが演じた)ので,今回のドラマは実質2度目―ということになります。

とはいえ,主人公の星泉が”眼鏡っ娘”(だが途中までらしい)だったり,登場人物の一人が”元 引き籠り”だったりと,現代にマッチした追加設定もあるようで,当方は原作本を読んだことがありませんが,それらは区別化の意味としてのものと解釈しています。

TBSさんは同作にかなり気合を入れていたのか,主題歌の♪『セーラー服と機関銃』を,劇中のキャラクターである”星泉”自身が歌唱している―実は,某女優さんによる初のCD歌唱―とか,番宣などの宣伝が非常に印象深く(矢張り,セーラー服を着た長澤まさみさんが機関銃を持っているショットは,色々な所で見る機会があったくらいです),今期(2006年10月)のドラマでは,注目度が高い作品ではないか―と当方は解釈しています。

因みに当方,実は映画版をいまだに見たことがありません(…!)。

原作本も読んだこともありませんので,当然ながら,過去の映画版・TVドラマ版との比較も出来ません…。

ですので,かなり新鮮な感じで同作品を視聴することができそうです。

○見所
チラッっと軽いノリで挙げていこうと思います(微笑)。

  1. 星泉版・♪『セーラー服と機関銃』

    薬師丸ひろ子さんが歌った♪『セーラー服と機関銃』のイメージを残しつつ,アレンジを加えた楽曲というのが,星泉版の♪『セーラー服と機関銃』を聴いた印象でしょうか。

    これはこれで,なかなか味のあるテーマ曲のような気がするなぁ。
    歌唱の上手い下手は別にして,どこか印象に残る楽曲―という感じでしょうか。

    PVが附属している,初回限定版を購入しようかしらん…。
  2. 8代目はドジっ娘?

    これも今風の味付けなのかはわかりませんが,差別化―という意味では成功しているのかもしれません。

    が,当方は前述の通り,原作版も映画版もフジテレビ版もはっきり言って視聴していないので,どこがどう変わったのか―というのがまるで判らず…。

    う~ん,困ったものだ(苦笑)。

    因みに当方,長澤まさみさんが出演しているドラマって,初めて見るんですよ。
    そういうのもあったのか,割と好意的に見ている事なのかもしれません。

    まぁ,(物忘れが酷いというか)ドジな事は遺伝するものですねぇ…と感心するところで止めておきましょうか(微笑)。 
  3. かの”名シーン”での,泉の描写

    機関銃をぶっ放し―その行為に対して「カ・イ・カ・ン…」と口にしたのが,映画版の泉。
    某特捜戦隊でも,超能力女刑事がパロディーめいた事をやっていましたが…:微笑)

    同じ様な描写で,原作版では微笑みを浮かべるというものらしいです(放送開始日の某大手新聞社による,試写記事によるもの)。

    今回は,実はそのシーンがどうなっているのかが気になって,見たくなったというのがありました…。

    で―,本作では…。

    機関銃をぶっ放しながら,涙を流している―。そういう構図になっている様です。
    その涙する行為の意味が,今後描かれることになるんでしょう。

    星泉が涙する意味とは何か―。
    当方は,それをちょっと期待しています。
  4. ”ここ”でも怪演,本田博太郎氏

    目高組と対立する浜田組組長を演じるのは,『仮面ライダーカブト』の加賀美陸役で御馴染みの,本田博太郎氏。

    というか,いつもの本田氏の(良い意味での)脱線演技を,そのままこのドラマでも堪能できた―という感じですか(微笑)。

    まぁ『カブト』の加賀美父の様に,相当な脱線話(しかも話を聞いている対象者には,何のことを言いたいのかが判らないように思われている)はしないようですが…。

    まぁ油断は禁物という事と,本田氏には「何かをやってくれそうな俳優さん」というイメージがあるので,期待して(何を?)待つことに致しましょうか。
  5. ”蘭丸”という名の小姓…?

    「それはデフォなのか…?」と思わず言いたくなるなる位の,”森蘭丸”というキャラクター。

    当然ながら織田信長は登場していませんし,何しろこの作品は時代劇ではないので…。
    多分,誰かが言い出しそうなので,当方が先に言ってしまいましょう(笑)。

    演じる森廉氏は,織田裕二氏主演のサクセスコメディードラマ『お金がない!』で,織田氏演じる主人公の末弟を演じてましたが,同作はかれこれ十年以上も前のドラマになるんですよね…。

    いやぁ,大きくなったねぇ…(しみじみ)。

    尤も,ドスでリンゴの皮むきをするくらいですから,ご主人同様に「どこかスレた所」があるような無いような…(苦笑)。
  6. 8940号室

    泉が父の貴志と暮らしていたマンションの号室。

    黒木刑事曰く「やくしまる…?」。

    元ネタは御存じ,映画版『セーラー服と機関銃』の星泉=薬師丸ひろ子さんですね。
    薬師丸さんが出演されない様なので,その代わりにという意味での使用なんでしょうか(微笑)。
  7. 父の死

    さっと見落としてしまいそうな,泉の父・貴志の死。

    単なる事故死と思いきや,実は事故に見せかけた他殺―という線があるようです。
    話を見続ける”引き”としては,まずは上手く言っている印象です。

    おおよその見当をつけると―。

    星家の窃盗事件と,大物政治家の三大寺が電話での会話での一言「見つからなかったもの」に絡むものらしいと解釈できますね。

    ただの事故死が何故他殺だと判断できたのか,何らかの情報(未確定でも可)を警察は得ているようですが,泉はその情報を知らない―ということでしょうか。

    もし,今後の展開で三大寺が関係していると判断できる材料が出てくることになると警視庁は捜査から手を引きそうですが,泉がそのことを知っても,肉親の死を突き止めるという事に比べると,どうでもいい事として解釈することになるかもしれません。
  8. 愛すべき,目高組の面々

    堅気として生きられない若頭。
    刑事だった経験を生かして,仲裁を行う元刑事。
    機械いじりや出納の記録を生かしている,元SE。
    元刑事とは違った仲裁を行っている,元暴走族ヘッド。
    露店で生き生きとした表情を見せる,元刑事の甥っ子。

    泉の父の事故死を交えて,そんな彼らとの泉の交流が,今後どうなるのか―。


キャラクター紹介篇―という意味では,割と丁寧に描いていた。
そんな感じがします。

ただこのドラマ。
聞いた所では,

  全7話(えッ)?

なんですよね…。

○主要キャスト
最後に―。

別の作品でいつもTBを頂いているBloggerさんの方でも,ドラマ感想記という形で「主要キャスト」の項目を挙げているようですが,当方としては「視聴の一助となれば」という観点で,共通の所属組織を中心にした区分けを加えて一筆しようと思います。

【主要キャスト】(俳優諸氏は敬称略で記入)

 □目高組(関係者含む)
  ・星 泉(目高組8代目組長にして,現役女子高生):長澤まさみ
  ・佐久間 真(目高組若頭):堤 真一
  ・酒井金造(目高組組員。元刑事):山本龍二
  ・西野 武(目高組組員。元システムエンジニア):田口浩正
  ・剛田英樹(目高組組員。元暴走族のヘッド):福井博章
  ・酒井健次(目高組組員。金造の甥):中尾明慶

  ・目高辰雄(先代の目高組7代目組長。故人):桂 小金治
  ・星 貴志(辰雄の甥で泉の実父。故人):橋爪 淳 

 □浜口組
  ・浜口 昇(浜口組組長):本田博太郎
  ・柴田光明(浜口組若頭):中野英雄
  ・森 蘭丸(浜口組組員。織田信長の…否,浜口組長付の小姓):森 廉

 □警視庁関係者(組織犯罪対策本部組織犯罪対策第六課)
  ・黒木幸平(警部補):小市漫太郎
  ・稲葉通男(黒木の部下の刑事):井澤 健

 □赤川学園高校関係者
  ・岩倉智男(世界史教師で泉のクラス担任):おかやまはじめ
  ・金田麗華(泉のクラスメイト):森本ゆう子
  ・常盤和子(泉のクラスメイト):井端珠里
  ・小林朱美(泉のクラスメイト):谷 亜里咲

 □その他(所属不明)
  ・1階住人(目高組が入っているビル1階の住人):杉浦双亮(360°モンキーズ)
  ・真由美(自称・貴志の恋人を名乗る謎の女):小泉今日子
  ・三大寺 一(民和党所属の衆議院議員):緒形 拳<特別出演>


ということで,次回は,”新組長になった泉,試練の時―”。

という感じのエピソードになりそうです。

では,また来週。


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