彩賀の徒然なるままに…

徒然なるままに,種々様々な事を記す控帳(TB&Comenntは表紙1番目の記事をご参照を。)

【DTB】Contract 13 「銀色の夜、心は水面に揺れることなく…」(前編)

2007-06-29 22:39:00 | アニメーション
今週の『DARKER THAN BLACK -黒の契約者-』第13話。

エンディングのキャストテロップで2番手に表示され(かつ,女性キャラクターとしては最初に名前が挙がっているのでヒロイン扱い―とも考えられる)ながら,性格上や活躍が余りなかったが為に,中々出番のなかった”銀”がメインとなる,今回(と次回)のエピソード。

”組織”に属しているメンバー(”黒”・”銀”・”猫”・”黄”)のうち,既に過去が断片的にしろ語られている”黒”と”猫”を除くと,”銀”か”黄”のどちらかになる訳ですが,”黄”は序盤から「契約者を嫌っている」言動があるために,過去に契約者がらみで何かがあったのが容易に想定ができるのに対して,”銀”のほうは全く想定ができない状態にあったのも確か(ドールになった事と盲目になった事が直接結びつくとは限らない為,二度に亘って過去を書く必要性がありうる)ですし,”黄”は描かれる事がない可能性があるにせよ,”銀”は描かれる可能性が十分にあった事もあり,今後は”黒”の過去絡みで話が進むのでしょうし,またこの作品が前作(『コードギアス 反逆のルルーシュ』)と同じ2クール製作である事から考えると,そろそろこの辺りで”黒”以外のキャラにスポットを当てるのに絶好の回なのかもしれません。

それはさておき,ドールになる前の”銀”(本名・キルシー。その当時から盲目で,ピアノをレッスンしているシーンあり)は,今の様な寡黙というより無口な性格とは異なり,いかにも子供らしい性格だった様ですが,今回の過去のシーンから「それがいつの時期なのか?」という疑問が生じる事から,おそらくは5・6年前~10年くらい前の間(※註)と見ていいのかもしれません。

※註:”銀”の過去の回想における年齢に関しての推察
Wikipediaの『DARKER THAN BLACK -黒の契約者-』の記事内にある,銀<イン>の年齢は「17歳」との事なので,そこから判断して7歳~11・2歳の間と仮定しております。

また,彼女がドールになったきっかけは,現在のシーンで飛行機事故の記事を見たときに回想した,とある墜落現場か,回想シーン内で描かれていた母親とピアノ教師のちょっとした関係に気がついたかのどちらかと当方は思います。
後者なら,ピアノ教師が彼女を探し当てた時に「故郷へ帰ろう」の問いかけを拒否したのも頷けるのかもしれませんが,いずれにしてもその理由は後編で描かれる事になるのでしょう。

今回のゲスト契約者は,観測霊を吸収する契約者(契約の対価が詩の作成という,感情を極力排除して合理的に行動する契約者としては珍しいもの)と,(過去の職業からと思われる)声を武器に超音波を発生させる契約者(声を武器にする事から考えると,前歴はオペラ歌手か。契約の対価が「煙草の咀嚼」という凄まじいもの)という,ちょっと変わった人物として登場し,中々キャラ付けが難しいゲスト契約者のキャラの印象付けに成功した感じがします。

さて,”銀”ことキルシーを探しにきたピアノ教師が依頼をしたのが,以前,とんでもない推理で視聴者を絶句(いや,爆笑が相応しいのか)の渦に巻き込んだ,ヘボ探偵(@”猫”)こと,久良沢探偵事務所というのは,何かのギャグなのかはわかりませんが,このことは逆に話の展開が予想だにしない方向に持っていく事の現れであると思っております。

ヘンな理由で「温泉」に行きたがるコスプレ助手の動機とか,相変わらず見当違い(それでも少しはマシな方か…)の探偵の推理力とか…ね(微笑)。

探偵の名前を聞いたピアノ教師がメモ帳をめくっておりましたが,そこに何が書いてあったのか―ちょっと気になっている当方です。

最新の画像もっと見る