彩賀の徒然なるままに…

徒然なるままに,種々様々な事を記す控帳(TB&Comenntは表紙1番目の記事をご参照を。)

【給与】これが「正常な査定」の結果ですか?

2007-03-29 23:10:00 | 政治/経済/地方/海外の各ニュース
給与面で正社員と非正社員の間で格差が発生しているという調査結果が厚労省から発表されたとの事。

景気回復、恩恵は正社員のみ 非正社員は月給減(朝日新聞) - goo ニュース

(記事掲載)
 ”厚生労働省が28日、06年の賃金構造基本統計調査結果を発表した。正社員の平均月給(残業代除く)は、前年比で0.1%増の31万8800円だったが、派遣労働者や契約社員などの非正社員(パート除く)は逆に0.2%減の19万1000円だったため、全体では0.1%減の30万1800円と、2年ぶりのマイナスとなった。景気回復の恩恵は非正社員に及ばず、格差が拡大している実態が浮き彫りになった。

  調査は、全国の従業員10人以上の企業約4万6000社を対象に、昨年6月分の賃金を調べた。

  非正社員でも男性は同0.7%増なのに対し、女性は同1.8%減と落ち込みが大きかった。派遣社員が半数近くを占めるとされる25~34歳の女性では月給が4%以上も減少。同省は「派遣対象業務の拡大で、比較的賃金が高い専門職種から賃金が低い一般職種に派遣される人が増えたのが一因」と分析している。

  また、全体の統計とは別に集計したパートについても、女性の時給が同0.2%減の940円と、70年の調査開始以来初めて減少。男性も同1.1%減の1057円と4年ぶりに減った。”

正社員-非正社員=12万7800円…月給格差横ばい(読売新聞) - goo ニュース

(記事掲載)
 ”派遣や契約社員などの非正社員の平均月給は、正社員の6割にとどまり、賃金差が12万7800円だったことが28日、厚生労働省の2006年賃金構造基本統計調査で分かった。

  05年調査では、賃金差は12万7100円でほぼ横ばい。戦後最長の好景気が続いているにもかかわらず、正社員と非正社員の賃金格差は改善されていなかった。

  昨年6月分の賃金について、従業員10人以上の約6万2000事業所を対象に調べたもので、約4万6000事業所から有効回答があった。

  正社員の月給は、平均31万8800円(平均40・6歳、勤続13・0年)で、非正社員は19万1000円(同43・2歳、同5・8年)。”

たとえ政府から「未曾有の好景気」とかいわれていても,所詮はこの通りでしたという事でしょうね。

はっきり言えば,好景気なら正社員どころか非正社員にもその恩恵を受けても不思議ではないんですが,そんな感じは全然ない。それどころか,現状維持がいいところで,悪くなっているのが普通なのではないでしょうか。

これをもって「ホワイトカラー・エグゼンプション」を導入したい理由付けにはしてほしくないですね。
企業が還元しているのなら,そろそろ正社員や非正社員すべてに還元してもいいのではないでしょうかね。

こんな状態が続くなら,”品質”の低下は避けられませんがね…。

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