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発信箱:精神鑑定=野沢和弘(夕刊編集部)

2007年10月22日 | スクラップ
 「どうして精神鑑定の内容をそんなに知りたがるのですか」。あきれた顔をして弁護士は尋ねた。精神鑑定とは恣意(しい)的なもので、検察官も弁護士も自らの主張を補強するために利用するのだという。司法関係者には常識なのに、なぜメディアが過熱するのか。「どの医師に依頼するかで結果は分かりますよ」というのである。

 少年審判で精神鑑定をした医師には「自我が未発達な子どもの精神鑑定にいったいどれだけの意味があるのか私には分からない」と言われた。

 さて、奈良の母子放火殺人をめぐる精神鑑定漏えい事件である。鑑定の内容を漏らした医師が逮捕された。ジャーナリズムに携わる者にとっては一大事だ。これでは報道の自由は守れないと私も思う。しかし、精神鑑定を重視しない専門家の目にはこっけいな騒動に映るのかもしれない。

 精神鑑定で被告(少年)に何らかの発達障害や人格障害があると診断されると、さも不可解な事件の原因が解明されたかのように報道するメディアがある。何か自分たちとは違う異常性を見いだすことで安堵(あんど)したい人々の短絡的な心理につけ込んでいるようで情けなくなる。

 人間の心身の特性は複雑かつ微妙なもので、たまたま鑑定医に何らかの診断名を付けられたところで、スペクトラム(連続体)の中の一つの特徴として見ないと全体像を見誤る。精神医学の知見に盲従するのではなく、成育歴や生活環境や人間関係などの社会的要因にもっと目を向けるべきだ。それがジャーナリズムに求められる専門性というものではないのだろうか。(夕刊編集部)




毎日新聞 2007年10月21日 0時07分

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