ＮＯ－５７５ 尿で癌を見つける

「おしっこ一滴」で癌がわかる
九州大学の研究チームがアメリカの科学誌
プロスワンに掲載されました
10年後の実用化を目指して頑張っています。

癌患者の呼気や尿には、特有の匂いがあって
昔から「ガン探知犬」を使っての診断方法が
研究されています。しかし、その犬を育てる
時間が掛かり普及課題が多かったようです。

そこで研究チームは「線虫Ｃエレガンス」に
着目して実験を重ねたそうです。
この線虫は犬と同程度の臭覚受容体を持ち、
好きな匂いに集まり、嫌いな匂いから逃げる
習性があり、事前の研究でガン細胞の匂いを
好むことが分かった・・との事です。
チームは健常者とガン患者合わせて250人の
「一滴の尿」検査をしたところ・・・
９６％の正解率だったそうです
血液マーカー検査の正解率２０％ですから

新聞には「線虫を使って、簡単・安全に！」
将来は１回５００円でガンの種類までわかる
「夢の識別法」と大見出し掲載でした。

あと１０年で日本の平均寿命も９０歳代
恐るべし「おしっこ一滴」・・・ですね。

では、また・・・