亢進症な生活

甲状腺機能亢進症(バセドウ病あらため甲状腺ホルモン不応症)と膠原病(SLE&シェーグレン)を併発した働き者。のんびりと♪

乳がんの検査を受ける予習…

2011-08-11 | 乳腺・乳ガン
あらためて、乳腺外科の先生に会うことになったので、乳がんの検査を少し予習しました♪
全身性エリテマトーデスや甲状腺ホルモン不応症は、長くつき合ってきたのですが、おつきあいのない病気については、あんまり知らないものですね。ふつうは何をするのか、どんなポイントを気にするのか、これから何が起こる可能性があるのか、ちょっとわかっていると、はじめましての先生に説明したり、質問したりしやすくなるかな、と思って、緊張しないためにも予習してみました。

乳がんの検査は、状態や疑われるガンの種類によっていろいろな形がありますが、大きく分けると、まずは「問診・視診・触診」→「画像診断」→「組織の診断」という形で進むみたいです。


QLife SQUAREより)

まずは、気になる症状について、どんなことがいつから起きているか、家族にガンの患者さんがいるか、自分がガンになったり検診で何か指摘されたことがあるか、生理の状況などを確認する、問診があります。
それから、左右の比較、陥没や皮膚に引きつれがないかなどを見る視診、そして、触って、しこりなどがないか、リンパに腫れがないかなどの触診です。

それから、画像で確認するマンモグラフィ検査か超音波検査です。それぞれ、得意分野があるようです。

マンモグラフィ検査は、乳房のレントゲン。アクリルの圧迫板で、片方ずつ挟み、できるだけ平らに押しつぶした状態で、縦むきと横むきの2方向で左右、合計4枚、撮影します。
マンモが得意なのは、「石灰化」したところをみつけること。乳管にガンが密集すると、真ん中のあたりの細胞に栄養が届かなくなって、壊死してくるのですが、そこにカルシウムが沈着するので、石灰化をみつけることが、乳がんをみつける目安のひとつにもなるそうです。
でも、乳管の分泌物が結晶化してカルシウムが沈着したりすることもありますし、石灰化してたらガンってことではないようです。
レントゲンでは、乳腺自体も白く映ってしまうので、乳腺が発達している40歳以下の人では、レントゲンが真っ白になってしまいって、よくわからないこともあるようで、あんまり使わないようです。

超音波検査(エコー)は、超音波をあてて返ってくるエコーで画像を見ます。しこりの大きさや形、血管のつながり具合、乳腺組織や脂肪組織とのつながり具合をみていきます。
若い人でも、乳腺の影で見えないってことにはならないので、30代くらいまではこちらが得意なんだとか。被曝しないのと痛くもないのもメリットです。

ここまで専門医がみても、やっぱり乳がんの可能性があるかも、というときには、実際に針を刺して、あやしいところの細胞を取って見て、がんの顔をしているかを確認(細胞の検査)します。
細い針で細胞を取って見る細胞診(穿刺吸引細胞診)、乳頭から液体が出ている場合はそれを検査する分泌物細胞診では、ガンっぽさによって、結果を4段階にわけます。
 (1) 正常・良性・・・まずほとんどガンじゃなさそう
 (2) 鑑別が難しい
 (3) 悪性の疑い
 (4) 悪性 ・・・がんらしい

さらに、疑わしさによって、(2)(3)の場合は、麻酔をして1-5mmくらいの太い針を刺したり、メスを使って、しっかり細胞をとって、確認(細胞診)します。針が太いので、あとが残ったりもします。健康のためだからやむをえないと思っても、おっぱいの傷って、ちょっと切ないところ。目立ちにくい腋のあたりからするような検査なんかが発達したらいいのに。

そして、これまでの、「画像診断」「組織の診断」を総合して、乳がんかどうかの確定診断になるようです。
ガンだということになると、もう少し細かく検査をすることになります。
がんではないみたいということになっても、「問診・視診・触診」の結果もあわせて、なりやすい要素が多いときには、経過観察の頻度がちょっぴり上がったりするようです。

検査をしては疑われ、さらに検査をして…というのは、とても精神的にもたいへんなこと。検査の旅に慣れっこのわたしみたいな人ならともかく、ずっと元気に暮らしてきた人にとっては、これだけの検査をつづけたら、ストレスは大きいだろうなぁと思ったりしました。
わたしでも長引けば、だんだん参ってくるかな。いい結論が早く出ますように…。


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