マスミンのピアノの小部屋

ピアニスト兼ピアノ指導者松尾益民が、ピアノや教育、世の中の出来事など日々感じることを、徒然なるままに綴ります。

ベートーヴェンに苦戦

2016-10-15 01:59:33 | コンサート
ベートーヴェンに苦戦しています。
16日のザ・シンフォニーホールで弾く27番のソナタの2楽章。
美しい曲なのにそれがなかなかうまく表現できないのですよねぇ。
たぶん、今までで一番苦労してるかも。
こんなはずじゃない…というのが正直なところですね。
派手な曲の方が弾きやすいのかもしれません。
フォルテ(強い)を鳴らすよりピアノ(弱い)の方が難しいですから。

さて、この27番のソナタが作曲されたころ、ベートーヴェンは大きな転換期を迎えていました。
ピアノ・ソナタはワルトシュタイン、熱情、告別などの大作を、交響曲も7、8番を発表した後、周囲の評価は高くなっていましたが、ベートーヴェン自身は、かつての湧き出るほどの創造力を失い、深刻なスランプ状態にありました。
さらに、聴力の喪失に加え、体力の衰え、年金の減額による経済的打撃なども加わり、発表する作品の数も少なくなっていました。
最後の大作に向かう入り口となった27番のソナタは、中期の様式とは違って、深い感慨のこめられた響き、はるかな憧憬を歌う旋律が特徴となっています。
2楽章はロンド形式になっていて、ロンド主題は極めて抒情的で美しい旋律です。
この美しい旋律を美しく弾くのにホントに苦労しています。
この27番のあと、28番から32番の後期の大作が作曲されています。

お勧めCD
スビャトスラフ・リヒテルのベートーヴェン:ピアノ&ソナタ第9番&第11番&第12番&第27番
菊地裕介氏のベートーヴェン:ピアノソナタ集 Vol.4 Ultima
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