あるストーカー被害者の方からの相談 ２

このブログをご覧の皆様、いつもご覧頂きありがとうございます。
Ｋｅｎでございます。長崎県も朝晩めっきり冷え込んで参りましたが、
皆様もお風邪など引かないように御注意下さい。

昨夜、家族で床についてそろそろ寝ようとしていると、携帯電話に着信
がありました。急いで電話に出ると、以前からストーカー問題で相談を
受けている方からの電話でした。

小声でボソボソと話す声は聞き取りづらかったですが、どうやら自宅周
辺に人が徘徊している様子との事でした。自宅裏からスリッパで歩く足音、
金属製の棒のような物がコンクリートに触れる音、ゴミ箱に接触した音など
が聞こえてきたようです。

実は以前のブログ書き込み以降、ストーカー男性は警察に逮捕され、短期間
の実刑判決を受けました。その後、その男性の出所日までに相談者は安全の
ため引越しをしていました。最近、その男性が出所したとの情報が入って
いましたので、相談者としてはかなり恐怖を感じていたのでしょう。

私は直ぐにＡＳＰとフラッシュライトを持つと車で相談者の自宅に向かい
ました。相談者の自宅近くに着くと私は自宅のかなり手前で車を止め、
フラッシュライトで死角を照射しながら、静かに自宅に近づきてゆきます。


自宅周辺・・・・「不審車両、不審者なし」


自宅正面、到着・・・・「異状なし」


駐車車両周辺・・・・・「異状なし」


時間は既に０時近かったですが、相談者の自宅には室内の照明が
すべて灯っています。これは指示通りです。相手が侵入盗などで
あれば、家人が物音に気付いて家の明かりを点灯させれば、犯行
を諦める事も多いものです。


隣家との間の狭い路地に静かに入って行きます。


角を曲がると、いよいよ人がいたという自宅裏側です。


フラッシュライトを消し、ＡＳＰと一緒に構えます。


相手が鉄パイプなど持っていても、対応出来るように・・・


１，２，３・・・・


・・・・「ザッ」（フラッシュライト照射）


勢いよく跳びだしましたが、不審者の姿は有りません。


周囲の安全確認を行いましたが、特に異状ありませんでした。
人がそこにいたという痕跡もなく、これ以上は調査不能です。


それからもしばらく自宅周辺の安全確認を継続して行ないました。
不審者が周辺に潜んで、こちらを監視している事も十分にあります。

相談者にもう一度、自宅内の窓等の施錠状態を確認してもらい、
念のため雨戸まで閉めてもらいました。

相談者は憔悴した様子でしたが、とりあえず今日は大丈夫でしょう。

また、何かあったら連絡をもらえるようにお伝えして、以前、購入さ
れた催涙スプレーを身近に置いておくようにお話し、相談者の自宅を
後にしました。

何はともあれ何事もなく良かったと思いました。自宅に帰り床に付くと、
先ほどの緊張感のせいか心地よい眠気が襲ってきました。子供の寝顔を
見ながら、自分もゆっくりと深い眠りにつきました。

これらの活動も広い意味では防犯ボランティアグループの活動の１つだと
私は認識しています。
我々の存在で少しでも皆さんが「安全を実感し安心される」のであれば、それは
素晴らしいことだと思います。



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