F log
自由度の高いレイルシステムをいいことに、あれやこれやとアクセサリーをつけまくっているプライマリーウェポンの SR-16 です。
というか既にシンプルな KNIGHT'S のイメージはどこかにすっ飛んでますなw
今回俎上に載ったのは基本的な照準器としてのアイアンサイトです。
タクティカルな M4 系では Aimpoint や EO-Tech 等のドットサイト、Trijicon 等の低倍率スコープが主流ですね。
とはいえ光学照準器は故障の危険が常につきまといます。
サバゲーだったらあらら、で済みますが命がかかった現場では洒落になりません。
当然、バックアップとしてのアイアンサイトは必須となります。
RICOH GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
トップ写真もそうですが、VFC の SR-16 にオリジナルでついていたナイツ仕様のリアサイトです。
RICOH GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
F 個人的に大不評の URX 2 レイルの可倒式フロントサイトです。
このふたつがウチにやってきた時のアイアンサイトだったわけです。
これから実物、レプリカ取り混ぜた暴走が始まります。
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まずは当初かぶれていたマグプル製の MBUS です。
RICOH GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
収納状態。
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屹立状態。
RICOH GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
背面から。
押しピン跡、パーティングライン、バリを見てもわかるように、樹脂製のチープシックな質感です。
もっとも必要にして充分な要件は満たしていると思いますが。
収納時は低姿勢ですが、屹立時の姿が美しくないのでイマイチ好みじゃありませんでした。
こういうのって実際に自分の銃に取り付けてみないとわからないものなんですよ。
RICOH GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
お次はスローレバーマウントで昔の F の憧れだった A.R.M.S. 製の TOUGH COMBAT POLYMER SIGHT です。
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収納状態。
RICOH GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
屹立状態。
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背面から。
エッジの立ったかっこいいデザインですが、フロントサイトの位置がレバーの関係で後ろになってしまうのが気に入りませんでした。
RICOH GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
大本命、トロイの フォールディング・バトルサイト です。
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屹立状態。
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背面から。
オール金属製でたいへんしっかりとした造りです。
サイドのボタンを押しながら手動で操作する ( 前 2 サイトのようにバネの力で立ち上がらない ) のですからワンテンポ遅れますが信頼性はピカイチですね。
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フロント先端に TLR-1s を載せ、フォールディング・バトルサイトと組み合わせた例です。
スッキリしていますね。
ただこれで終わらないのが暴走たる所以でして…
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突然登場、ダニエルディフェンスです。
RICOH GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
ダニエルディフェンスのレプリカ、固定サイトフロント、リアのペアです。
固定のアイアンサイトとドットサイトの組み合わせは以前から目にしていましたが、決して使いやすそうには見えませんでした。
それが覆ったのは、なんと F 嫁がらみですw
このイケメンは REDBACK ONE COMBAT TRAINING SYSTEMS 主催、Jason Falla ( ジェイソン・ファラ ) 先生です。
ファラ先生は元オーストラリア SAS に所属、その後ブラックウォーター社等で活躍し、現在は自身のトレーニングスクールを持っています。
数多いタクティカル・インストラクターの中で F 嫁がお気に入りなのがこのファラ先生 なのです。( クラウドに専用写真フォルダあり )
ま、コスタ先生より間違いなくイイ男ですねw
そのファラ先生曰く、「 フォールディング・バックアップサイトは故障、破損の可能性があるので使用しない 」
なるほど固定アイアンサイトとドットサイトを常に併用するってわけですね。
で、手っ取り早くダニエルディフェンスのレプリカを購入してみたんです。
ミーハーで安直ですねぇ。
固定アイアンサイトとドットサイトの関係は、このラルーからお借りした画像で。
個人的には左の方がしっくり来るんですが、右のハイマウントの方が視界は開けますね。
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ダニエルディフェンスタイプの固定アイアンサイトを取り付けた例です。
意外とスッキリしてますね。
フロントサイトは M16 から続く伝統の形がモチーフとなっています。
ただこのレプリカ、リアサイトは左右調整のみでエレベーションはフロントサイトの役目なんですが、ガッチリ固着しちゃって動かないんですよ。
なのでサイトの調整がまったく出来ない状態でした。
ライトをクリアするためにも、もっと大胆にポストを上げたかったんですが。
安いレプリカはたまにこんなことがありますね。
それで肝心の発言主、ファラ先生は何のサイトをご使用かというと…
LMT ( Lewis Machine & Tool Company ) の固定アイアンサイト、フロント・リアのセットです。
ルイス マシーン & ツール っていい名前の会社ですよね。
フロントサイトは肉抜きでよりオリジナル M16 / M4 のそれに近いイメージになっています。
リアサイトはいわゆるキャリハン後端を切り取った形ですよね。
丈夫といえばこれ以上ガッチリしたアイアンサイトは無いでしょう。
そういえばファラ先生、超コンサバなお方でセイフティ、マガジンキャッチ、ボルトリリースの三大アンビをまったく信用してません。
ストレスのかかった状態では通常通りの右マガジンキャッチ、左セイフティ&ボルトリリースの方が混乱がない‥と。
そういえば Aimpoint T1 のマウントも流行りのレバーじゃなくて純正ですものね。
徹底してるわ。
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というわけで探しました、LMT リアサイトの実物です。
旋盤の跡がカッチョイイです。
本当にがっしりしていて多少ぶつけてもビクともしませんね。
F 嫁には 「 ファラ先生と同じサイトにしたもんね~ 」 と事後報告しておきましたw
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残念ながらフロントサイトは実物が入手出来ず、レプリカになってしまいました。
オリジナル M4 のサイトを生かしてリアだけ導入するケースが多いせいか、フロントサイトは品薄ですね。
よく出来たレプリカですが、LMT の刻印が実物に比べて細く浅いです。
リアサイトも同様ですが巨大な取り付けネジは操作しやすいですし、フロントに関してこのネジが素晴らしい左手のサムレストになるんです。
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さぁ取り付けてみました。
すでにナイツでも SR-16 でもなんでもなくなっているように思うのは F ひとりではありますまいw
でも個人的に気に入ってます。
ただこの期に及んでまだ問題が発生です。
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アイアンサイト、ドットサイトの高さを比較した画像です。
サイトは問題ないのですが、フロントサイト前に装着した TLR-1s 、特にベゼル部分が高すぎてフロントポストに悪影響を与えてます。
要するにライトがフロントサイトの視界を邪魔しているんです。
もっとロープロファイルな低姿勢のタクティカルライトに交換しなければならないということです。
ということは…
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プライマリーウェポン編、次回完結 です。