シチリア遊覧飛行

F log














極寒の東部戦線 でひどい目にあって、やはり気候が良いところがいいとイタリア戦線にやって来た。

リハピリも兼ねてしばらくのんびりしたいので風光明媚な景勝地で遊覧飛行と洒落込むことにする。




おっとこれでは何のことやらわかりませんな。

PC ゲームの WINGS of PREY のことだ。　　

息抜きに飛ばすのだが、余計にストレスを貯めているという指摘もある（笑


















さて最近蛇の目ばかりだったので久しぶりにメッサーに乗るか、と大好きな G10 ( 長い尾輪がキュートでしょ？ ) を

飛ばしてみてふと気づいた。




ここはイタリアじゃないか!!


















というわけで マッキ M.C.202 フォルゴーレ ( 稲妻 ) がこの日の愛機となった。

そうだよな、そもそもイタ車乗りならイタ機だろう（笑




見えているのはシチリア島の活火山 エトナ山 である。

機の進行方向がカターニャ。　その先がイタリア半島となる。





そうそう、トップ写真は光線の加減でいちばん実機っぽく見えたスクリーンショットにしてみた。





















ちょっとガスっているが視界は良好。

のんびりと遊覧飛行を楽しむ。


　

フォルゴーレは DB601 を積んでいるのでメッサーとは兄弟分とも言える。

そういえば飛燕にも雰囲気が似ているよね。

しかしロングノーズ、コクピットから垂直尾翼へのラインなど、まるでイタリアンスポーツカーのよう。

そういう言い方が許されるのなら “ エロい ”




















独特の迷彩がおもしろい。

いやしかし戦場だということを忘れるのどかさだねぇ。

後方に見える川は地図で確認するとシメト川かもしれない。


















このままイタリアで待ってるマンマのところまで行っちゃおうかしらｗ…などと戦線離脱の誘惑が芽生えたが、非情にも「 ( 戦場に ) 戻れ 」 との指令。

泣く泣くエトナ山上空で引き返す。


















低空をのんびり帰投する途中、3 時方向の川沿いに複数の黒煙を視認。　なにやらキナ臭い雰囲気が漂う。



















スルーしたかったがそうもいかず、確認のため右旋回。

翼下にはイタリア空軍の旧ラウンデル。



















どうやらトラックの車列 ( 想像 ) が襲撃されたようだ。


















周囲を探索しようと高度を取ったら、いきなり 2 機の敵機に襲われた。

あら～結局こういうことになっちゃうのね。




















旋回しながらお互いの尻を激しく取り合う “ ドッグファイト ” を繰り広げつつ視認した敵は ハリケーン だった。

そういえばフォルゴーレはプロペラの回転トルクを打ち消すため、左翼が 20cm ほど長いそうだがこれなどそのように見えなくもない。





















ハリケーンの多連装機銃に苦戦しながらも 1 機を仕留め…

















もう 1 機にも手傷を負わせる。


















長い煙の帯を引きながら地中海方向へ逃走する敵機を追う。　こうなると追跡は楽。





















一回ダイブしてバックミラーに映らんように下方から、さらに敵機の出す煙にまぎれて接近する。

数秒後にはスコアをもう一機追加した。





























観光飛行のつもりが結局ドンパチやってしまったが、この日は運良くイタリアの空を守れた。




まぁフォルゴーレにしろスピットにしろメッサーにしろ、ウチの PC 内で飛んでいる名機たちはスタンドアローンの蛙である。

マルチプレイという大海を知らずに小さな世界で完結している。

オンラインして世界中の猛者に秒殺されるよりは精神衛生上いいだろう。

さて次はどこの空を飛ぼうか。