F & F嫁の “FFree World”

※PCでの閲覧を前提とした構成です。文字サイズは「大」推奨です 

F 嫁失神 !? バレエフェス 2

2006年07月30日 | Ballet
 
F log







3年に1回の世界バレエフェスティバル。

土曜日にウチが観る 4 公演のトップで 「 ドン・キホーテ 」 を上野まで行きました。

主目的はF嫁が大ファンであるABTのプリンシパル、ホセ・マニュエル・カレーニョです。




特別全幕プロはこの 「 ドン・キホーテ 」 とコジョカル&ルグリの 「 ジゼル 」 を申し込みましたが、

両日とも桁外れに倍率が高く、取れた座席は遥か上空。








4階の右端ですね。舞台の上手は残念ながら少し見えません。あいかわらず酸素も薄いし(笑

画面左端、1階のおじさんが立っている前に補助席が 6 席設けられています。

通常、ここは関係者席なのですが、席に落ち着いてしばらくしているとその真ん中に

男女が腰を降ろしました。





さて誰だろ?と双眼鏡を覗くと・・・なななんと、コジョカルちゃん&コボー!!

同じロイヤルバレエのタマラの舞台を観にきたのでしょう。

1 幕だけでいなくなってしまいましたが、ジロジロ見ていたから居心地が悪かったかなぁ




さて、ガラなどで部分は観たことはありますが、タマラとホセの全幕を観るのは初めて。

いきなりドン・キホーテの自室にキトリとバジルがいて仰天。拍手のタイミングを逸しました。

どこかの公演でも最初から主役ふたりが登場するのがありましたが、思い出せません。




生舞台や映像作品などで飽きるほどみたドン・キですが、えらく新鮮に写りました。

とにかく主役のふたりは素晴らしい。

タマラは跳躍こそやや不得手なものの、豊かな表情と圧倒的な回転技。

得意のバランス芸もふんだんに見せてくれました。




ホセはバリシニコフ、コレーラなどのすごい勢いで跳んで回って、という技術誇示系な

バジルではなくあくまで優雅。ピルエットも軸がまったくブレず、ゆっくりゆっくり

減速していきここぞというところでピタリと決まる。じつに気持ちいいですね。

その優雅さがマイナスになるのではと危惧していましたが、とんでもない。

包容力のある大人なバジルでした。 F 嫁はもううっとり。

ホセとキトリの友人ふたりのヴァリエーションでは、興奮のあまり呼吸が荒くなってました。









トータルとして舞台が成功だったと思えたのは、主役のふたりと東京バレエ団の間に

体格差が少なかったことではないでしょうか。

新国にザハロワ&ウヴァーロフがゲストで踊ったときは、体のつくりの差に呆然とした

ものでした。ホセもおそらく 180 cmあるかないかだし、タマラもそれにバランスがとれた体躯。

エスパーダの高岸さんが高身長ですからバランスは良かったですね。

東バのコール・ドもとてもきれいでした。 F 嫁は友人役の小出さんがお気に入り。

私はといえば、あいかわらず1幕でウジャウジャいる踊らない子供が目につきます。

DVDでもそうだったが、段上で友達同士じゃれ合っているかのような無軌道ぶりが気になる。

ホントにあれだけ子供が必要なのか?????






タマラもホセもほんとうに回転が上手い。上空から観ていますので良くわかりました。

タマラはダブルが当たり前だし、ホセの 「 世界一のピルエット 」 も堪能しました。

グラン・パ・ド・ドゥは期待通り。個々のヴァリもコーダも素晴らしい。

とにかく主役ふたりの魅力にノックダウンの我々夫婦でした。





















さて、全日本ブラボー隊の皆さまと一緒に心の中で叫びつつ、カーテンコール終了。

私は F 嫁が当然楽屋出口でホセにサインをもらうと思ってましたからそちらへ向かうと、

「 やっぱりいいよ~ 」 とかいってめずらしく弱気になっています。

ハハ~ン、これは私でいうところの 「 コジョカル症候群 」 ですな。

いわゆる好きな人の前に行くと、とたんにハヤハヤになっちゃうご病気です




強引に引っ張っていき柵の横に並ばせてプログラムの頁に印をつけサインペンを持たせて

はい準備完了。その間、F 嫁は挙動不審でやはりハヤハヤ。

少しはロンドンでの私の気持ちがわかったかな・・・ガハハハハ。




東バの方々がたくさん出てきますが、主役はまだまだ来ません。

それにしても皆さん細いです。ホントに細いです。

よくそんなジーンズが売ってますねぇ、というくらい細いです。




待つこと 1 時間半。

やっとタマラとホセがやってきました。(トップ写真)

ずらっと並んだファンににこやかに近づき、次々とサイン&写真に応じていきます。

すでに暗くなってしまい、やむを得ずフラッシュを準備。

F嫁はと見るとあいもかわらず焦点が定まってません。




まずタマラ・ロホがやってきました。

ちょっと待って・・・・あれ?舞台で見るよりだんぜん細くて華奢です。

オマケに 「 超 」 のつく美人。あの舞台のあとこの距離では・・・ちょっとファンになったかも









なんとなくもっと怖いイメージを持っていたのですが、とてもにこやかで穏やかでした。

大きな瞳で見つめられて F 嫁もう言葉が出ません。

大丈夫か? ホセがもう2m先に来ているというのに・・・









キタ------!!!! パンフレットにサインをしてもらう F 嫁。

撮っている私の耳に、ファンタスティックだのパーフェクトだの単語が聞こえてきますが、

本人もなにを口走っているのかわかっていないようです。










サインが終わるとカメラを構えている私のほうを向いてニッコリ。

褐色の肌とこの微笑みにやられるんでしょうな。数多の女性は。

「 サンキュー 」 とお礼を言うと 「 ユーアーウェルカム 」 と答えてくれます。

ナイスガイだ、ホセ!

同性の私からは 「 世界一白いTシャツが似合う男 」 の称号を進呈します。

おふたりともお疲れのところありがとうございました。














このときのサインは後日額装して F 嫁の部屋に…















いつもの通りすっかりミーハー路線になってしまいましたが、素晴らしい舞台だったのは

間違いなく、その余韻とともに世界バレエフェスティバル月間を乗り切りたいと思います。

この後フラフラで目がになったまま 「ホセ~ホセ~」 とつぶやき続ける F 嫁を引きずって

家路につきました。






オチは夢うつつの F 嫁が上野駅のホームで本日の配役表を線路に落っことし、駅員さんに

マジックハンドで取ってもらったことです。あ~恥ずかし。

「 ○○症候群 」 は私だけではないとわかって安心した一夜でした。

次は 8/3(木)の A プロです。













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6 コメント

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素晴らしい土曜日! (genova1991)
2006-07-30 09:33:20
ああ~

上野のお帰りって、このことだったのですね。素晴らしいバレエをご覧になってサインももらえて、素敵な写真も撮れて、言うことなしの土曜日でしたね。羨ましい~~
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Unknown (チェリン)
2006-07-30 16:34:20
これからしばらくバレエ三昧な日々が続くとの事。

楽しみで楽しくて仕方がないのでしょうね~!

サマラさん、ほんとにキレイ。

>世界一白いTシャツが似合う男

そこかい!?と思ったけど、確かにそうかも(笑)

>マジックハンドで取ってもらった

すごくしっかりしている方なのに、こういうところがたまにお茶目さんなんですよね、お嫁様は。そんなところがだんな様としても可愛くて仕方ないわけでしょ?コノコノォ(^^)
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よかったですね! (すとれっち嫁)
2006-07-30 20:18:46
すばらしい舞台でよかったですね。席に関してはちょっとのようですけど‥。



>待つこと1時間半

待った甲斐がありましたね。配役表も無事で。
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日本に生まれて (F)
2006-07-31 00:39:59
genovaさん、こんばんわ。



じつは日曜も別のバレエでずっと出かけてまして、ご返事が遅くなりました。



蒸し暑い日本とはいえ、全世界からトップダンサーがやってきて、ニコニコしながらサインしてくれるのですから日本に生まれて良かったということになります。

もっともサインをもらって写真に収めるにはそれなりの忍耐と努力が必要となりますが、好きなものですから苦になりません

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サじゃなくてタね  ()
2006-07-31 00:52:31
チェリンちゃん、こんばんわ。



財布の中身にチラとでも考えが至らなけりゃ心底楽しいのですがねぇ



タマラはねぇ、ホント素敵でびっくりしました。

彼女、決してガリガリの細型ではないのですが、その分女っぽいし、表情で演技できるので大人のダンサーという感じです。



ホセは同性からみてもカッコイイですよ。

フラッシュ焚いているから薄く写ってますが、ホントはもっと褐色の肌で白いシャツが良く似合ってました。

さすがキューバの王子



F嫁はボーとしてて大変でしたね。

ちょうど私がロンドンで同じ状態になり、さんざんからかわれましたが、これでおあいこということで

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上野は熱かった (F)
2006-07-31 00:56:39
すとれっちお嫁さま、こんばんわ。



席は遠くても双眼鏡があるからよいのですが、上手が見切れているのが残念でした。

ダンサーが右側に移動すると、前の席の人が身を乗り出すのでまったく見えなくなります。

よほど「上手側は諦めな・・」と言ってやりたかったのですが。



出待ちの時間は平均1時間ですからやや長かったですね。

(珍しく)弱気になるF嫁をなだめてすかして大変でしたわ、ホホホ。







生涯初マジックハンドでした。

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