F log
F 嫁が参加させていただいたハフラ のクライマックスで盛り上がっている頃、コソーリと抜けだした F は
新勝寺の参道を戻り駅近くの鶴亀堂へ。
蕎麦と酒の店 「 鶴亀堂 」 については、2008 年に一度書いている。
カウンター 9 席だけの小さなお店だが居心地が良いし、マスターの I さんとは旧知の仲。 成田ついでで久しぶりの訪問となった。
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参道でよく見かける蔵風の店構え。 まだ明るい 18 時頃、これから 「 チャド 」 に向かう時の写真だ。
いただいた名刺にもそうなっていたが、現在は 蕎麦切り 鶴亀堂 というらしい。
ちょうどこの日は高校野球千葉県予選の決勝戦だった。 マリンスタジアムで行われた決戦に勝利したのは成田高校。
京成線成田駅では千葉日報が号外を配っているし、朝日新聞も抜け目なくポスター掲示でお祝いムード。
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マスターとしばらくぶりの御挨拶をしてカウンターに落ち着く。 美味しいお酒と焼酎が揃う鶴亀堂だが、この日は日本酒の気分だった。
特別純米二種でどちらにするか迷っていると、マスターがお猪口に少し試飲させてくれた。 ( 写真はひと口飲んだ後 )
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結果、選んだのは 妙の華 ( 三重県 ) 女性杜氏が作るお酒だ。
あ、半分写っているエプロン姿はマスターの I さん。 ちなみに男前の独身 ( 笑 )
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最初のあては、以前にも頼んだ 辛味大根のなめこおろし ヌメリをまとった辛味大根が美味しいね。
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ぬか漬け はもう終りで、最後に残った古漬けをサービスしてもらった。 日本酒にはこれくらいの古漬けが合う。
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「 鶴亀堂 」 の BGM はジャズ。 ピアノトリオを奏でるサイバーなプレイヤーの下には名著が…
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二合目は 早瀬浦 生原酒 ( 福井県 ) にした。
マスター曰く、「 濃厚だけれどフルーティーなお酒。まるで熟したメロンの “ 種 ” のような… 」
メロンの種?? と一瞬不思議に思ったが、かなり色の濃いお酒を飲んでみれば納得。 「 あ、種だわ 」 そして旨い。
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濃いお酒に負けない肴は 名物きつねわさび だ。 ホントに何気ない一品なのだが絶妙に合う。
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名著をパラパラめくりながら、マスターとジャズ談義。 たまたまパッと開いたところを撮ったが、ちょっとメジャー過ぎて気恥ずかしい ( 笑
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三合目となる早瀬浦お替り ( かなりお気に入り ) と同時に、これまた定番の 焼き味噌 を頼む。
合う‥という意味では最強かも。 ちょびっと味噌をなめ、グイッとお酒を流す。 まったくもってエンドレスだ。
懐かしい昔話に花が咲いていたが、気づけばラストオーダーの 21 時を回ってしまった。
ダンスタイムが盛り上がっているのか、F 嫁はなかなかやって来ない。 駅へと帰る道なので忘れることはないだろうが。
そうこうしているうちに 21 時半過ぎ。 マスターは時間は気にしないでと言ってくれたが、さすがに悪いなぁと思っていたら…
暖簾の下にベビーカーが見えたと思ったら、勢いよく扉が開いて 「 I さん居る~?? 」 との声。
先程まで踊っていた ZINA さんだった。 前回の記事 の主役である ( 笑 )
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子連れで飲むわけにも行かず、ZINA さんは挨拶だけで元気よく手を振って去っていった。
その後しばらくしてから、 F 嫁が、Shaki さん、saqura さんとともにやって来た。 おふたりはそのまま駅へ、F 嫁はカウンターに座る。
残りの早瀬浦をシェアして、やっと締めの蕎麦へ。
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まず F は 更科 から。
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色白美人の更科。 喉越し最高。
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F 嫁と F の二枚目は 盛り蕎麦
蕎麦についてはまったく門外漢だが、鶴亀堂の蕎麦は美味しい。
そして蕎麦つゆの甘辛のバランスがたいへん好みだ。 蕎麦湯も美味しくいただいた。
けっしてお洒落な店ではないし、あても定番の最小限である。 しかしお酒も含めてどれもが美味しいのだ。
以前は日曜は定休日だった。
最近は月曜を定休にして、土日は昼から 21 時まで。 平日は夜のみで 25 時半までいうシフトだ。
蕎麦をサッと手繰ってパッと帰る昼間のお客さんは爽やかでイイとマスターは笑う。
とはいえ 「 蕎麦と酒の店 」 としての真骨頂はやはり夜であろう。
成田山新勝寺の参道に鶴亀堂を開いて数年。
すっかり地元にも馴染み、前の店 ( 非蕎麦屋 ) からの常連さんも学生から社会人へとなって通ってくる。
美味しい物を気取らずに食べさせてくれる I さんの人柄であろう。
また機会を見つけて 「 電車で 」 訪れたい店である。