F log
大石先生の新刊を買いに行った文教堂で、うっかり「世界の艦船」を手に取る。特集は、
米次期DDG「ズムウォルト」級を解剖する
兵器に機能美を感じるのはミリヲタだけではないと信じる。
しかしこの子供にも描けるような外観はどうだ。
航空ファンを立ち読みすれば、特集はラプターだし・・・
やはりステルスはロマンが無いな。 ミノフスキー粒子の開発はまだか(笑)
21世紀になって衝角(笑)を見られるとは思わなかった。
だいたい前甲板立ち入り禁止じゃ答舷礼はどうするんだろう?
なまじ前任のスプルーアンス級が軍艦軍艦したごついデザインだから余計にそう感じる。
ま、アーセナル・シップは論外だが、乾舷があるだけDD-21よりマシか
DD(X) メーカーHP 1/4モデルは必見。
上記HPをご覧いただければわかるが、開発メーカーを列挙すると、レイセオン、BEAはともかく、
ノースロップ/グラマン、ジェネラル・ダイナミックス、ロッキード/マーチンって・・・
飛ぶのか? 新型DDGは (爆)
ふざけてばかりではなんだ。
特集記事を読んでいくと、いやなかなか興味深いフネであると思った。
というのは最近の戦闘艦には珍しく、CIWS以外の砲熕兵装が充実しているのだ。
2枚目の写真に見える前甲板の2つの構造物は、このように砲身まで隠した砲塔だった。
ステルス対策も極わまれりだ。
76mmもしくは128mmの単装砲を装備することが多い近年の戦闘艦だが、このDD(X)は、
62口径の155mm砲を2門装備している。
先進砲システム( AGS:Advanced Gun System )と呼ばれるこの砲は、英国BEAシステムズ製だ。
先進の砲からは当然、先進の砲弾が飛び出すわけだ。
これは長距離対地攻撃砲弾( LRLAP:Long Range Land Attack Projectile )と呼ばれる誘導砲弾だ。
尾部から8枚、先端部から4枚のフィンを展開し、慣性/GPSで誘導されるロケット・モーター推進の
この砲弾、射程はなんと154km(CEP20~50m)という!! もちろん通常砲弾も搭載する。
ミサイル全盛時代とはいえ、まだまだコストの面では大砲に分がある。
そうそうヘリ格納庫上の2つの突起物も、砲身を隠した57mm砲だそうだ。
CIWS用途にしては大き過ぎるか? どうやら近距離の水上目標(高速艇など)用らしい。
つまりDD(X)は砲を4門も搭載した近年稀に見る重砲装艦といえよう。(ソブレメンヌイはもう古いよね)
じゃあシースキマーに対抗するのは??
おっとトップ写真で迎撃しとるやないの。VLSから射出されたシースパローだって。
ただのシースパローじゃない「発展型」だそうだ。
合計80セルもあるVLS。ESSMと呼ばれるそいつは1セルに4発収納が可能だそうだ。
オール電化じゃないが、DD(X)の特徴はガスタービンで発電する豊富な電力にあるらしいが
正直なところ難しくてよく分からない(笑)
ただ開発は難航しているらしく、いわゆるプロペラスクリューも含めて推進器がどうなるかは流動的だと。
それから開発中の大量の電気を消費するレールガン(電磁レール砲)の採用も見込まれているらしい。
機能美の話からいつものごとく、ズレまくって大砲の話になった。
ま、これはこれで機能の塊なのだろうが、美しいかどうかは個人のシュミだ。
おまけ
いろいろ調べていたら面白いものを見つけた。
ドイツ海軍の124型ミサイル・フリゲイト「ザクセン」級の後継、125型の砲熕兵装だ。
なんでも陸軍の装備と可能な限り共通化を図り、コストを抑えるということで主砲は・・・
!!!!!
おったまげ~ PzH2000の砲塔じゃないか。
写真は124型のハンブルグに試験的に搭載されたもの。そのまんまの迷彩が笑える。
MLRSも載せるらしいが、どんな状況で使うのか? 対地攻撃?
まんまWWⅡの上陸前のロケット攻撃が再現されるのか・・・
艦載砲の大口径化はここでも実証された形だ。
あ、スモーク・ディスチャージャーは外しといてね。たぶん必要ないから
ただあまりにも現実感が湧かなくてすぐ棚に返したんですよねぇ・・・
こういうことを書いてたわけでしたか。
でもこの絵を見てると横波で転覆してしまいそうなのは気のせいでしょうか?
それと最後の写真笑いました。
ドイツ人らしいようなそうでないような複雑な構図ですね。
とりあえずあれ以上大事にならなくて良かったです
私も自戒したいと思います。
仰るとおり、思いっきりトップヘヴィーに見えますね。
転覆も心配ですが、前甲板は波で洗われっぱなしのような気がします。
衝角の凌波性が悪くてバウが延びていったのに・・・
自走砲の砲塔を載せてしまえ、というのは一見合理的で単純に聞こえますが、海と陸のセクショナリズムを考えると奇跡のような話ですね。
それだけ軍に与えられる環境が厳しくなっているということでしょうか。
にしても、ステルスは色気がないですねぇ。
プラモに手を出す気も起こりやしない。
でも一隻くらいは、手を出すかも。(笑)
ウォーターラインシリーズはどうなるんでしょう?
嗚呼、想像ばかり膨らむ・・・。
最近はミリタリに分ける配分が段々少なくなってきている気がします・・・・・・
だって精々FPSとフライトシムで敵やっつける程度ですしw
たまには本を買って熟読しよーかななんて思ってます^^
でもそれやっちゃうと車のガス代がorz
追伸:最後のPzHには吹きましたwwww
ドイツの懐事情もやばいんですかねぇ・・・
せめて迷彩くらい消そうよ?て思いますわ苦笑
私も最初に見たときはこんなのはどうでしょう?的な合成かと思いましたが、ドイツ人はマジでした(笑)
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/8c/4522114c64b1ef9779a63d7bd2805957.jpg
翻訳マシンで心もとないのですが、どうやら塩害で問題が生じているらしいです。
そりゃそうですよね。砂埃対策はされていても、潮風やましてや波浪が直接かぶさるなんてことは想定外でしょうから
これほど模型映えのしない艦船も珍しいですね。
現在の戦闘艦はロービジですから、塗装のメリハリもないですし・・・
WL化されたら、史上もっとも部品数の少ないキットになるでしょう
新型ミサイル駆逐艦の記事なのに、皆さまPzHに受けていただいたようで。
↑hirorinさんの仰るとおり、外して車体に戻したのかな。
迷彩を消さなかったのは海軍の意地だとおもいます
砲熕兵装をイタリアに牛耳られ、面白くなかったんでしょうか。
こうなったら各国ともMBTやら自走砲の砲塔乗っけたらおもろいですね。
これならF22と組んだら宇宙人が攻めてきても大丈夫そう。
しかし海軍の伝統を感じさせない。艦ですねぇ。
それにくらべて英海軍の45型駆逐艦の美しいことよ。
たしかに未来的ではありますが、仰るとおり海軍の潮気を感じられませんね。
私は電磁砲までは許容範囲ですが、レーザーが主兵装になったら、もう現代の軍艦には興味なくなるでしょう。
45型もかなりモダーンなつくりですが、ズムウォルトに比べるとかなり保守的ですね。
私もそちらの方が好きですし、遡れるのなら42型のほうがより