アホ・ソパ

　
F log











木曜日。

F は仕事でしたが F 嫁はお休みでした。

帰宅し玄関を開けると強烈なニンニク臭が襲いかかります。

どうやら F 嫁が何か仕込んでいる模様です。




あらあら、テーブルの上にはワインなぞ用意され呑む気満々でもあるようです。

というわけですぐに自宅居酒屋状態になりました。

言うなれば 「 洋風居酒屋 F 嫁亭 」 です。

本来は料理人が書くべきですが、ワインをしこたま飲んで無理そうなので食べ人が代筆です。

















GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO



最初の皿は 鶏レバーのサラダ でした。




















GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO



緑の下にはカリッと焼かれた鶏レバーがゴンロゴンロと入っていました。

これにオニオンのドレッシングをかけて食べます。

うむむ、これは旨い。

焼き加減も絶妙です。





















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F 嫁がいつものスーパーのワイン棚からラベ買いしたのは豪州のワイン。

スクリューキャップの気楽な赤です。

あらら三脚と撮影人が写ってしまってますな。

おまけにまだ日のあるうちからおっぱじめたことがバレてしまいました。

それにしてもレバーサラダとワインの相性はバッチリです。






















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オレンジの鮮やかな一品は ニンジンとツナと卵炒め です。

これは母上からの直伝である F 嫁の定番料理でとても美味しいです。

ニンジンとツナ缶、卵を塩味で炒めたシンプルな沖縄料理だといいます。

ニンジン嫌いな方にも絶対にイケると思うのですがどうでしょう。




















GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO



箸休めは色鮮やかな オリーブ でした。





















GXR / GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO



さてこの日のメインともいうべき皿は にんにくとパンのスープ　スペイン風 といいます。

なるほど先程のにんにく臭の正体はこれだったのね。

F 嫁が買った料理本に載っていた一品で、パンの名店 ベッカライ徳多朗 の奥様 徳永久美子さんのレシピです。

以下、レシピより引用。




　　スペインで 「 アホ ( にんにく ) ・ソパ 」 と呼ばれるポピュラーなスープです。
　　
　　にんにくの香ばしさやコクをたっぷり吸ったパンのおいしさは格別。体が芯から温まります。
　　
　　最後に落とした卵をくずしながら、パンに絡ませて食べれば、ボリューム満点。

　


　　ベーコン ( かたまり ) － 50g

　　にんにく － 4 かけ

　　卵 － 2 ～ 3 個

　　パン － 適量

　　パプリカパウダー － 大さじ 1

　　オリーブ油 － 大さじ 2 ～ 3

　　塩 － 適量　

　　水 － カップ 2 　　






どうです？

説明を聞いただけで美味しそうでしょう。

( ググッてみると 「 ソパ・デ・アホ 」 というヒットが多かったものの、書籍の記載を尊重しています )




バゲットは数日経過して硬くなったものが良いとされています。

このときは昨年、近所のパン屋で購入したバゲットを冷凍保存していものを使ったようです。

パン屋の奥様が推すだけあって、食材の旨味を吸収したバゲットの存在感は凄いです。

ただし吸い過ぎてスープの水分が少なくなってしまいましたが。



























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にんにくとベーコンの旨み、パプリカパウダーが独特の風味を加えます。

バケットはそれらを存分に吸収しています。

卵をくずしたトロットロのバゲットをハフハフはながらスプーンでひと口。

う～ん…

アホ・ソパ旨過ぎです。

ワインが止まりません。










とくに何の記念日でもなくごくありふれた一日でしたが、F 嫁の気合が入っていたため、美味しい料理にありつけました。

レシピを参照した書籍は他にも旨そうな皿が目白押しです。

第 2 段、第 3 段も期待したいところです ( 笑 )