国際情勢の分析と予測

地政学・歴史・地理・経済などの切り口から国際情勢を分析・予測

12/1-15のアジア大会(ドーハ)、1/28-2/4の冬季アジア大会(長春)と朝鮮半島の動向

2006年11月28日 | 韓国・北朝鮮
●韓国と北朝鮮、合同で入場行進へ アジア大会 2006年11月28日02時31分 朝日新聞

 韓国オリンピック委員会は27日、来月1日に開幕するドーハ・アジア大会の開閉会式で南北朝鮮選手団が合同で入場行進しよう、という北朝鮮側の提案を受け入れることにしたと明らかにした。同委員会は北朝鮮の核実験後の国内と国際社会の動向を含めて検討を続けていたが、「スポーツと政治は別だ」(同委員会)として受け入れを決めた。

 北朝鮮オリンピック委員会は10日、ドーハ大会での合同入場と、08年北京五輪での南北単一チームを構成する問題を話し合う南北体育会談の開催を打診していた。国際総合スポーツ大会での南北合同入場は00年のシドニー五輪以来、今回で8回目。
http://www.asahi.com/sports/spo/TKY200611270414.html





●アジア大会南北同時行進:独島入りの韓半島旗使用へ

 12月1日からドーハで開催される2006アジア大会での開会式と閉会式に南北統一チームが同時行進し、団旗には独島(日本名竹島)が表示された韓半島(朝鮮半島)旗が用いられるという。

 関係者によると韓国政府は北朝鮮が提案した統一チームを受け入れる方針を22日に固め、北朝鮮側に伝えるという。北朝鮮のムン・ジェドク朝鮮オリンピック委員会委員長は10日、大韓オリンピック委員会(KOC)の金正吉(キム・ジョンギル)委員長に書簡を送り、アジア大会での共同入場と北京オリンピックでの統一チーム問題を協議するための南北体育会談の開催を提案していた。

 同時に政府は独島を表示した韓半島旗を単一旗とする方針を固めたという。政府関係者はこの日、「独島の表示について政府内で反対がなく、北側と協議して今後は独島が表示された単一旗を使用するだろう」と明らかにした。政府はこの件で北側と具体的な協議を行うために代表をドーハに派遣することになった。

 一方南北共同の入場は2000年のシドニーオリンピックで初めて行われ、今回で8回目になる。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/11/23/20061123000009.html






●アジア大会韓国選手団、食べ物との戦争 中央日報 2006.11.26 16:30:08

ドーハアジア大会で韓国選手団が予想していなかった伏兵に会った。大会組織委員会(DAGOC)が選手村への食べ物の搬入を徹底的に禁止していることから、選手たちが韓国の食べ物をまったく口にできずにいる。
特に24日午前に入村した野球代表と自転車、カヌー、ボートの選手らは選手村でカップ麺やキムチ、いわし、海苔、紅参茶などはもちろん滋養の薬などまで没収され、激しく抗議したところ警察まで出動する事態となった。大韓五輪委員会(KOC)の職員は現地警察によって2時間あまり隔離措置され、陳述書を書いて釈放された。
オリンピックやアジア大会では規定上、飲食物の搬入を禁止しているが、郷土の食べ物に限っては見逃して来たのが国際慣例だった。キム・インスKOC国際部次長は「DAGOCがこうした国際慣例を知らないわけはないと思うが、どうしてここまで厳格にするのかわからない」と訴えた。
選手村食堂ではアジア各国の食べ物を提供しているが、中東と中国の食べ物が主流を成しており、大部分が脂っこい。食堂ではキムチも提供するが、食事中に切らしてしまう場合がよくある。ドーハ市内に2カ所しかない韓国食堂は、時ならぬ盛況となっているが、アジア大会関連韓国企業関係者が多くつめかけ、いざ選手たちは入ることができない。KOC関係者は代表選手たちのコンディションに影響を及ぼさないか懸念している。
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=82139&servcode=600§code=660






●2006年アジア競技大会(The 15th Asian Games XV Asiad)とは、2006年12月1日~12月15日にカタール・ドーハで行われるアジア競技大会。夏の大会としては第15回記念大会。
ニューデリー1951 | マニラ1954 | 東京1958 | ジャカルタ1962 | バンコク1966 | バンコク1970 | テヘラン1974 | バンコク1978 | ニューデリー1982 | ソウル1986 | 北京1990 | 広島1994 | バンコク1998 | 釜山2002 | ドーハ2006 | 広州2010 |
http://ja.wikipedia.org/wiki/2006%E5%B9%B4%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2%E7%AB%B6%E6%8A%80%E5%A4%A7%E4%BC%9A





●2007年アジア冬季競技大会は2007年1月28日から2月4日まで中華人民共和国の長春で開催される予定の第6回アジア冬季競技大会。
札幌1986 | 札幌1990 | ハルビン1996 | カンウォン1999 | 青森2003 | 長春2007 | アルマトイ2011
http://ja.wikipedia.org/wiki/2007%E5%B9%B4%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2%E5%86%AC%E5%AD%A3%E7%AB%B6%E6%8A%80%E5%A4%A7%E4%BC%9A






●韓米防衛費負担交渉、29日からソウルで開催 2006/11/26 11:27  朝鮮日報

 外交通商部は25日、ソウルで29日から二日間にわたり韓米防衛費分担協定締結のための第6次交渉が開催されると発表した。

 外交通商部は「韓米の連合防衛力維持のための財政的負担の共有という主旨により、防衛費分担金が韓米同盟の強化に寄与する方向で交渉を進める予定」とし、「韓国の負担能力と在韓米軍再配置の推進状況などを勘案し、適切な水準の負担額になるよう努力する」と強調した。

 今回の会談には、韓国側は外交通商部の趙太庸(チョ・テヨン)北米局長、米国側はロバート・ロプティス防衛費分担交渉大使を首席代表として構成成された両国の代表団が参加する。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/11/26/20061126000019.html









●中国、今度は白頭山で…なぜ? 2006.09.08 09:46:10  中央日報


中国が来年1月、吉林省長春で開く冬季アジア大会に使う聖火を6日、白頭山天池(ペクトゥサン・チョンチ)の中国側領土で採火した背景は何だろう。

これについて、韓国で東北工程の一環という非難が強く起こると、中国外交部関係者は中国の地どこで採火してもそれは中国が決める問題という立場を間接的に明らかにした。もちろん何らの政治的動機もないと強調した。

しかし中国は聖火をすでに政治的に利用した事例があるという指摘を受けている。1990年7月、北京アジア大会組織委員会は「聖火をチベット自治区で採火することにした」と発表した。当時、国際社会は驚いた。1年余り前の89年3月、チベットの首都拉薩(ラサ)で大規模な抵抗運動が起きたことを思い浮かべたからだ。しかし中国政府は「最も清い空気と日の光を受けるためにはチベットがいちばん良い」と説明した。中国当局はこれに先立って聖火を採火する聖女としてチベットの少女タワヤンバオさんを選抜した。これに対して中国専門家の中には「チベットとチベット人が中国の一部という事実を対内外に明らかに示そうとしたこと」という人々が多い。何よりチベットの分離独立運動に釘を刺す意味だというのだ。

当時海抜5000メートルを超える唐古拉峰で採火された火種は航空便でチベットの拉薩、西北端新疆ウイグル自治区の首都烏魯木斉(ウルムチ)、最南端の海南島の海口、東北端の黒竜江省の省都哈爾貧(ハルピン)に運ばれた。中国の東西南北末から聖火を出発させるためだ。ここには中国の領土がどこまでなのかを伝える意図が敷かれていた。

今回の白頭山聖火採火についても同じ意図が敷かれているという意見が多い。中国は白頭山(中国名長白山)を自国の名山でとして広報するために2004年10大名山に加えた。もちろん白頭山が冬季アジア大会の開催地である長春と近いから選択したと考えることもできる。しかし白頭山が北朝鮮と領土を分けている「不完全な領土」であることを考えれば、聖火の採火地としてはふさわしくないという指摘が多い。このために中国が国際的スポーツイベントを宣告する聖火を白頭山で採火することで「白頭山は中国の領土」であることを全世界に知らしめようと考えたという疑惑は拭えないと専門家らは指摘している。浦項(ポハン)工科大学人文学部パク・ソンヨン(中国史)教授は「中国が白頭山を中国のブランドとして知らしめるためにここで採火したものと考えられる」と話した。

中国当局は白頭山の聖火採火を緻密に準備してきたという。おおむねメディアは静かに扱っていた。官営新華社通信と東北地域のメディアを除いた大部分のメディアは採火のニュースを扱わなかったか、あるいは非常に短く扱っていた。これは中央政府がこの問題には特に関心がないという点を表す意図だと考えられる。
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=79668&servcode=200§code=200




●白頭山めぐり韓中で“争奪戦” 歴史紛争再燃も-世界からニュース:イザ! 2006/09/09 02:55

【ソウル=黒田勝弘】中朝国境地帯にある白頭山(中国名・長白山)をめぐって韓国と中国の間で“争奪戦”が始まっている。中国が最近、白頭山での2018年冬季オリンピック誘致計画を発表するなど、白頭山一帯の開発と国際的知名度アップに力を入れているためで、これに対し韓国側では「“韓民族の聖地”である白頭山から韓国(朝鮮)イメージを排除し、ひいては白頭山を中国の山にしてしまおうとする陰謀」として強く反発している。
 一方、韓国マスコミはこのところ、中国の歴史学界が古代・中国の領土が現在のソウル近くの漢江流域にまで広がっていたと主張するなど“歴史歪曲(わいきょく)”と“歴史強奪”が進んでいると大々的な批判を展開。古代・高句麗史の帰属をめぐる先の“韓中歴史紛争”も再燃する気配だ。
 海抜2750メートルの白頭山は朝鮮半島の最高峰で中朝の国境になっている。すそ野は双方に分かれ頂上にある火口湖の名勝・天池の中間が国境線になっている。朝鮮民族誕生の地として韓国(朝鮮)人の間では聖地とか霊峰として古来あがめられてきた。山の北側の中国領内には朝鮮族自治州や自治県があって朝鮮族が多数住んでいる。
 このため観光をはじめ白頭山への関心は朝鮮族が中心だった。近年は吉林省延辺朝鮮族自治州の首都・延吉市にソウルから航空路も開設され、韓国人観光客でにぎわっていた。地元では観光案内をはじめハングルが幅を利かし、韓国通貨のウォンが通用するなど“韓国化”が目立っていた。
 ところが最近、中国政府は白頭山への関心を強め、麓で「白頭山空港」や「白頭山循環道路」などの建設を始めたほか、吉林省の省都・長春からの高速道路建設も着工。白頭山観光の拠点を朝鮮族中心の延辺から漢族の長春にもっていこうとしている。
 さらに中国当局は白頭山をユネスコ世界遺産として登録する計画を発表し、来年1月に長春市で開催される冬季アジア大会の聖火もこの6日、白頭山頂上の天池で採火した。2018年冬季五輪誘致に向けては、国際スキー場やホテルなど大々的な関連施設の建設を計画しているという。
 中国の立場は自国領の白頭山での開発計画は東北地方(旧満州)発展のためで何ら問題ないというものだ。しかし韓国では白頭山や天池の国境線自体が歴史的に確定されたものではないとし、北朝鮮の“譲歩”などで中国側に有利になっている現状への不満がある。
 そのため中国の“白頭山プロジェクト”は領土問題がらみで、将来予想される韓国側の領有権主張を封じ込める意図があるというのが韓国側の見方だ。したがって国境地帯から旧満州地域を支配した古代・高句麗を韓民族の歴史とは認めず、中国の一地方政権と位置付けようとする中国の“歴史プロジェクト”と背景は同じというわけだ。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/china/18417/






【私のコメント】
 カタールのドーハで開催される2006アジア大会での開会式(12月1日)と閉会式(12月15日)に南北朝鮮の統一チームが同時行進し、団旗には竹島が表示された朝鮮半島旗が用いられることが11月22日に決定された。韓国人はアジア大会の会場にはためく竹島の表示された旗に自尊心と愛国心を満足させるのだろう。日本政府はこれを見過ごさず、形式だけでもよいから抗議しておくべきではないだろうか?

 このアジア大会は本来は夏季大会なのだが、カタールの夏期の酷暑を考慮して12月に開催されるのだと思われる。そして、この大会からわずか2ヶ月後の2007年1月28日から、中国東北地方の長春(かつての満州国の首都新京)で冬季大会が実行される。中国はハルピンでも冬季アジア大会を実行した経験があり、そもそもスキーなどの冬季競技が盛んなアジアの国は気候から考えて日本・中国・南北朝鮮・モンゴル・中央アジアに限定されることを考えれば、中国の寒冷地域である東北地方で冬季アジア大会が何度も開催されるのは全く不思議ではない。

 長春の冬季アジア大会は、中朝国境線上に位置し、朝鮮民族の聖地でもある長白山(韓国名は白頭山)で聖火が採火されている。更に2018年の冬季五輪を長白山で開催することを中国が計画しているなど、韓国人の民族感情を激しく刺激することは間違いない。11月24日には、開催直前のカタールのアジア大会で選手村に入る韓国人選手が韓国から持ち込んだ食物を廃棄されたことに対して激しく抗議し、警察が出動する事態になったというが、このエピソードは韓国人の容易に激怒し感情を抑制できない民族性を示している。冬季大会でも、中国に対して聖火の問題で激しく抗議する韓国人が続出し、中韓関係は急速に悪化することが予想される。

 現在の中国は対日関係こそ表面上改善しているものの、チベット問題や領土問題を巡るインドとの対立、台湾問題や東シナ海での日本との対立、少数民族の分離独立運動、農村の暴動、失業、環境汚染など様々な問題を抱えている。この内憂外患の状態で、中国政府が長白山問題で予想される韓国人の激しい抗議にどの様に対処するかが非常に注目される。また、12月1日と15日のアジア大会開閉会式での竹島を含んだ朝鮮半島旗への日本政府の対処方針、11月29-30日の米韓両国の防衛費負担交渉の行方も韓国にとっての不安定要因と言えるだろう。
ジャンル:
ウェブログ
コメント (1)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 離於島を巡る中韓戦争が勃発... | トップ | 国際金融資本はなぜレバノン... »
最近の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
米韓相互防衛条約は破棄通告後1年間有効 (Unknown)
2006-11-29 15:35:37
[文書名] 米韓相互防衛条約(アメリカ合衆国と大韓民国との間の相互防衛条約)
http://www.ioc.u-tokyo.ac.jp/~worldjpn/documents/texts/docs/19531001.T1J.html

この条約の締結国は,

 すべての国民及びすべての政府とともに平和のうちに生きようとする願望を再確認し,及び太平洋地域における平和機構を強化することを希望し,

 いかなる潜在的侵略者も,いずれか一方の締約国が太平洋地域において孤立しているという錯覚を起すことがないようにするため,外部からの武力攻撃に対して自らを防衛しようとする共同の決意を公然と且つ正式に宣言することを希望し,また,

 太平洋地域における地域的安全保障の一層包括的且つ有効な制度が発達するまでの間,平和及び安全を維持するための集団的防衛についての両国の努力を強化することを希望して,

 次のとおり協定した。

   第一条

 締約国は,それぞれが関係することのある国際紛争を平和的手段によつて,国際の平和及び安全並びに正義を危うくしないように解決し,並びにそれぞれの国際関係において,武力による威嚇又は武力の行使を,国際連合の目的又は締約国が国際連合に対して負つている義務と両立しないいかなる方法によるものも慎むことを約束する。

   第二条

 締約国は,いずれか一方の締約国の政治的独立又は安全が外部からの武力攻撃によつて脅かされているといずれか一方の締約国が認めたときはいつでも協議する。締約国は,この条約を実施しその目的を達成するため,単独に及び共同して,自助及び相互援助により,武力攻撃を阻止するための適当な手段を維持し発展させ,並びに協議と合意とによる適当な措置を執るものとする。

   第三条

 各締約国は,現在それぞれの行政的管理の下にある領域又はいずれか一方の締約国が他方の締約国の行政的管理の下に適法に置かれることになつたものと今後認める領域における,いずれかの締約国に対する太平洋地域における武力攻撃が自国の平和及び安全を危うくするものであることを認め,自国の憲法上の手続に従つて共通の危険に対処するように行動することを宣言する。

   第四条

 アメリカ合衆国の陸軍,空軍及び海軍を,相互の合意により定めるところに従つて,大韓民国の領域内及びその附近に配備する権利を大韓民国は許与し,アメリカ合衆国は,これを受諾する。

   第五条

 この条約は,アメリカ合衆国及び大韓民国により各自の憲法上の手続に従つて批准されなければならない。この条約は,両国がワシントンで批准書を交換したと時に効力を生ずる。

   第六条 

 この条約は,無期限に効力を有する。いずれに一方の締約国も,他方の締約国に通告を行つてから一年後にこの条約を終了させることができる。

コメントを投稿

韓国・北朝鮮」カテゴリの最新記事

関連するみんなの記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL