経済なんでも研究会

激動する経済を斬新な視点で斬るブログ。学生さんの就職準備に最適、若手の営業マンが読めば、周囲の人と差が付きます。

“地下鉄相場”になった 株式市場

2017-08-08 07:46:48 | 株価
◇ 6月から2万円を軸に小動き = 日経平均株価を終り値ベースでみると、6月2日に2万円台を回復して以来、ほとんど動きを止めている。6月中の高値は2万0230円、安値は1万9832円だった。ところが7月から先週にかけて、株価の変動はすべてこの範囲内に収まっている。具体的には2万円を少し下回ると反発するが、2万円を少し上回ると下げてしまう。2か月以上にわたって、こんな状態が続くのは異常と言うしかない。

なぜ、こんな状態に陥ったのだろう。まず下値については、日銀のETF(上場投資信託)買い入れと密接な関連があることは確かだ。日経平均が2万円を割ると、日銀が買いに出てくる。だから投資家は2万円を割り込んだところで買えば、下げによる損失を回避できる公算が大きい。日銀が出なくても買うから、日経平均は上がりやすい。

一方、上値の方はちょっと難しい。2万円を超えれば、日銀は出動しない。だから投資家も買わないわけだが、それにしても材料がないわけではない。アメリカの景気は堅調だし、日本企業の業績も絶好調を維持している。第3次安倍内閣が発足して「経済を最優先」にすることになった。しかし投資家は動かなかった。

好材料があるのに、それ以上は買わない。もしかすると、投資家は“日銀依存症”にかかったのだろうか。その結果、株価は長いトンネルに入り、ときどき2万円という明るい地上にも顔を出す。まるで地下鉄のような相場になってしまった。この異常な相場は、いつまで続くのだろうか。

      ≪7日の日経平均 = 上げ +103.56円≫

      ≪8日の日経平均は? 予想 = 上げ

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