経済なんでも研究会

激動する経済を斬新な視点で斬るブログ。学生さんの就職準備に最適、若手の営業マンが読めば、周囲の人と差が付きます。

今週のポイント

2017-07-24 07:39:32 | 株価
◇ 2万円にへばりついた株価 = 「日経平均が2万円を割ったら買う。200円ほど上がったら売る」--東京市場では、こんな法則が定着してしまったようだ。2万円を下回ると日銀が買いに出るから、そこで買う。2万0200円ぐらいになると日銀は買わなくなるから、そこで売る。値幅は取れないが、こんなに安全な商売はない。じっさい東京市場では、こんな動きが6月に入ってからずっと続いている。

日経平均は先週19円の値下がりだった。終り値でみると、安値は2万円、高値は2万0145円。2万円すれすれのところで膠着している。夏休み気分もあって出来高は減り気味だが、異常な状態であることは否定できない。国債市場に続いて、とうとう株式市場も日銀のコントロール下に置かれてしまったのだろうか。

ダウ平均は先週58ドルの値下がり。ただ19日には終り値で2万1641ドルの新高値を更新。ナスダックやSP500も、そろって史上最高値を更新している。トランプ大統領の経済政策は期待外れとなったが、企業の増益基調が株価を下支えした。トムソン・ロイター社の集計によると、主要500社の4-6月期決算で純利益は8.5%の増加となっている。

今週は26日に、6月の企業向けサービス価格。28日に、6月の労働力調査、家計調査、消費者物価。アメリカでは24日に、6月の中古住宅販売。25日に、5月のFHFAとSPケース・シラー住宅価格、7月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。26日に、6月の新築住宅販売。28日に、4-6月期のGDP速報が発表される。
 
      ≪24日の日経平均は? 予想 = 下げ
     
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« サタデー自習室 -- 水の 経... | トップ | 麻痺症状が現れた? 東京株... »

コメントを投稿

株価」カテゴリの最新記事