MMRの「知ったかぶり」音楽ブログ

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P.ヤルヴィ×N響の「悲劇的」

2017-02-24 00:02:00 | コンサート

23日木曜日。N響横浜スペシャル(パーヴォ・ヤルヴィ指揮 マーラー「悲劇的」)ということで、久しぶりに横浜みなとみらいホールに行ってきました。風が強くて、雨が降るという予報でしたが、着いた頃には雨が上がっており、風もちょっと強いかなっていう位でした。結局傘は使わなかった。

平日昼公演でしたが、9割くらい客席が埋まってました。自分の席は2階のど真ん中。全体が見渡せて良い席です。音響も問題なし。

P.ヤルヴィ&N響は、これまでマーラーの交響曲を 1,2,3,8番と演奏してきており、今回の「悲劇的」が第5弾です。2番「復活」と3番を聞き逃したのが悔しい。

  

プログラムは、

  1. 武満徹弦楽のためのレクイエム (1957)
  2. マーラー交響曲第6番イ短調「悲劇的」
指揮:パーヴォ・ヤルヴィNHK交響楽団
コンサートマスターは、マロこと篠崎史紀さんでした。なお、本公演は休憩が入らない、とアナウンスあり。

  

1曲目。武満徹「弦楽のためのレクイエム」。言わずと知れた武満徹の代表作で、よく演奏されます。舞台の上はもちろん弦楽器奏者だけです。

シーンと静まり返った静寂の中から、最初の音が浮かび上がってくる。この何という美しさと緊張感。そして中間部は、いつもギスギスした感じを受けていましたが、パーヴォ・ヤルヴィの手にかかると尖がった部分が削られ、円やかな響きに包まれます。最後の音も静寂の中に溶け込んでいくようで、これまで聞いてきた演奏とは違う感覚を覚えました。

今まで聞いてきた中で、最も美しいレクイエムかもしれない。

  

レクイエムが終わり、木管・金管・打楽器奏者などが登場。お待ちかねの「悲劇的」が始まります。

最近この「悲劇的」は、第2楽章-第3楽章を「アンダンテ」-「スケルツォ」の順で演奏する機会が多くなってきましたが、今回のヤルヴィの演奏では、これまで長らく演奏されてきた聴き慣れた「スケルツォ」-「アンダンテ」を採用しています。

余分なものを取り除いたスマートな演奏をするヤルヴィですが、この「悲劇的」でもそのスタイルは変わらず。第1楽章の初めの行進曲はグイグイと進んでいく推進力がハンパない。第2楽章は堂々とした開始の仕方。これは第1楽章の雰囲気をそのまま引っ張ってきた感じで、効果抜群。だから第2楽章が「スケルツォ」でなければならない。「スケルツォ」が第3楽章にあると、この雰囲気は出ないですね。変拍子(赤ちゃんのヨチヨチ歩き)の部分は思いっきりテンポを落としメリハリをつけます。実に分かりやすい。

第3楽章「アンダンテ」は、これまでの荒々しい感じから一転。弦楽器がきれいなメロディを奏でます。ホルンのソロの音色も美しくて、うっとりしてしまいます。そしてテンポを落とし静かに楽章を終わると、アタッカで第4楽章へ。なるほど、こういう演出は、「スケルツォ」の後ではできないですね。静かに始まり、やがて第1楽章・第2楽章を思わせる行進曲が再現。悲劇への道を進んでいきます。ハンマーが出てくる場面になると、なぜかハンマーだけに集中してしまいますね。ハンマーは2回落とされました。フィナーレは、静かに終わる。と見せかけてイ短調の激しい和音が鳴り響き、息絶える。

  

今回のヤルヴィ×N響の「悲劇的」は、このコンビの最もベストな演奏だったんではないでしょうか。この曲をこのまま海外の演奏旅行に持っていくんですね。

ヤルヴィ×N響のマーラー・チクルスは、できる限り聞き続けたいです。

  

ということで、2日連続のコンサートも終わり。最後はこの写真でお別れしましょう。帰りに撮った写真です。

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2 コメント

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Unknown (cosmos)
2017-02-24 22:00:37
素晴らしい時間だったようですねー
音響でも一番いい席だったようでよかったですネ

コンマスは篠崎さんだったんですか
N饗の素晴らしさを堪能できたこと幸せな時間で何よりです
また演奏会の話聞かせてください。楽しみにしています

私は火曜日に読響です
Unknown (MMR)
2017-02-25 07:29:43
cosmosさん。こんばんわ。

みなとみらいのホールは、良く響いてお気に入りになりました。ただ、着くまで2時間かかるのが難点ですが(笑)。

読響良いですね。いろいろ聞かせてください。

自分は、日曜日に東京フィルです。

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