MMRの「知ったかぶり」音楽ブログ

クラシック音楽を聴くのが趣味ですが、
音楽とは名ばかりの内容になってます。
時々カメラをもって、散歩も楽しんでます。

オケセン第14回定期演奏会

2017-02-13 22:06:06 | コンサート

2月11日。仙台フィルの演奏会終了後、アマチュアオーケストラ、Orchestre de Sendaiオーケストラ・ドゥ・センダイ、通称オケセン)を聴きに仙台市民会館へ。初めての演奏会のはしごです。

イズミティから約30分で到着。自由席なので、後方の席へ。と思ったら、みんな後ろの席を陣取ってるんですね。前の方だと演奏者の顔が見えないか。それとも仙台人の気質なのか。メンバーの家族、友人、それからプロのオーケストラの演奏会ではあまりお目にかかれない子供たちも客席にいました。たまにユルく聴くのも良いか。なんせアマオケを聴くのは22年ぶりですから。

ちなみに、仙台市民会館の大ホールも舞台に立ったことがあります。

  

オケセンは、2004年に発足したアマチュアオーケストラで、仙台市をはじめ県内各地及び近県からもメンバーが集まり、年に一度の定期演奏会を中心に行っているそうです。メンバーは老若男女、大学生から社会人まで、幅広い年齢層の方が参加しているようです。

オケセンの名前を知ったのは今回が初めてで、仙台フィルの演奏会があるついでに他の演奏会も探していたところ、偶然同じ11日に演奏会があることを見つけたのがきっかけでした。HPを見てみると、CDを出しているようですし、今まで演奏してきた曲目からレベルの高さが期待できます。

  

プログラムは、

  1. ドヴォルザーク序曲「謝肉祭」Op.92
  2. マーラー歌曲集「子供の不思議な角笛」抜粋
  3. ブルックナー交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」
指揮:大浦智弘/アルト:高山圭子

ウィーン繋がり、という考えられたもの。

  

指揮の大浦智弘さんは、宮城県塩竈市出身。東京学芸大学教育学部を卒業、同大学大学院を修了。ピアノを斎藤信子、須田昌宏、作曲を小林康浩、吉崎清富、指揮を松岡 究、山本訓久、小林研一郎、スコア・リーディングとオペラ・コーチングを田島亘祥の各氏に師事。2007年イタリア・カターニアにおけるArte Musicale Italianaのマスター・コースにおいてレオナルド・カタラノット氏に師事、氏よりディプロマを授与される。

これまでに数々のオペラ公演やコンサートを指揮するほか、新国立劇場、東京二期会オペラ劇場、びわ湖ホール、東京室内歌劇場をはじめ、各地のオペラ団体や管弦楽団、合唱団等において副指揮者や合唱指揮者、コレペティトールを務めている。特に井上道義、チョン・ミョンフン、阪哲朗、ユーリ・テミルカーノフ、ロベルト・リッツィ=ブリニョーリ、沼尻竜典、ヴィト・クレメンテ、大勝秀也といった著名な指揮者のアシスタントを務め、研鑽を積んでいる。(HPから抜粋)

若々しい指揮ぶりで、颯爽としていて、見ていて頼もしかった。特にブルックナーの演奏は素晴らしい。早めのテンポで、全曲1時間ちょっと。インバル&都響の演奏が、初めからダッシュして、そのままテンポを落とさずゴールしたとすれば、大浦さんはブレーキとアクセルと上手に使い分けていて、非常に分かりやすい演奏だったと思います。これからの活躍に期待です。

  

オーケストラの方も、指揮者の要求に応えようと前向きに演奏する姿は評価できます。1曲目のドヴォルザークでの好調な滑り出しは、聞いていて気分がスカッとしました。

ただ、ブルックナーについては、苦手な団員もいたんじゃないでしょうか。上から目線ですが、まだまだ改善の余地あり。ミスが多いのは目をつぶるとして、ブルックナー特有の三連符に勢いがない。楽器間の音色がバラバラなどなど、気分がいっぱいいっぱいの余裕のない演奏でした。楽譜通りに演奏するのは良いことだけども、それならコンピューターに演奏してもらえばいい話。もっと余裕をもって感情移入が欲しかったですね。

これからもドンドン演奏して行って、仙台の音楽界を盛り上げていってほしいです。また機会があったら聴きに行きます。

  

マーラーの歌曲で登場したのは、高山圭子さん。宮城学院高等学校卒。国立音楽大学声楽科卒。チロルボーカルアカデミー(オーストリア)、南チロルマイスタークラス(イタリア)等に参加。第1回仙台クラシックフェスティバルにおいてソロコンサートと“第九”に、2007年東京交響楽団とモーツァルト”レクイエム“に出演。第13回友愛ドイツ歌曲コンクール入選、第13回日本モーツァルトコンクール奨励賞、第5回長久手国際オペラ声楽コンクール入選。仙台出身なんですかね。

今回の演奏会では、「子供の不思議な角笛」から『魚に説教するパドゥアの聖アントニウス』『原光』『美しいラッパが鳴り響くところ』『天上の生活』の4曲。

最初の2曲は「復活」の第3・4楽章で使われていますね。高山さんの深みのある声が曲調にあってます。3曲目は歌は素晴らしいけど、最後にラッパが鳴り響かなかったのが残念。でも失敗しても堂々としてればいいんです。

問題は4曲目。この曲は交響曲第4番の第4楽章で、大抵はソプラノ歌手が歌いますが、アルト歌手が歌うのはどうなんでしょう。自分は知りませんが、アルト歌手バージョンの楽譜でもあるんでしょうか。高音が出ない(出せない?)ので、苦しそうで聴いていられない。この曲を選んだ理由がわからない。他にももっと歌える曲があったでしょうに。

  

でもなんだかんだ言って、滅多に聴かないアマオケでしたが、プロと違い新鮮でよろしい。

仙台には他にも、大学のオケや、ジュニアオーケストラ、市民オーケストラなど多くのアマオケがあります。

が。

仙台には、オーケストラ専用のホールが少ない。青年文化センター(日立システムズホール)は、響きは良いけど、客席が少ないのが難点。県民会館、イズミティ、電力ホールなどでもコンサートをやりますが、オケ専用ではないですよね。

仙台には仙台フィルという宝物があるんだし、秋になると「セン・クラ」もあるし、オペラもやります。音楽は人類の宝です。その宝を無駄にしないために、仙台にも音楽ホールを!札幌(札響)、山形(山響)、福岡(九響)などの地方オケにできて、仙台にできないはずはないと思います。

って、最後は何だか変な方向に行っちゃいました。でも、音の良いホールで演奏すると士気が上がると思うんです。

  

コンサート終了後、市民会館を出ると白いものがチラホラと。雪になるのかなぁ。バスで仙台駅へ。仙台駅に着くと、雪が降った痕跡なし。距離にして2~3キロなんだけど気候が違うのね。

名残惜しみつつ、牛タンを食べて、仙台をあとにするのでした。

ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« ヴェロ×仙台フィルの「オール... | トップ | P.ヤルヴィ×N響の「バルト海... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

コンサート」カテゴリの最新記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL