MMRの「知ったかぶり」音楽ブログ

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チョン・ミョンフン&東京フィルの「復活」~オーチャード定期

2017-07-23 20:04:20 | コンサート

今日はブログ開設ちょうど900日目

そんな記念すべき日にぴったりのコンサートに行ってきました。東京フィル第894回オーチャード定期演奏会Bunkamuraオーチャードホール

曲目は、

  • マーラー交響曲第2番ハ短調「復活」

指揮:チョン・ミョンフン新国立劇場合唱団冨平恭平指揮)/安井陽子(S)、山下牧子(Ms)/コンサートマスター:三浦章宏

チョン・ミョンフンがこの曲を東京フィルと演奏するのは、2001年に行われたスペシャル・アコースティック・アドバイザー就任披露演奏会以来、16年ぶりだそうです。

「復活」と言えば、先週ジョナサン・ノット&東京交響楽団で演奏されたばっかり。しかもインバル&都響の「大地の歌」もありました。マーラー・ファンとしては、とてもうれしすぎる1週間でした。

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どうしてもノット&東響のコンサートと比較してしまいますが、ノットが "動" のマーラーだとすれば、ミョンフンは "静" のマーラー。ミョンフンの指揮振りは大きくはなく、オーケストラをあおることはしない。でも紡ぎだされる音は、壮大であったり、美しかったり、いろいろな表情を見せます。これも、オペラで培ってきた技なんでしょうね。

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合唱団は、第1楽章から舞台上でスタンバイ。合唱団も楽器の一部という考え方ですね。ソリストの二人は、まだ登場してません。

第1楽章の出だしの狂気に満ちたトレモロの後に続く葬送行進曲は、足取りがとても重い。このまま続くと思いきや、テンポの緩急や、タメがあったりで、ある意味非常に分かりやすい。

楽譜には、第1楽章と第2楽章の間に少なくとも5分間の休憩を入れることと指示が入っていますが、ミョンフンはその指示は無視。昔のオーケストラと今のオーケストラでは、スタミナが違いますからね。約1分間の間があり第2楽章へ。この楽章が絶品。特に弦の美しさに魅了されてしまいました。

第2楽章が終わってからソリストが入場するのかな?と思ったら、ノットの演奏と同じくアタッカで第3楽章へ。第2楽章の美しさとは対照的に、狂気じみたスケルツォ。テンポが速い。約10分で演奏終了。ソリストの二人は、曲が3分の2ほどの盛り上がる箇所で登場しました。第1楽章から第3楽章まで楽器のみによる演奏ですからね。こういう登場の仕方は面白い。

第4楽章「原光」。オーチャードホールは歌手の声が、はっきりと聞こえますね。山下牧子さんの素晴らしい歌声が会場内にしっとりとしみわたります。

第5楽章も第1楽章と同様。テンポのメリハリが大きい。途中で現れる行進曲は、ここでも足取りが重い。

先週のノット&東響の「復活」では、バンダが座席後方で上から聞こえたり、下から聞こえたり、音の細かな強弱があったりと、ステレオ効果抜群な演出でしたが、今回の演奏では指揮者が見える舞台袖で演奏してましたオーチャードホールの壁は、窓みたいに扉が開くんですね。

特筆すべきは、合唱団。いつも合唱の歌いだしの部分では息を止めてしまうんですが、今回は息をするのを忘れてしまいそうなくらい美しかった。安井陽子の歌声もきれいで素敵です。リベンジ成功。熱狂的なフィナーレのあと、間髪入れずに「フライング・ブラボー」。でも、その位興奮する演奏会でした。

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GM=Gutav Mahler のイニシャルでした。

これで7月の演奏会は終了。サマーミューザやPMF、8月になると松本フェスティバルがありますが、今年は行かないで、引きこもります。

8月は2公演。そして9月からは、サントリーホール復活。楽しみです。

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3 コメント

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Unknown (蓮の花)
2017-07-23 23:07:51
筆者様の記事ー『ノットが "動" のマーラーだとすれば、ミョンフンは "静" のマーラー。ミョンフンの指揮振りは大きくはなく、オーケストラをあおることはしない。でも紡ぎだされる音は、壮大であったり、美しかったり、いろいろな表情を見せます。これも、オペラで培ってきた技なんでしょうね』ーこの部分でチョンさんの音楽スタイルが視覚的に見えた感じになれました。
彼がなぜ有名になったか不思議に思っていましたが
その根拠が示させられたーという感じですかね。
私が韓国にいた時(27年前)も彼は有名でした。
Unknown (MMR)
2017-07-24 21:08:54
初めまして。コメントありがとうございます。
15年前のブルックナーも、去年のマーラーの5番も、
ミョンフンの指揮ぶりは、変わらず控えめでしたが、作り出す音は透明感がありました。
CDも沢山持っていて聴いています。
メシアンをあそこまで明確に表現できる指揮者は、ミョンフンが最高のような気がします。
Unknown (蓮の花)
2017-07-25 01:22:31
>ミョンフンの指揮ぶりは、変わらず控えめでしたが、作り出す音は透明感がありました。<
なんて!適切な表現でヴィズアルVisual的な描き方でしょう!
音楽を見せるおことばですね。感動!

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