奥永さつき

日々のできごとをそこはかとなくつづります。

吊るしあげたいだけ?

2016-11-01 21:17:14 | 社会
豊洲市場で建物の下に盛り土がなされていなかったことの2回目の検証結果に関する都知事会見が行われた。
だが、どうもすっきりしない。
確かに、風通しの悪さや、事実とは異なる説明をしてきたということは問われて当然だが、そもそも進め方があれでよかったのか、突っ込んだ検証が必要だろう。
都の技術者が盛り土を提案し、平田会議がお墨付けした。
ここからは推測の域を出ないのだが、
その後法律も変わった、
東日本大震災で液状化の問題も出てきた、
そんな状況の変化に対処するために技術者が考えたのが現在の構造だと思う。

退職者を含めた8名をどう処分するのか知らないが、それで幕引きを図るのだろうか。

「有識者会議」のお墨付きをもらって、それを1 mmたりとも動かしたら批判を浴びるというのが流行りなのだが、こんな硬直化したやり方はどうかと思う。
状況の変化への変更に対して、何人かの専門家の意見を聞いて、その変更で良いのか否か判断をすればよい。

来週土曜日に平田会議があり市場関係者に納得してもらうのが趣旨のようだが、スピード感に欠ける。石ころがむき出しになっているところに蓋をして、もう少し厚めのコンクリートにしたら問題ないか、複数の専門家の意見を聞けば答えは出るだろう。

手続き論だけに焦点が当たっているようで、これで本当の改革ができるのだろうかと一抹の不安を覚える。



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