グリーンズ・テイブル

ppのピアニッシモな戯言でござ~い☆

夜空と月の物語

2017-03-01 20:56:30 | 

夜空と月の物語~いつの時代も、人は同じ月を見上げていた

発売元:パイ インターナショナル

 

世界各地の月のある写真に短い物語がついています。

もう少し起きていたい静かな夜、あるいは心が騒いで眠れない夜、ゆっくり眺めていると、まるでそこに佇んでいるかのように想像がふくらみ、穏やかで豊かな時となる。

ページをめくるたびに、別世界へいざなってくれる写真がじつに素晴らしい。

 

そのかがやきは、恋する乙女のキスでした。

             ギリシャ

「なんと美しい少年でしょう」

月の神セレーネは、羊飼いの少年エンデュミオンに一目で心を奪われました。

山の上で眠るエンデュミオンのやすらかな顔に、しばらく見とれるセレーネ。

かがやかしい月光を注ぎながらセレーネが少年にキスをすると、

彼はそこで永遠に夢を見つづけることになったのです。

月が山の方へ姿を消すたびに、人々はこううわさしています。

「ほら、今日もセレーネが彼に会いに行っているよ」



2 コメント

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ムーンロマンス (ピースオレンジ)
2017-03-01 21:13:25

昼間の太陽は元気の象徴みたいなものだけど、
夜に姿を現す月はロマンスですね。

太陽と月と星と (pp)
2017-03-02 07:49:32
そうですね、太陽は無くてはならないものだけど、月もそして星も心のふるさとのようです。幼いころ見上げていた夜空と変わりないので、何十年も経つのにその時の感覚が蘇ったりして。

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