愚痴はどうしたら出なくなるか?
そう質問された方がいましたので、、難しいですが、ぼくなりの考えを書いてみたいと思います。
(今日から、春期講座で書けなくなりそうなので、書いておきます。返事は遅くなるかもしれません。お許しを、、。)
さて、愚痴とは何か。
どうして出るのか?
愚痴は、自分の期待・理想・目標と今の現実のギャップがあるときに出ると言われます。
旦那さんにこうして欲しいと思っていても、旦那さんが自分の思うような行動をしてくれない。
自分の欲しい言葉をかけてくれない。
子どもがこうあって欲しいと思っても、お母さんが思うように、そしてお母さんが願うようには子どもは行動してくれない。
環境がこうあって欲しいと思うのに、そうはならない。
不満がある。
そういったときに愚痴は出るのではないでしょうか。
で、その解決策ですが、、。
もう、こう書くと大体の人がわかると思いますが、、、。
現実は、なかなか自分の思うようにはならないですね。
旦那さんも、子どもも、環境も自分の思うようにはなりません。
(なりすぎても、本当は自分のためにはならないんですが、、)
では、どうすればいいのか、、。
そう!
自分の考え方を変えるのが一番です。
心を変えればいいのです。
と、いうのは簡単です。
「それはわかってる。そんなことは、誰でもわかる。でも、どうしたらそうできるかがわからないんだ。それを知りたいんだ。」
とみなさんいわれるでしょう。
あるお話をしておきます。
ある男の人が、会社を首になって、もうこれでダメだ。何もなくなった。もう自分の一生は終わりだ。
とそう思って、ある神父に相談をしたそうです。
すると神父は、
「そうですか。あなたは何もかもなくしたといってますが、あなたには、優しい奥さんはいませんか?」
「はい、私には優しい妻がいます」
「あなたにはかわいい子どもはいませんか」
「はい、私にはかわいい子どもがいます」
「あなたには、良い友達がいませんか」
「はい、私には世界一の友だちがいます」
「あなたは健康ですか」
「はい、私はとても健康です」
「あなたには、住む家はありますか」
「はい、私には、家族と暮らす暖かい家があります」
・・・・
こうして話していくうちに、この男の人は、まだまだ自分にはたくさんのものがあることがわかってきたそうです。
会社を首になって、地位も名誉もお金も何もかもなくした様なつもりでいたけれど、自分にはまだまだ、たくさんのものがある。
そう感じることが出来、新たなスタートが切れた。
と、そんなような話を読んだことがあります。
私たちは、どうしてもないものの方へ目が行きやすいです。
本当は、とても恵まれているのに、足らない一つだけに目が行ってしまう。
安心して暮らせること、子どもがいること、妻や、夫がいること、健康であること。
たくさんの幸福を持っていることを日頃は忘れ、ないものばかりを口に出している。
それが私たちかもしれません。
まず、与えられているものに感謝。
この気持ちを持つことが大事だと思います。
「ありがたい」「ありがとう」という言葉を出している口からは、愚痴は出てきませんね。
それともう一つは、時間に耐えるということでしょうか。
嫁姑の関係でも、嫁が姑から出来てないところを指摘されたときに
「少しお時間を下さい。今は出来ないけれど、努力してお義母さんがいわれる様になりますから。」
といえば、同じ出来ないことでも、相手は待ってくれる。
ということも聞いたことがあります。
今すぐ、となると出来ないことがたくさんですから、愚痴も出ます。
時間を待つ、待ってあげる、長い目で見る、ということも大事かと思います。
まあ、あとは当然ですが、仕事が立て込んだり、身体が悪かったり、睡眠不足なんかのときも、出やすいですから、そういった健康管理も大切でしょうし、前もって色々出来ることは先にしておく。問題が出ることを知恵の力で防ぐ。
ということも大事だと思います。
しかし、
「愚痴を出すことは悪いことだ」
「愚痴を出さないようにしたい!!」
とそう、思えるようになったことは、大きな一歩です。
大きな成長です。
さあ、これから、
子どもたちのために、家族のために、愚痴を出さないようにして、、。
そして、明るい太陽のような存在になれるよう、、みんなで頑張っていきたいものですね。