WHITE PARKS ON HOPE 2(その29から)
「うおう、
あれはタダヒロの弟マモルのMTB 24インチ!
サドルが元通りに戻ってるじゃねぇか!
横に停めてあるバイクは、
シンイチロウとエミリのだな。
その横の軽トラはタダヒロ、
それとホルヘの四駆にサトシのワンボックス。
ヤンは彼女の車に送ってもらったか。
そして到着したラスト・カオスはオレのマシン、
日替わりドリンク付きだぜ!
コンビニ袋を忘れずに、
ポンピ〜ン、
ごめんくだされたし!」
Tadahiro「あ、ハジメ!
MTBのフロント・サスは直ったのかよ?」
Hajime「よう、お邪魔〜!
いつもこの部屋を借りて悪い!
なんてったって、界隈じゃ一番広いスローターハウスだからよ」
EXIT-STANCE ‘WHILE BACKS ARE TURNED…’ 12”EP MORTARHATE RECORDS MORT 11
Satoshi「まいどっ!
最初に話を聞いた時はぶっ飛んだぜ!
室内しか知らねぇ俺たちが野外でライブとはな!」
Shin-Ichirou「まだ実際にやると決まったわけじゃない。
その話し合いのための集まりだからな」
Emily「もう、あたしが電話で河川敷公園って言った途端、
なんなの、この直ぐに影響されやすい集団は?」
Yang「それだけエミリの影響力が大ってことじゃないですか?」
Kenzi「ほんと!
CRASSのEve級って言ってやりたいところだが、
そこはSiouxsie Sioux級ルックスも含みます
としておいた方がいいのかよ、銭形のとっつぁん?」
Jorge「アンド・ザ・バンシーズ、
なんかとてもサイケなアイシャドーが見えてくる気がする」
SIOUSIEX AND THE BANSHEES 'THE KILLING JAR’
7”EP POLYDOR/WONDERLAND SHEG 15 887 927-7
Tadahiro「ところで諸君!
部屋のBGMを、EXIT-STANCEから
‘1980-1986’の
CLAY LPにチェンジしてもいいかな〜?」
男一同「いいトモ〜トゥモ〜、ルクミトゥモウロ〜!」
DISCHARGE ‘1980-1986 ’CLAY LP 24
’同上’(内ジャケット)
Satoshi「レコードの提供は、
え〜、みんなのディストロ工房、
え〜」
Hajime「マ〜イウォーパックの
ロリンズ工房です〜!」
BLACK FLAG ‘MY WAR’ CD SST RECORDS SST CD 023
Kenzi「あれ?
サトシはDez推しじゃなかったのかよ?」
Shin-Ichirou「既に工房は第3・4期に入っているらしい」
Satoshi「実際、
来週あたりで解散してたりして、ははっ!」
Emily「ブラッフラッで思い出したけど、
そういえば、‘スリップ・イットなんとか’って曲知ってる?」
Hajime「(ぎくっ)エミリ、
その曲がどうかしたのか、よ?」
Emily「なんか、
サトシとタダヒロがお勧めらしいのよ。
このレコードってハジメしか持ってないみたいじゃないのよ。
今度貸してよね!」
Hajime「マジ?」
Yang「サトシとタダヒロは、
どうしてそんなにニヤニヤしているのですか?」
Shin-Ichirou「それはだな、くくっ、
SSTレコードのカラーが物語ってるからなんだろうな」
Kenzi「ブラックのキャルテット・マークか。
でもよ、今部屋で流れてるのは、
ほかでもない、DISCHARGEなんだけどな〜、、、」
Mamoru「人生って、そういうものよの〜!」
Tadahiro「あ、マモル!
お前は引っ込んでろ!
ドアから顔だけ出しやがって! ボグッ!」
Emily「タダヒロ!
弟をいじめるのはやめてちょうだい!
ほんと、ロリンズとかロボに言いつけるわよ!」
Satoshi「そうだぞ!
ロリンズにロボ、
それにグレン・ダンジグなんかやって来たら、
生きて帰れないぞ!
、、、てか、ここタダヒロの家だけどよ!」
Hajime「うおう、ミスフィッツ!
そのうち登場するんだろうなあ〜。
そうですよね、管理人?」
Kenzi「管理人って?
ファイバッ公園のか?」
Jorge「早くそこへ行ってみたい」
Mamoru「げほっげほっ。
ねぇねぇ、お兄ちゃん。
そのファイバッ公園のファイバッて、
まさか 'CLAY 3' のことじゃないよね?」
Tadahiro「だから〜、お前は、、、」
他男一同「マモル!
DISCHARGE知ってるの?」
Mamoru「うん。
お兄ちゃんの部屋から毎日流れてくるから、
いつの間にか覚えちゃったよ。
ぼくね、Bambiのファンなんだ!(1981)」
Emily「キャー!
かわいいじゃない!
テズでもゲイリーでもない、
バンビってのがね!」
Mamoru「あの〜、
複数いるドラムの中でも、
びみょうに彼のシンバル音(‘WHY’期)がちがうことに気がついていた人って、
この中に何人いるかなー?」
一同「マ、マモル、先生!
どうか、
ファイバッ公園の機材クルーやってください!」
Tadahiro「そういったわけで、
弟のマモルも
V.O.V.H.(前回参照)の一員になってしまったのであった、
マジ?、、、」
(、、、続く、、、)