~それはそれで~
「さて三章は『災いの鴉』。ボスの登場を予感させるわね」
「そうだね。鴉って良いイメージないもんね」
「黒だから? なんなら世界中の鴉を白く染めてきてもいいわよ?」
「保坂先輩!?」
「ま、変態の話はおいといて目的は義勇軍の救出」
「変態って……。えっと、でも地雷原の突破なんだよね?」
「そこは策があるみたいだから、まずは敵兵力の殲滅よ」
「だね」
「もっとも、敵兵転がしていけば地雷なぞ撤去できように」
「だからその笑みは怖いから!」
「新入社員?」
「……なんで会社? えっと、元衛生兵のクラリッサだね」
「最近思うのよ。ここ懲罰部隊で荒んだ輩の集団でしょ?」
「の、はずだけど」
「その割には見るヤツラ全員普通よね。そんなに裏で極悪非道な所業を営んでるの?」
「き、きっと語りつくせないエピソードがあるんだよ! それぞれの断章とかもあるみたいだし」
「ま、いいわ。まずは『前線への強行軍』ね」
「何か狙撃兵もいるみたいだよ?」
「ここで狙撃兵。ふふっ、こちらにも狙撃兵種が追加になったのに迂闊なヤツラね」
「……えっと、誰も狙撃兵じゃないけど……」
「……あとで軍罰ね」
「どうしてそうなるの!?」
「敵を殲滅! 異論は認めない!」
「……いつも通り、と」
「まずは順番に占拠していきましょうか。マップ的には丘・森なので変なところは無いわ」
「だね。順番に倒していこうか。反撃されたら死んじゃうしね」
「うむうむ、概ね異常なし。これで最後、と」
「……終わらないね」
「やっぱりクラリッサじゃダメだってことね。あざいとから」
「関係ないから!」
「と、なると伏兵――匍匐してるわね。近いのは……」
「あ、エイミーだね。ちょっと偵察を――」
「……何地雷踏んで吹っ飛んでんの? 今回の任務は地雷原の突破よ? 一個の地雷で死ぬの? バカなの? 死ぬの?」
「二回言わなくてもいいからー!!」
「頼りになるのはリエラ、と。149cmの身長じゃダメだってことよね」
「世界の149cmで悩んでる人に誤れー!!」
「そのまま『機甲部隊夜襲作戦』に行くわよ」
「とにかく情報を集めるためにも叩くんだね」
「こういう奇襲は楽しいわね。わくわくするわ」
「……それはそれでダメな人じゃ……」
「む、夜ね」
「あ、良かったよ! さっき買った照明装置が役に立つよ!」
「……偶然装備しっぱなし、と」
「言わなくても良い事をー!」
「敵コンテナは別フロアのど真ん中、あの位置はゲロを思い出すわね」
「ゲイレルル!!」
「なんてこと無いわね。戦車はそこそこいるけどこちらの戦車の比ではないわね」
「イムカもいるしね」
「これでコンテナ破壊、と」
「うん、クリア! 後は地雷原の突破だね!」
「それにしても、こちらの狙撃兵は有能ね」
「え、狙撃兵居たっけ?」
「クラリッサ」
「正反対じゃないの!?」
「こういうのが、クロいのよ」
「だからファンに誤れーー!!」
まとめ
「なら、グロリア――ババァ」
「……それはそれで」
第八話へ
「さて三章は『災いの鴉』。ボスの登場を予感させるわね」
「そうだね。鴉って良いイメージないもんね」
「黒だから? なんなら世界中の鴉を白く染めてきてもいいわよ?」
「保坂先輩!?」
「ま、変態の話はおいといて目的は義勇軍の救出」
「変態って……。えっと、でも地雷原の突破なんだよね?」
「そこは策があるみたいだから、まずは敵兵力の殲滅よ」
「だね」
「もっとも、敵兵転がしていけば地雷なぞ撤去できように」
「だからその笑みは怖いから!」
「新入社員?」
「……なんで会社? えっと、元衛生兵のクラリッサだね」
「最近思うのよ。ここ懲罰部隊で荒んだ輩の集団でしょ?」
「の、はずだけど」
「その割には見るヤツラ全員普通よね。そんなに裏で極悪非道な所業を営んでるの?」
「き、きっと語りつくせないエピソードがあるんだよ! それぞれの断章とかもあるみたいだし」
「ま、いいわ。まずは『前線への強行軍』ね」
「何か狙撃兵もいるみたいだよ?」
「ここで狙撃兵。ふふっ、こちらにも狙撃兵種が追加になったのに迂闊なヤツラね」
「……えっと、誰も狙撃兵じゃないけど……」
「……あとで軍罰ね」
「どうしてそうなるの!?」
「敵を殲滅! 異論は認めない!」
「……いつも通り、と」
「まずは順番に占拠していきましょうか。マップ的には丘・森なので変なところは無いわ」
「だね。順番に倒していこうか。反撃されたら死んじゃうしね」
「うむうむ、概ね異常なし。これで最後、と」
「……終わらないね」
「やっぱりクラリッサじゃダメだってことね。あざいとから」
「関係ないから!」
「と、なると伏兵――匍匐してるわね。近いのは……」
「あ、エイミーだね。ちょっと偵察を――」
「……何地雷踏んで吹っ飛んでんの? 今回の任務は地雷原の突破よ? 一個の地雷で死ぬの? バカなの? 死ぬの?」
「二回言わなくてもいいからー!!」
「頼りになるのはリエラ、と。149cmの身長じゃダメだってことよね」
「世界の149cmで悩んでる人に誤れー!!」
「そのまま『機甲部隊夜襲作戦』に行くわよ」
「とにかく情報を集めるためにも叩くんだね」
「こういう奇襲は楽しいわね。わくわくするわ」
「……それはそれでダメな人じゃ……」
「む、夜ね」
「あ、良かったよ! さっき買った照明装置が役に立つよ!」
「……偶然装備しっぱなし、と」
「言わなくても良い事をー!」
「敵コンテナは別フロアのど真ん中、あの位置はゲロを思い出すわね」
「ゲイレルル!!」
「なんてこと無いわね。戦車はそこそこいるけどこちらの戦車の比ではないわね」
「イムカもいるしね」
「これでコンテナ破壊、と」
「うん、クリア! 後は地雷原の突破だね!」
「それにしても、こちらの狙撃兵は有能ね」
「え、狙撃兵居たっけ?」
「クラリッサ」
「正反対じゃないの!?」
「こういうのが、クロいのよ」
「だからファンに誤れーー!!」
まとめ
「なら、グロリア――ババァ」
「……それはそれで」
第八話へ
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます