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とあるアパレルメーカーにて(前編)

 私は四月に某アパレルメーカーに契約社員として就職しました。
 労働条件は、日給7500円、実働8時間、早・遅のシフト制。休憩一時間半。というものでした。
 私は、好きなブランドのお店で働けるとあって、この条件には十分納得でした。
 ところが実際、仕事は大変です。笑顔で接客、業務も山ほど。業務には、新人ということもあって、一部しかたずさわっていなかったのですが、一日中立ち仕事。結構ツライです。
 一ヶ月過ぎると、「個人売り」というものが課せられます。ノルマではないのですが、独りでどれくらいの売り上げを出せたか、または出すのか、目標のようなものです。当然、私もその個人売りを課せられました。販売職は、とりあえず売らなくてはならないのです。
 売れる日もあれば売れない日もありました。また、お店全体でも売れる日もあれば売れない日もありました。
 日々、朝礼や終礼で反省です。また、お店の開店前にミーティングもありました。お店は10時開店。その前に8時半からミーティングです(眠い!)。ミーティングでは、自分を振り返って反省会です。また、店長から戦略みたいなものが発表されます。時には、自分の戦略や、反省点などをレポートにまとめて提出しなければなりません。
 私にとって、この個人売りが重荷でした。気に入ってくれたものを買っていただきたい。それが私の思うことでした。
 知らず知らずのうちに、この重荷がストレスとなって行きました。

 ・・・後編へ続く。
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