こころのしろくろ

 誰の罪?

相手の姿を見極めるつもりが…

2017年07月29日 | 日記
下の日本経済新聞に、国どうしの情報戦における落とし穴=「鏡像」について書いてあった。

「電話を盗聴し、スパイを送り、情報を集める。そのうえで相手の動きを予測するわけだが、この際、どうしても自らの行動原理をもとに判断してしまうのだ。相手の姿を見極めるつもりが、浮かび上がってくるのは鏡に映った自分の姿でしかない。結局私たちは自分の常識の範囲内で物事をとらえがちで、その結果、相手の行動に驚くことになる。」

これは日常生活での人間関係でも言えることだと思う。
電話の盗聴やスパイを送ったりはしないが、自分が知りたい相手の情報を得るために、SNSや友人を通したり、あるいは直接友人になって相手の情報を得ることもあるだろう。
そして、相手に対して「きっとこんな人だろうなぁ」と想像を膨らませる。
でも、その想像の中で映し出される相手の姿は、自らの行動原理と、自らの常識の範囲内で物事をとらえて判断したことにより、自分の姿が映し出される。
その結果、相手の想定外の行動に驚くことになる。

私の場合は、相手の言動に対して自分の直感で判断しているので、相手の想定外の反応は日常茶飯事で、「あれれ?そうなるの?」みたいになることが多い。
人間関係というものは、自分にとって仲の良い人も悪い人も、結局はその時の自分の状況によって成立してしまうものかもしれない。
相手を通して映った自分の姿に好感が持てた場合は、その相手と仲良くなれる。
でも、相手を通して嫌いな自分を見た時は、その相手を遠ざけてしまう。
相手の本当の姿を見極めるということは、実に難しいことだと思う。

日本経済新聞 春秋 2017/7/27付
http://www.nikkei.com/article/DGXKZO19305800X20C17A7MM8000/
 国どうしが情報戦を繰り広げるインテリジェンスの世界には、「鏡像」と呼ばれる落とし穴があるのだという。電話を盗聴し、スパイを送り、情報を集める。そのうえで相手の動きを予測するわけだが、この際、どうしても自らの行動原理をもとに判断してしまうのだ。
▼相手の姿を見極めるつもりが、浮かび上がってくるのは鏡に映った自分の姿でしかない。結局私たちは自分の常識の範囲内で物事をとらえがちで、その結果、相手の行動に驚くことになる。治安関係者のための月刊誌「治安フォーラム」で知った知識だが、まさにいまの国際社会のありようを示しているようで、興味深い。
▼「予測できない」という点では米国の大統領が筆頭格であろうか。騒動は環太平洋経済連携協定(TPP)や温暖化対策であるパリ協定からの離脱にとどまらない。就任から半年が過ぎたいまもなお混乱は続いており、つい先日もトランプ氏を擁護していたはずの報道官をホワイトハウスから追い出してしまったばかりだ。
▼北朝鮮のトップも負けていない。足元で深刻な干ばつの被害が広がる中、国際世論に背を向け、さらなるミサイル実験の構えをみせる。そんな国々の振る舞いを予測するのは、どだい無理な話なのであろうか。この先も相手方が繰り出すあの手この手に驚き慌てることなく、様々な選択肢を用意して備えるしかすべはない。
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