「ゆげ街道」の一角にある、山代温泉の総湯に来ました。(写真:菊の湯)
加賀百万石時代には前田藩・大聖寺藩から多くの湯治客が訪れる雅な温泉場として賑わった山中温泉は、1300年の歴史をもちます。
かの俳聖芭蕉も扶桑三名湯と絶賛したそうです。
「菊の湯」には源泉が流れています。
これは何でしょう?
菊の湯の券売機で券を購入し、番台さんに渡すと、籠に入ったたまごを頂きました。
ジャ~ン!この中に籠を入れて、後は温泉たまごができるのを待つだけ。
番台の方のアドバイスでは、今の気候なら40分くらいらしいので、そのあいだ足湯したり、飲泉したりしました。
◆温泉たまご体験(7時00分~10時30分)体験料:3個 210円、5個 350円
できたて温泉たまごのその味はというと・・・こんな温泉たまごは初めてでした!
白身に温泉の塩味が程よくしみていて、白い茶碗蒸しを食べているようなフワフワ感♪
蒸したての茶碗蒸しの位アツアツです!
我を忘れ、一個のたまごを食べることにに集中してしまった後の、殻だけが残ってしまった、その切ない空しさ・・・
さて、山中温泉の「菊の湯」は男湯で、女湯は別な建物です。
女湯を入って左手にふたつのかぶり湯があり、源泉と冷たい井戸水があります。
お風呂であたたまって、水をかぶる、また温泉にはいってあたたまる・・・そんな入り方を私はするのですが、ほんとうに気持ち良い温泉でした。
ところで、山中温泉では次のような温泉研究も公開されています。
2012年5月、金沢大学名誉教授・廣瀬幸雄氏の研究調査により、山中温泉の成分中に全国でも稀に見る大量の「水素」が含まれていることがわかりました。温泉1ℓ中の水素量は604ppb。水素が多いとされる秋田県・玉川温泉(70ppb)の8.6倍、鳥取県・三朝温泉(33ppb)の18.3倍、大分県・湯布院温泉(28ppb)の21.6倍と、比較にならない突出した高濃度を測定し、山中温泉はダントツの全国一であり、なんと水の約3万倍の水素を含んでいるそうです。
水素には老化、がん、肥満、生活習慣病などを引き起こす「活性酸素」を取り除く作用があることが日本医科大の研究チームによって指摘されています。さらに精神的なストレスを和らげたり、体の疲れを取る効果も期待されているそうです。
こんなに素晴らしい温泉が家の傍にあったら、幸せですよねぇ~。
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