山咲雛子の日記

毎日何かを好き☆と感じ、感謝して、頑張っています。時間が沢山あったら、ゆっくり自然の中で過ごしたいです♪旅もしたいな♪

こだわりのそば 楓

2009年04月15日 | 蕎麦
天童に上質な蕎麦屋さんがあると知り「こだわりのそば楓」さんに行ってみました。
山形蕎麦の古い雑誌に楓の店主が、現在の会員30名ほどの天童蕎麦道楽衆の前身である「天童蕎麦6人衆」で活動していた写真が載ってました。
期待が高まります。

お店は天童温泉街に近い場所でしたが、小路に入るあたりで少し迷いました。。
とても上品な門構えです。



手入れが行き届いたお庭から玄関に進むと、どうやらお店というよりはご自宅のようです。
ちょうど東京から来た団体のお客様が帰られた直後と伺い、玄関で少し待つことになりました。

部屋に通され、板そば800円をオーダー。
ニシンを勧められましたが、今回はパスしました。
番茶が美味しく、蕎麦への期待が高まります。
お部屋の雰囲気もよく、お庭を眺めているとゆったりした気分になります。



細めの十割蕎麦は、コシがあります。
刻みネギが、完全な脇役に徹し、蕎麦本来の味と香りに集中できます。
特上品のお箸が板の上を優雅に滑っては蕎麦をすくい上げます。
その蕎麦は、出しのきいたつゆにしみわたり、絶妙な味わいです。

食べ終わる頃でしたが、店主が名刺をもって挨拶に来てくれました。
お試しでどうぞと、蕎麦の刺身をサービスされ、そのまま手で食べるそうなので口に入れてみましたが、茹でる前のお蕎麦の味は粉っぽくて本心ではイマイチでした。

店主は、蕎麦にかける思いを淡々と語ります。

蕎麦粉は通常八十いくつにふるうものを楓では六十いくつで粗めのふるいを使い、蕎麦粉は県内産のものにこだわっているそうです。
また、蕎麦を提供してお金を頂く限りは、お待たせしない事をポリシーとしており、十分以内にお出しするよう心がけているそうです。
蕎麦を出す前に蕎麦茶をだしてしまうと、本来の蕎麦の香りが楽しめなくなるため、番茶をお出ししていること。
板そばの什器を選ぶにあたっては、とことんまでこだわり、なんと山形の金山杉の根っこの部分を長い間水につけたものを加工してもらったそうです。
鴨蕎麦をメニューにするにあたっては、一年以上も研究したそうで、お客様のニーズの高い天婦羅をメニューに入れるため、さらなる研究を続けているそうです。

蕎麦にかける意気込み、情熱、そして営業力も素晴らしい店主に脱帽でした。



■こだわりのそば楓■

天童市老野森1-9-19
TEL 023-653-4018
営業時間 11:00~15:00
定休日 火曜


2 コメント

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美味しそうですね (東北パラダイス)
2009-04-15 21:19:30
とても気になっているお蕎麦屋さんなのですが、まだ訪れた事がありません。
趣味が高じてお蕎麦屋さんになってしまったご主人ですが、
こだわりようは凄いですね。
想像どおり美味しそうなお店なので近いうちに行ってみたいと思います。
今晩は♪ (雛子)
2009-04-15 22:49:46
東北パラダイスさん、コメントありがとうございます。
楓のご主人とお会いして、凄いな~と思わされたのがご主人自らオーダーも、配膳も、お会計も、全ての作業をこなしていたのが印象的でした。「一期一会」の思いで蕎麦を打つとも聞きました。
蕎麦というのは、奥ゆかしくありながら、人生観までも捏ねられているものなのかなぁ~、とこの頃は思ったりしています。

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