論語がなんであるかは周知のことだと思います。
一時期、中国の古典である論語や菜根譚を愛読していました。
(やさしく翻訳された本ですが)
もう、何年も前になるのですが、菜根譚を読んだ感想は、
「こんなのキレイごとだ」
「金に余裕のある奴が、こんなこと言うよね」
みたいな感想でした。
正直、今もその考えは変わっていません。
しかし、この手の本は自分の溜まったストレスを
解消するためには、いい本です。
「私、広い心を持ってあなたに接します」みたいな
感覚を持たせてくれます。
冷静に考えると、自意識の中で自分を高め、人を
見下すことによって自分の満足を得ようとする心では
ないかと思います。
しかし、この時代に今の人間にも共通する感覚を
文章によって表わすことができた人たちは本当に
凄いと思います。
また逆に「人間って何百年経っても本能だけ生きるただの
バカな動物なんだなぁ」というとも再認識できます。
最近私は「一個人」という雑誌を愛読しています。
こんな雑誌を読むようになった自分を「年を取ったなぁ」
と思いつつも。
これは、ちょうど上海万博が開幕する頃の話です。
上海万博だけではなく、中国の「パクリ疑惑」は凄く話題に
なっていました。(すでにiPad偽物も出ているようですが)
TVでも連日、パクリの話で持ちきりでした。
私はコンビニに立ち寄って、雑誌「一個人」を目にしました。
それは「論語」の特集でした。私は興味がありましたので、
その雑誌を購入しようと、本を持ってレジに向かいました。
一個人を手にしてレジに向かっているとき、同じ会社の
女の子が店に入ってきました。
その女の子は、私と私が手に持っている「論語」と書いた
雑誌を見るなり笑い出しました。
「コンビニでこんな堅い本買ってる人、初めて見ましたよ〜(笑)」
私は内心テレながらも、「そ、そう?・・・論語って知ってる?」
「知ってますよ。」
「結構いいことが書いてあるんで、興味があってね・・・」
「あ〜そうですよねぇ。人間とはどうあるべきかとか、
欲を持ったらいけないとか、人のためにとか。。。ですよね」
「あ、そうそう、そんな感じのやつ」
私はこの女の子が、論語を知っていたため、ますます
恥ずかしくなりました。
「ま・・・まぁ、でもこんなんをたまに読むといいよ。
実際、そんな人間にはなれないけど、そういう考え方を
知っておくことが大事なんじゃないんかな・・・」
「まぁ、そうですけど・・・でも・・・
そう考えたら・・・論語は中国人が読むべきですね!
自分の国の本だし!(笑)」
(た、確かに・・・・
なんでこの本を書いた国の人が出鱈目やってるのに、
日本人のおれが自分の考えを正そうなんてしているんだ・・・)
読んだ方が得をするのか、読まない方が得をするのが、
いまだに悩んでしまいます・・・
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