大好きなクラシック音楽、本、美味しいお店、旅行などの記録です。
休日はソファの上でリラックス!
バーンスタイン/イスラエルフィル「マーラー 交響曲第9番」

アマゾンで予約していた85枚組のトスカニーニボックスは再々延期されて発送予定は6月上旬になりました。本当に作られるんでしょうか。
食事の帰りに渋谷のタワーレコードに寄ったところ、ちょうどラトルのブルックナー9番のフィナーレが店内に流れていて補筆完成の第4楽章も良さそうで手に取りました。そうなると、ついで心が盛り上がってきて、1985年録音のバーンスタインのイスラエルフィルとのマーラー9番です。この話題盤については承知していたのですが、ベルリンフィル、コンセルトヘボウ、海賊盤のボストン響との9番が手元にあり、もうこれ以上要らないと整理していました。それが第4楽章を試聴したところ、脱力感のあるゆったりしたテンポでこれまで聴いてきたものと違いました。既出の2枚の演奏時間と比較しても実際に第4楽章は長くて、これは面白いかもと購入することにしました。
弦の厚みに関しては、録音状態のためなのか分からないのですが、世界有数のベルリンフィルやコンセルトヘボウのものに比べると劣りますが、指揮者の想いが隅々まで行き届いている感じがします。最弱音の弦の美しさにはぞくっとします。表情付けも印象的で金管楽器のリズムの刻みや低音弦楽器の軋みなどこれまで聴いたことのない音が随所で聴かれました。
聴き比べる気力がもうないので、ベルリンフィル盤、コンセルトヘボウ盤との違いはあくまで記憶に残るイメージなのですが、ちょっと雰囲気が違います。バーンスタイン特有の音楽にどっぷり浸かった陶酔感もありますが、静かで深い瞑想の音楽です。より晩年の死に近い。これは名盤です。
「会津屋」(大阪)

日帰りで大阪です。
・朝ご飯は新梅田食道街にある「はなだこ」のたこ焼き(8個430円)。
・昼ご飯は梅三小路の「会津屋」でラジオ焼きと元祖たこ焼き(6個、6個と飲み物で500円)。
・夕食は新世界の「だるま 新世界総本店」で念願の二度漬け禁止の串カツ(3人で飲んで食べて9千円)。
・夜食はだるまの店長お勧めの新大阪駅内フードコートの「道頓堀 今井」のうどん(700円)。
会津屋はいろんなところに出店しているので今や珍しくないですが普通に美味しかったです。「だるま」も最高でした。20年振りのジャンジャン横丁はすっかり観光地化していましたが、新世界は楽しくて、串カツも美味しく、同行者も感激していました。
大阪の大好きなたこ焼き屋が4〜5店あるのですが今回は残念ながら寄れなかったです。代表して写真を撮った会津屋です。
「じょんならん」(白楽)
〔2012年5月6日〕

白楽の「じょんならん」です。GW限定メニューの「無添加いりこだし 冷やかけうどん 天ぷら3種」(850円)にしました。
いやあ美味いです。胃腸に染みわたる純度の高いいりこだし。混ざるのがイヤで薬味(七味と生姜)も天ぷらをだしに浸すのもパスです。それにむにゅーと歯を押し返す麺の弾力の快感、これぞ讃岐うどん。正統派のど真ん中です。3回目ですが、麺がここまで激旨とは。改めてレベルの高さを再認識しました。四国八十八ヶ所巡礼のイメージとも重なり、このうどんをいただくと心と体が清められるようです。
店主が他のお客さんと会話していて、ようやく落ち着いてきて1日100人くらいお客さんが入るようになった、久しぶりに香川に帰れそうということでした。

別皿に盛られる天ぷらもボリューム満点で美味しいです。一度訪れたら貰えるカード持参でのトリ天サービスは6月末まででなく常時になったようです。
讃岐うどんファンで大のちくわ天ファンとしては、ここのちくわ天は、香川の有力店が提供するあのふっくらサクサクの最高のものとはちょっと違うのですがそれでも美味いです。
じょんならんは東横線沿線のキラ星店のひとつです。
〔2012年1月24日〕

白楽の「じょんならん」、2回目です。最近テレビで紹介されたようで今日は満席でした。新作という「とろあつ」(800円)にしました。色鮮やかで見た目からして美味そうです。よくかき混ぜてズルズルいただきました。スープはほとんどなくて、とろみで麺、具を包んでいます。もう少しとろみ(片栗粉)少なめでスープある方が好みですがこれも美味しいです。いずれにしても香川県では見たことないメニューでチャレンジングです。温かいうどんだと讃岐うどんの麺の本当の美味さを味わうことはできませんが、こういう趣向を凝らした一杯もいいものです。
〔2012年1月20日〕

香川の讃岐うどんの有名店「池上」で修行した大将が白楽にうどん店をオープンしたという情報を読みました。調べたら「池上」に行ったのは岡山在住時の2009年9月、るみおばあちゃんの店として有名で行列も長いのでパスしていたのですがようやく行ったところ確かに美味かった。同じ日に「白川」と「もり家」にも行っていました。当時は普通の1日でしたが、うどん好きにはなんと幸せな1日でしょうか。
今日、「じょんならん」に食べに行ってきました。白楽の商店街の先、六角橋の交差点の先に店はあります。
昼時でしたが雪が舞う寒い日でしたのでお客さんは少なめです。この店はぶっかけ、しょうゆ、かけなどうどんがどれも550円、これに天ぷらなどのトッピングが2種類で300円というのが基本のようです。
大好きな冷たいかけ+ちくわ天他にも惹かれたのですが、お値段安めのランチコースがあったのでそちらにしました。温玉しょうゆにかぼちゃ天と鶏天で700円です。
香川の製麺所でよく見た白い袋に入れてうどんを茹でています。美味そうな雰囲気があります。
うどんは、むにゅーとして歯を押し返すような弾力があります。あーこれこれ、久しぶりです。美味い。これは讃岐うどんです。京浜地区に昔からある讃岐うどん屋にはただ麺が固いだけでそれが腰があるという偽物店もありますが、ここは直系です。鶏天は細長い鳥肉を揚げたもので私は初めて食べましたがとても美味しかったです。
満足の一杯でした。また来たいです。あとは香川県なら天ぷら含めて200〜300円で食べられるうどんに都会とはいえ850円という値段が受け入れられるかどうか。どうなんでしょうか。

白楽の「じょんならん」です。GW限定メニューの「無添加いりこだし 冷やかけうどん 天ぷら3種」(850円)にしました。
いやあ美味いです。胃腸に染みわたる純度の高いいりこだし。混ざるのがイヤで薬味(七味と生姜)も天ぷらをだしに浸すのもパスです。それにむにゅーと歯を押し返す麺の弾力の快感、これぞ讃岐うどん。正統派のど真ん中です。3回目ですが、麺がここまで激旨とは。改めてレベルの高さを再認識しました。四国八十八ヶ所巡礼のイメージとも重なり、このうどんをいただくと心と体が清められるようです。
店主が他のお客さんと会話していて、ようやく落ち着いてきて1日100人くらいお客さんが入るようになった、久しぶりに香川に帰れそうということでした。

別皿に盛られる天ぷらもボリューム満点で美味しいです。一度訪れたら貰えるカード持参でのトリ天サービスは6月末まででなく常時になったようです。
讃岐うどんファンで大のちくわ天ファンとしては、ここのちくわ天は、香川の有力店が提供するあのふっくらサクサクの最高のものとはちょっと違うのですがそれでも美味いです。
じょんならんは東横線沿線のキラ星店のひとつです。
〔2012年1月24日〕

白楽の「じょんならん」、2回目です。最近テレビで紹介されたようで今日は満席でした。新作という「とろあつ」(800円)にしました。色鮮やかで見た目からして美味そうです。よくかき混ぜてズルズルいただきました。スープはほとんどなくて、とろみで麺、具を包んでいます。もう少しとろみ(片栗粉)少なめでスープある方が好みですがこれも美味しいです。いずれにしても香川県では見たことないメニューでチャレンジングです。温かいうどんだと讃岐うどんの麺の本当の美味さを味わうことはできませんが、こういう趣向を凝らした一杯もいいものです。
〔2012年1月20日〕

香川の讃岐うどんの有名店「池上」で修行した大将が白楽にうどん店をオープンしたという情報を読みました。調べたら「池上」に行ったのは岡山在住時の2009年9月、るみおばあちゃんの店として有名で行列も長いのでパスしていたのですがようやく行ったところ確かに美味かった。同じ日に「白川」と「もり家」にも行っていました。当時は普通の1日でしたが、うどん好きにはなんと幸せな1日でしょうか。
今日、「じょんならん」に食べに行ってきました。白楽の商店街の先、六角橋の交差点の先に店はあります。
昼時でしたが雪が舞う寒い日でしたのでお客さんは少なめです。この店はぶっかけ、しょうゆ、かけなどうどんがどれも550円、これに天ぷらなどのトッピングが2種類で300円というのが基本のようです。
大好きな冷たいかけ+ちくわ天他にも惹かれたのですが、お値段安めのランチコースがあったのでそちらにしました。温玉しょうゆにかぼちゃ天と鶏天で700円です。
香川の製麺所でよく見た白い袋に入れてうどんを茹でています。美味そうな雰囲気があります。
うどんは、むにゅーとして歯を押し返すような弾力があります。あーこれこれ、久しぶりです。美味い。これは讃岐うどんです。京浜地区に昔からある讃岐うどん屋にはただ麺が固いだけでそれが腰があるという偽物店もありますが、ここは直系です。鶏天は細長い鳥肉を揚げたもので私は初めて食べましたがとても美味しかったです。
満足の一杯でした。また来たいです。あとは香川県なら天ぷら含めて200〜300円で食べられるうどんに都会とはいえ850円という値段が受け入れられるかどうか。どうなんでしょうか。
「MINI STOPミニストップ」(木月新矢上橋店)

小山薫堂の「人生食堂100軒」で美味いと紹介されていたコンビニのミニストップのソフトクリームです。これは確かに美味い。ロールケーキなど話題になるコンビニ食材を試しても再食まではいかないのですが、ミニストップのソフトクリームは我が家の大ヒットです。もともとアイス、ソフトが好きだというのもありますがこれはイケます。
しかし、どこにでもありそうなミニストップを改めて探すと街中にない・・・。日吉でも日吉本町の奥の店と元住吉方面の綱島街道沿いの店といずれにしても自転車が必要です。
暑いし、こどもの日なので子供を引き連れて(一番食べたいのはお父さんかも・・・)、木月の店に向かいました。普通のバニラもいいし、季節ものもどれも美味しい。今日はクリームブリュレソフトにしました。GW中は50円引きなので218円→168円です。これはお得です。
「KOCHOOコチュ」(自由が丘)
〔2012年5月5日〕

無性に韓国のつまみとチゲが食べたくなったので自由が丘のコチュです。先日、自由が丘を散策したときにそういう気分になり、焼肉の漢江がある通りを探したのですが、久しぶりすぎて分からなかったので場所を確認したうえで本日出直しです。
前回は1年半前でした。ガソリンスタンドとコンビニのある奥沢6丁目の交差点を右折して、しばらく歩いた左側にあります。「ホルモンスントゥブ」(1500円)の3辛にしました。
まず韓国のおつまみ3種。オイキムチ、もやしのナムル、韓国海苔です。美味い。お替わり自由なので、それぞれ追加して、最後にオイキムチだけ3皿目をいただきました。甘辛い味付けが最高です。

暫く待つと主役のスントゥブと石釜ご飯がでてきます。スントゥブは旨みと辛味が絶妙で最高です。ホルモンの食感もいい。うまい、バクバクいけます。

石釜ご飯は別のお椀にご飯をよそいで、おこげにとうもろこし茶を注いで「ヌルンジパブ」にして楽しみます。前回は味がちょっと淡白すぎてこれの意味が分からなかったのですが、今回は塩を出されて、それをいれると味が締まって美味しくいただけました。成る程です。

前回は何故がパスしてしまった(出される前に席を立ってしまった)柚子茶を最後にいただきました。甘酸っぱくてとろりとしたデザートです。これは初めて飲みましたがいいです。食事がバッチリ締まります。
お腹空いていたのですが満腹で帰路は苦しいくらいでした。決して安くはないですが味、量ともに大満足の1500円です。おいしかった、ごちそうさまです。
〔2010年10月10日〕

10年以上前になりますが以前住んでいた街に韓国家庭料理の店がオープンしました。試しに入ってみて壁の多くの張り紙の中から幾つか料理を注文したところ、それは出来ませんと言われました。別のものを注文しても同じ、出来ないとのこと。それじゃあ何があるんですかと訊くと、キムチとチゲならできる。それでいいですとお願いすると、とんでもなく旨いキムチでした。シャキシャキしていてうま味と辛味のバランスが絶妙、これは滅茶苦茶に旨いぞ、ぺろっと食べて追加です。次に出てきたチゲも激ウマで感動。チゲはおそらく初めて食べたのかもしれませんがこんなに旨いものがあるのかと驚いたものです。
その日から連続して8日間通いました。毎日、ビールにキムチ、キムチ追加(サービスで日に日にキムチの量が増えてきて最後の方はお替り不要になりましたが)、ご飯とチゲです。好きな店には通う方ですが、流石に3日以上連続で通った店はそこだけです。うまかった。
その後、どうしてキムチとチゲしかできないのかを知りました。もともとオープンを準備していた女性が開店直前に男を追いかけてソウルに帰ってしまった。そこで急遽、妹さんが代理で登板。とりあえず家庭で作っている簡単なものしか提供できない。
その後も頻度は落ちましたが毎週・毎月のように訪れました。店主というか40代の女性はおっとりしていて可愛らしく、日本人にはない幼児のような純粋さがある不思議な魅力の人でした。勘定が毎回合っていなくて、始めはおまけしてくれているのかと思っていましたが、ある時、足し算ができないことがなんとなく分かりました。計算しているフリをしていますがもともと計算していない。安いことが大半でしたが高いこともあって笑えました。
高校生くらいの男女のスタッフ(おそらく子供ではない、親戚風)が手伝いでいて、また、たまにもの凄くグラマーなクラブのママ風の女性がヒモのような男性を連れて食事をしていて、客なのですが混雑してくると店を手伝っていました。
店主の女性はもともと赤坂かどこかの韓国クラブに勤めていたけど、姉の帰国で急遽店を継ぐことになりクラブを辞めた、可愛がっていたママが心配してたまに来店して・・・などということを想像していました。
提供できる料理は徐々に増えていき味もよかったですが、一度、サムゲタンを事前に予約して知り合いと入店したところ、始めのビールよりも先にサムゲタンが出てきたりといつまでも素人風なところがありました。
それでもキムチや基本的な味付けが最高だった。あんなに美味しいキムチにはその後も出会っていません。「お客さんは浸けたばかりのキムチが好きですね、私たち韓国人は少し経って、すっぱくなってきたキムチが好きです。」。店のスタッフとたまに話したり、ここまで馴染みになった店、通った店は首都圏では他になかったと思います。
それが、忙しかったのか、少し飽きたのか、暫く間が空いて久しぶりにいったところ、経営者が別の人に変わっていました。店名、中のつくり、壁に貼られたメニューなど全てそのまま引き継いで、前の方は止めたということでした。大繁盛という程ではありませんが週末は満席のこともあり、そこそこお客さんはいたと思うのですがいなくなってしまいました。突然なことにちょっと茫然、ショックでした。今でもたまに思い出します。
ちなみに経営者の変わった店はキムチ、チゲから味が違っていてその後、行っていません。何年か前まではそのままあり、おそらく今でも同じ名前で営業されていると思います。
前置きがえらく長くなりましたが、韓国料理のチゲが大好きです。今週発売された「Hanako」の自由が丘特集号に「コチュ」という店が紹介されていて、すぐに行ってみました。韓国生まれのアメリカ育ち、ロサンゼルスに本店があるスンドゥプ(チゲ)専門店の日本店とのことです。韓国料理屋は最近、どこにでもありチゲも食べられますが、専門店なら是非食べてみたい。
自由が丘駅から徒歩8分、南西方面、焼き肉の「漢江」などがある通りからもう少し先です。
一番オーソドックスな「キムチスントゥブ」を注文しました。石焼のご飯と副菜3種がついて1500円。夜は副菜が5種類で2000円です。

副菜は食べ放題。キムチ、韓国のり、もやしの和え物をつまんで待ちます。おいしい。3種を全ておかわりしました。

ぐつぐつと煮え立ってチゲ(スンドゥプ)登場です。辛くてうまくて最高です。純豆腐を使っているそうですが美味です。その他、豚肉、貝類、キムチなど具沢山で満足できました。私は日本で例えるならご飯と豚汁とお新香のこのセットが大好きです。

ここでは石釜のご飯を取り分けた後にお茶を注いでお茶漬けにして食べることを勧めていました(韓国では普通なのでしょうか)。始めにお茶を注いでもらうので、チゲを食べ終わる頃に柔らかくなってご飯がそぎ落とせます。際立って美味しいものでもありませんが、おこげの渋さを味わいながらさっぱりと食事を締めくくることができます。ごちそうさまでした。
若干高めですが、この味、量で1500円なら私は通おうと思います。

無性に韓国のつまみとチゲが食べたくなったので自由が丘のコチュです。先日、自由が丘を散策したときにそういう気分になり、焼肉の漢江がある通りを探したのですが、久しぶりすぎて分からなかったので場所を確認したうえで本日出直しです。
前回は1年半前でした。ガソリンスタンドとコンビニのある奥沢6丁目の交差点を右折して、しばらく歩いた左側にあります。「ホルモンスントゥブ」(1500円)の3辛にしました。
まず韓国のおつまみ3種。オイキムチ、もやしのナムル、韓国海苔です。美味い。お替わり自由なので、それぞれ追加して、最後にオイキムチだけ3皿目をいただきました。甘辛い味付けが最高です。

暫く待つと主役のスントゥブと石釜ご飯がでてきます。スントゥブは旨みと辛味が絶妙で最高です。ホルモンの食感もいい。うまい、バクバクいけます。

石釜ご飯は別のお椀にご飯をよそいで、おこげにとうもろこし茶を注いで「ヌルンジパブ」にして楽しみます。前回は味がちょっと淡白すぎてこれの意味が分からなかったのですが、今回は塩を出されて、それをいれると味が締まって美味しくいただけました。成る程です。

前回は何故がパスしてしまった(出される前に席を立ってしまった)柚子茶を最後にいただきました。甘酸っぱくてとろりとしたデザートです。これは初めて飲みましたがいいです。食事がバッチリ締まります。
お腹空いていたのですが満腹で帰路は苦しいくらいでした。決して安くはないですが味、量ともに大満足の1500円です。おいしかった、ごちそうさまです。
〔2010年10月10日〕

10年以上前になりますが以前住んでいた街に韓国家庭料理の店がオープンしました。試しに入ってみて壁の多くの張り紙の中から幾つか料理を注文したところ、それは出来ませんと言われました。別のものを注文しても同じ、出来ないとのこと。それじゃあ何があるんですかと訊くと、キムチとチゲならできる。それでいいですとお願いすると、とんでもなく旨いキムチでした。シャキシャキしていてうま味と辛味のバランスが絶妙、これは滅茶苦茶に旨いぞ、ぺろっと食べて追加です。次に出てきたチゲも激ウマで感動。チゲはおそらく初めて食べたのかもしれませんがこんなに旨いものがあるのかと驚いたものです。
その日から連続して8日間通いました。毎日、ビールにキムチ、キムチ追加(サービスで日に日にキムチの量が増えてきて最後の方はお替り不要になりましたが)、ご飯とチゲです。好きな店には通う方ですが、流石に3日以上連続で通った店はそこだけです。うまかった。
その後、どうしてキムチとチゲしかできないのかを知りました。もともとオープンを準備していた女性が開店直前に男を追いかけてソウルに帰ってしまった。そこで急遽、妹さんが代理で登板。とりあえず家庭で作っている簡単なものしか提供できない。
その後も頻度は落ちましたが毎週・毎月のように訪れました。店主というか40代の女性はおっとりしていて可愛らしく、日本人にはない幼児のような純粋さがある不思議な魅力の人でした。勘定が毎回合っていなくて、始めはおまけしてくれているのかと思っていましたが、ある時、足し算ができないことがなんとなく分かりました。計算しているフリをしていますがもともと計算していない。安いことが大半でしたが高いこともあって笑えました。
高校生くらいの男女のスタッフ(おそらく子供ではない、親戚風)が手伝いでいて、また、たまにもの凄くグラマーなクラブのママ風の女性がヒモのような男性を連れて食事をしていて、客なのですが混雑してくると店を手伝っていました。
店主の女性はもともと赤坂かどこかの韓国クラブに勤めていたけど、姉の帰国で急遽店を継ぐことになりクラブを辞めた、可愛がっていたママが心配してたまに来店して・・・などということを想像していました。
提供できる料理は徐々に増えていき味もよかったですが、一度、サムゲタンを事前に予約して知り合いと入店したところ、始めのビールよりも先にサムゲタンが出てきたりといつまでも素人風なところがありました。
それでもキムチや基本的な味付けが最高だった。あんなに美味しいキムチにはその後も出会っていません。「お客さんは浸けたばかりのキムチが好きですね、私たち韓国人は少し経って、すっぱくなってきたキムチが好きです。」。店のスタッフとたまに話したり、ここまで馴染みになった店、通った店は首都圏では他になかったと思います。
それが、忙しかったのか、少し飽きたのか、暫く間が空いて久しぶりにいったところ、経営者が別の人に変わっていました。店名、中のつくり、壁に貼られたメニューなど全てそのまま引き継いで、前の方は止めたということでした。大繁盛という程ではありませんが週末は満席のこともあり、そこそこお客さんはいたと思うのですがいなくなってしまいました。突然なことにちょっと茫然、ショックでした。今でもたまに思い出します。
ちなみに経営者の変わった店はキムチ、チゲから味が違っていてその後、行っていません。何年か前まではそのままあり、おそらく今でも同じ名前で営業されていると思います。
前置きがえらく長くなりましたが、韓国料理のチゲが大好きです。今週発売された「Hanako」の自由が丘特集号に「コチュ」という店が紹介されていて、すぐに行ってみました。韓国生まれのアメリカ育ち、ロサンゼルスに本店があるスンドゥプ(チゲ)専門店の日本店とのことです。韓国料理屋は最近、どこにでもありチゲも食べられますが、専門店なら是非食べてみたい。
自由が丘駅から徒歩8分、南西方面、焼き肉の「漢江」などがある通りからもう少し先です。
一番オーソドックスな「キムチスントゥブ」を注文しました。石焼のご飯と副菜3種がついて1500円。夜は副菜が5種類で2000円です。

副菜は食べ放題。キムチ、韓国のり、もやしの和え物をつまんで待ちます。おいしい。3種を全ておかわりしました。

ぐつぐつと煮え立ってチゲ(スンドゥプ)登場です。辛くてうまくて最高です。純豆腐を使っているそうですが美味です。その他、豚肉、貝類、キムチなど具沢山で満足できました。私は日本で例えるならご飯と豚汁とお新香のこのセットが大好きです。

ここでは石釜のご飯を取り分けた後にお茶を注いでお茶漬けにして食べることを勧めていました(韓国では普通なのでしょうか)。始めにお茶を注いでもらうので、チゲを食べ終わる頃に柔らかくなってご飯がそぎ落とせます。際立って美味しいものでもありませんが、おこげの渋さを味わいながらさっぱりと食事を締めくくることができます。ごちそうさまでした。
若干高めですが、この味、量で1500円なら私は通おうと思います。
綿矢りさ「ひらいて」(「新潮」2012年5月号)
2012年05月05日 / 本

綿矢りさの新作です。といってもこれまでの作品を読んだことがないので初めてということになります。関心はあったけど賛否両論あるようでとりあえずパスしてきました。月刊文芸誌「新潮」に掲載された「ひらいた」(240枚)について、新聞の書評でこれまでとは一線を画するというような評価がされていて読んでみようと思いました。文芸誌を買うのも最後がいつだったか覚えていないくらい久しぶりです。
最近のいわゆる純文学をほとんど知らないし、著者の過去作品も読んでいない立場からは比較はできないのですが、この作品は人と人との間に生まれる何とも言いようのない様々な感情、空気を見事に描ききった説得力のある力作です。特に他人との間合いを詰めることによって初めて生じる濃密さがはっとする言葉で表現されています。
どんどん希薄化する人間関係に慣れてきて、関わりを持つことの煩わしさ、距離を置くことで得られる孤独の気楽さについては誰もがテーマにするし、その線で話しを進めれば共感を得やすいのだと思います。
この小説で描かれる高校三年生は恋する若者の必然か、相手との接点を持とうと悶々としておかしな行動に走ります。人間関係が接近する中でこれまで経験していなかった感情が生まれます。例えば、「さびしがりやのせいだと思っていたけれど、恋をして初めて気づいた。私はいままで水を混ぜて、味が分からなくなるくらい恋を薄めて、方々にふりまいていたんだ。いま恋は煮つめ凝縮され、彼にだけ向かっている。」。
ひょんなことから事態は発展しますが、いずれにしても行動は何かをもたらします。また主人公のちょっとしたつぶやきにも我々が漠然と気付いていた真理が含まれます。例えば、「人の眼が美に対して異常に厳しい事実に、私は戦慄する。どんな人間も美を選別する能力は神から授けられていて、だから誰でもたやすく美の審査員になれる。彼らが求めるのは、とびきり優れた美しさの集合体ではない。むしろ標準の鼻、標準の唇、平均のプロポーションの身体つきを求めている。標準の集合体が、心地よく、整って収まっている状態を美と呼ぶ。しかしそれを手に入れることの、比類ないむずかしさといったら。」。
高校生活を舞台とする三角関係。題材は極めてオーソドックスですが、作者が提示する世界はこれまで見えてこなかった独自の視点からのものです。
物語は恋愛ものなので親しみやすくとっかかれて、想定外の出来事も含めて面白く読み進めることができます。前半少しずつ披露される上記例のような表現が徐々に増えてきて後半は、綿矢ワールドにどっぷりと浸かって夢中になります。
文章というのは、書き手の頭の中にあるイメージを分かり易い言葉に置き換え、小説では芸術性も加味するものでしょうか。綿矢りさがデビューして、芥川賞受賞後の10年を試行錯誤しながら決して順風満帆ではない作家生活を送ってきたことは雑誌や記事などで読んでなんとなく知っているのですが、少なくともこの作品では作者の書きたいことがかなりイコールで小説に表現されたんじゃないかという手応えがあります。
主人公の苦悶が作者自身の迷い、開き直りにもオーバーラップするような気がします。題材が思春期の女の子の恋愛もので特異な設定もあるので、もしかしてこの作品は勘違いされるかもしれませんが、ここに描かれているのは普遍的な人間の感情と成長の物語です。綿矢りさに注目です。
グループラブ「ネヴァー・トラスト・ア・ハッピー・ソング」

タワーレコードに行くと、一応、ロック・ポップコーナーにも寄って新譜を試聴するのですが、その時よく聴こえても結局、自宅で2度以上聴くことはほとんどないので冷静に気持ちを制御する(要するに買わない)ようにしています。
ただ、連休前なので、気持ちが大きくなってまとめて5〜6枚、買ってしまいました。
その中で一番気にいった一枚、GROUPLOVEというロサンジェルス発の男女混成5人組バンドのデビューアルバム「NEVER TRUST A HAPPY SONG」です。
幸福感に溢れたキャッチーなメロディのポップ・ロックです。スマッシング・パンプキングスや何でしょうか90年代以降の耳に心地いいリアルな音楽が処々に聴こえます。ただ決して真似事ではなくて独特の叙情的な世界を作り上げています。このサウンドは好みです。
繰り返し聴いています。久しぶりにいいなあと思えたバンド、アルバムです。この他ではマドンナの新作もよかったです。
「麺処 びぎ屋」(学芸大学)
〔2012年4月30日〕

先日食べて気に入った学芸大学の「びぎ屋」に再訪です。ゴールデンウィーク中の予定を確認しようと店のホームページをチェックすると店主のブログがあり、「静岡県浜名湖、舞阪産「生のり」が入荷しました!久しぶりの限定麺やります。」「香りがとっても良く、一目惚れ。どうやって自分色に染めようか考えた結果、今回は「潮の塩和えつけ麺〜生のり仕立て〜」に決定」と告知されていました。
未食の白醤油味か、塩味のイメージだったのですが、折角なので限定麺(900円)です。
提供されたスープを味見したのですが、特に海苔を感じられる訳でなく、あれどこに入っているのかなあと考えていると麺の登場です。

生のりはこちらでした。見た目おいしそう。口にするとツルツルの麺に海苔が香ります。いや、これは美味い。他のお客さんからも感嘆の声があがっていました。少ししょっぱい味の海苔も脇に添えられていていいアクセントになっています。
スープもダシの深みのある塩味でこちらもイケます。このつけ麺はかなりのレベルです。個人的には、冷たい麺に温かいスープは中途半端な温度になってしまうので、スープも冷たいほうがよいと思うのですが、これはこれで美味しいです。
この限定麺は手間がかかっています。忙しい中で作るのはちょっとシンドイかもしれません。1日限定10食も納得です。
びぎ屋、いいです。
〔2012年4月8日〕

学芸大学にある「びぎ屋」です。この店のきっかけは雑誌「ブルータス」の「ラーメン、そば、うどん。」特集号で紹介されていた食材と調理の写真です。これが本当なら旨そうだ。
学芸大学駅で降りて、東口商店街をしばらく歩いた左側にあります。手前には中目黒にある焼肉屋「びーふてい」の支店がありました。
「全部入りラーメン」(950円)にしました。全部とは、豚バラ(煮)、豚肩ロース(焼)、鶏肉(蒸)の3種のチャーシューと煮卵のようです。
かえし、脂を入れた丼に一杯ごとにスープを鍋で沸かしてよそいでいきます。丁寧な仕事ぶりに美味そうな雰囲気があります。腰の低いご夫婦二人の真面目そうな所作にも好感が持てます。
スープは、ダシの煮干系の渋み・旨みが感じられて美味しい。自然なしょっぱさがいいです。細めのストレート麺も滑らかでスープに絡みます。うまい。3種のチャーシューの味付け、食感の違いも楽しく、おいしいです。久しぶりにスープも含めて完食しました。

食後、駅の周りを散策しました。学芸大学では以前何度か下車したことがあり、何が目的だったか記憶を辿っていたのですが、西口商店街を目にしたときに、そば屋の「夢呆」だったことを思い出しました。それらしき辺りに行ってみたのですが店はもうありませんでした(白金に移転したようです)。
学芸大学には評判の讃岐うどん屋もあるようなのでまた寄ってみようと思います。

先日食べて気に入った学芸大学の「びぎ屋」に再訪です。ゴールデンウィーク中の予定を確認しようと店のホームページをチェックすると店主のブログがあり、「静岡県浜名湖、舞阪産「生のり」が入荷しました!久しぶりの限定麺やります。」「香りがとっても良く、一目惚れ。どうやって自分色に染めようか考えた結果、今回は「潮の塩和えつけ麺〜生のり仕立て〜」に決定」と告知されていました。
未食の白醤油味か、塩味のイメージだったのですが、折角なので限定麺(900円)です。
提供されたスープを味見したのですが、特に海苔を感じられる訳でなく、あれどこに入っているのかなあと考えていると麺の登場です。

生のりはこちらでした。見た目おいしそう。口にするとツルツルの麺に海苔が香ります。いや、これは美味い。他のお客さんからも感嘆の声があがっていました。少ししょっぱい味の海苔も脇に添えられていていいアクセントになっています。
スープもダシの深みのある塩味でこちらもイケます。このつけ麺はかなりのレベルです。個人的には、冷たい麺に温かいスープは中途半端な温度になってしまうので、スープも冷たいほうがよいと思うのですが、これはこれで美味しいです。
この限定麺は手間がかかっています。忙しい中で作るのはちょっとシンドイかもしれません。1日限定10食も納得です。
びぎ屋、いいです。
〔2012年4月8日〕

学芸大学にある「びぎ屋」です。この店のきっかけは雑誌「ブルータス」の「ラーメン、そば、うどん。」特集号で紹介されていた食材と調理の写真です。これが本当なら旨そうだ。
学芸大学駅で降りて、東口商店街をしばらく歩いた左側にあります。手前には中目黒にある焼肉屋「びーふてい」の支店がありました。
「全部入りラーメン」(950円)にしました。全部とは、豚バラ(煮)、豚肩ロース(焼)、鶏肉(蒸)の3種のチャーシューと煮卵のようです。
かえし、脂を入れた丼に一杯ごとにスープを鍋で沸かしてよそいでいきます。丁寧な仕事ぶりに美味そうな雰囲気があります。腰の低いご夫婦二人の真面目そうな所作にも好感が持てます。
スープは、ダシの煮干系の渋み・旨みが感じられて美味しい。自然なしょっぱさがいいです。細めのストレート麺も滑らかでスープに絡みます。うまい。3種のチャーシューの味付け、食感の違いも楽しく、おいしいです。久しぶりにスープも含めて完食しました。

食後、駅の周りを散策しました。学芸大学では以前何度か下車したことがあり、何が目的だったか記憶を辿っていたのですが、西口商店街を目にしたときに、そば屋の「夢呆」だったことを思い出しました。それらしき辺りに行ってみたのですが店はもうありませんでした(白金に移転したようです)。
学芸大学には評判の讃岐うどん屋もあるようなのでまた寄ってみようと思います。
浅尾いにお「おやすみプンプン 10」

新刊を待っているマンガは今10作品近くあると思いますが、その中でも特に気になるマンガのひとつである「おやすみプンプン」です。伏線が多すぎて一時理解不能に陥りましたが、以前、既出の9巻をまとめ読みしてようやく流れをつかめました。
面白いです。ここに描かれているストーリー、内容を要約することは難しいというか意味がありません。言葉にできないのでマンガという手法で表現しています。それが成功するかどうか、成功しそうな予感です。
虚栄心、孤独感、意思疎通の断絶、期待、ノスタルジー、愛情、欲情、利己心、狂気、運命、板挟みの閉塞感、無常観などなどテーマは複雑。思い通りにいかない人生の切なさに共感できます。まだ謎の多い内容ですが心がザワザワして深みを感じる第10巻でした。
トスカニーニ/NBC交響楽団「ベートーヴェン 交響曲集」

トスカニーニのコレクション・ボックスが発売されます。85枚組。調べたら、アマゾンではなんと7524円、1枚あたり88円です。これは安い。おそらく利益度外視の破格値提示は凄いです。タワーレコードはネット9990円(店頭14690円)、HMVはネット8270円(店頭18680円)の設定で敵いません。
1990年頃に発売されたこのトスカニーニのリマスターシリーズでは、レスピーギのローマ3部作、ロッシーニの序曲集、ベートーヴェンの交響曲集、メンデルスゾーンの交響曲4・5番を持っていました。8枚なので残り77枚、聴き応えがあります。
予約して、販売予定とされた4月16日、24日といった日を待っていたのですが、最近メールが来て、発送予定は5月の5〜6日頃とありました。ゴールデンウィーク中にじっくり聴こうと楽しみにしていたので残念。
気分的に待ちきれなくて、手元にあったディスクを聴き直してみました。レスピーギ、ロッシーニが絶品なのは変わりありません。今回、印象が随分変わったのがベートーヴェンの交響曲全集です。以前は、せかせかして筋肉質であまり好みではない演奏の印象でしたが、ふっくらとして歌のある、バランスよくて聴き易い演奏でした。それでも全体的にはトスカニーニらしい厳しい音楽なのですが、ベートーヴェンの音楽とうまくマッチングしています。
第2番での弦の精緻な合奏の陶酔感、第3番での強靭なリズムとカンタービレ、第7番でのたっぷりとしたテンポのスケールの大きさ、第8番での端正な美しさと堂々とした迫力、第9番での透明感、激性、豊かさ。
どの演奏も比較的テンポ速めですがニュアンス豊かな練りに練られた立派な演奏です。特に第2番と第8番が印象的でした。メンデルスゾーンの交響曲第5番「宗教改革」も名演です。
「タワレコ女子ジャズ部のお料理レシピみたいな音楽案内」
2012年04月15日 / 本

タイトルに惹かれて購入した一冊です。タワーレコードに勤務する女性社員(部署はバラバラ)でジャズ部に加入しているメンバーが推薦盤を紹介するというものです。女性にはとっつきにくいジャズを販促するプロジェクトチーム、さてそのセンスやいかに。
200枚近いアルバムが紹介されているのですが、ほとんど知らないディスクです。聴いたことがあったのは4〜5枚だけ。その他の大半のアルバムは聴いたことがないだけではなくて、そもそもの存在を知らなかったものばかりです。必ずしもジャズではなくてボサノバ、シャンソン、イージーリスニングなどなど多様なジャンルのワールドミュージックの中からの選択のようです。おそらく聴きやすくてお洒落な音楽アルバム。
この手の推薦本は有名なディスクを中心に紹介されることが多いので、この構成は意外でした。ジャズの代名詞であるビル・エヴァンスは5枚ですが、マイルス・デイビスは1枚だけ。ジョン・コルトレーンなどサッスク奏者のものはゼロのようです。
既成概念にとらわれないゼロからのピックアップだったのでしょうか。なかなかやるなあという印象です。ただ、ほとんどのディスクを聴いたことがないので、これらの推薦が真っ当なのか、センスの良いチョイスなのかが分かりません。想像すらできません。かといってこれらのディスクを今更聴いていくお金も時間もありません。
推薦の言葉が思い入れ強くコンパクトにまとめられているので、気になったものから少しずつ聴いてみようと思います。とりあえず3枚です(うち2枚がビル・エヴァンスというのも好み・選択がえらく保守的ですが・・・)。どれもこれまで聴いてきた音楽とはちょっと違っていて面白かったです。

『日常から離れて自分時間を過ごしませんか?』 トミー・ゲレロ「ソウル・フード・タケリア」

『陶酔ってこのことです。』 ビル・エヴァンス「フロム・レフト・トゥ・ライト」

『79分の幸せとは・・・。』 ビル・エヴァンス「ザ・ビル・エヴァンス・アルバム」
「桂花」(新宿ふあんてん)

伊勢丹メンズで買いたいものがあり久しぶりの新宿です。買い物後は何を食べようか。今回は下調べをして、ある店でゆっくりランチをいただこうと考えていたのですが、満席で待つ気分でもなかったので、また「桂花」です。
いつもの「五香肉(ウーシャンロー)定食」(950円)です。この豚の肩ロース肉の香り揚げは本当に美味しい。クセになる味と食感です。やはりこの新宿店のものがイケます、渋谷店の五香肉は揚げ方が固いです。桂花ラーメンも昔のようにもう少しクサくてもいいのですが、これはこれでさっぱりと美味しくいただけます。
ご飯と漬物もついてお腹一杯、大満足です。

プリンセス・プリンセス「ザ・ラスト・ライブ」

再結成報道がきっかけだったのか忘れたのですが、YouTubeでプリンセスプリンセスの「ダイアモンド」、「M」、「19グローイングアップ」の映像を繰り返し観るようになりました。ボーカルの奥居香とは同じ42年2月生まれで同年代です。同時代で夢中になった記憶はないのですが、バブル期のカラオケ熱唱の中で何曲かを好きになったのだと思います。
YouTubeには複数の映像がアップされているのですが、どの曲も一番いいのは1996年の解散コンサートのものです。プリプリは確かオーディションで選ばれたメンバーのバンドではじめは演奏できなかったはずですが、最後の方はかなり質があがっているようです。特に奥居香のヴォーカルと富田京子のドラムがいいです。当たり前ですが、最近の歌手の口パクと比べると、ライブでこれだけ歌える奥居香は凄いし、富田京子のドラミング姿はかっこよくてサマになっています。
何十回も観ているのでそれではということで元のライブ映像を購入しました。アマゾンではディスカウントされて2枚組、2700円です。
奥居香のヴォーカルが安定しているので安心して聴けます。「OH YEAH!」、「世界でいちばん熱い夏」、「M」、「ゲット・クレイジー」、「ダイアモンド」、「19グローイング・アップ」といったヒット曲を中心にどうしても観てしまいますが、全体を通しても内容は充実しています。
そして、先週のTBS「情熱大陸」は、復活に向けて動き出したプリンセス・プリンセスを追うドキュメンタリーでした。震災復興支援として復活コンサートを行うことを発表したのが昨年7月、本格的なライブは今年11月の仙台と武道館です。本番までえらく間があるなと思っていましたが、想像どおりブランクが長いので準備が必要なようです。
女性の容姿に触れるのはアレですが、テレビでも取り上げていて本人も語っていたので構わないでしょう。ドラムの富田京子が太って、キーボードの今野登茂子がふけました。他の3人はあまり変わらないです。10年以上振りにドラムを叩く富田京子は辛そうです。本人も「リハーサルでなくて、リハビリね」「でも、やらせてもらってとても幸せ。生きているって感じがする」と語っています。
プリプリはアイドルバンドだと思っていたのですが、完成度の高い音楽を求める妥協のなさは意外でした。実質的なリーダーの奥居香の厳しい姿勢がバンドに浸透していて、同窓会的なものをやるつもりはない、やるからには以前の水準以上のものをとメンバーが自分と周りに言い聞かせています。
3月にあったイベントで2万人の観客を前に「世界でいちばん熱い夏」、「M」など数曲を披露した映像が流れました。涙を拭いている観客の映像にはグっとくるものがあります。
11月の本格的なコンサートでは10数曲演奏するのでしょうから、もうちょっとの準備が必要なようです。奥居香、富田京子、今野登茂子の3人が小さい子供を育てながらの練習です。武道館のチケットは完売となっていますが、観てみたい気がしてきました。45歳の19グローイングアップはワクワクします。チケット屋での動向をしばらく様子見したいと思います(現在のところ8千円くらいのチケットが2万円程度で売られています)。

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