さまよい歩いていた茶色の大きな犬を保護したのが
3月6日。今日の様に寒い雨降りの天気ではなく
ポカポカ陽気の暖かい日でした。
「決して悪い様にはしないから、アリスの丘の犬にならない?」
「もう歩き回るのも疲れたでしょ?」いろいろ話しこんで3時間。
距離を保って座っていた茶色の犬に「おいで。」と手招きしたら
はじめて自分の方からトコトコとやって来ました。(たまらなく
愛しかったです)。 M・一郎さんが前もって買って用意していた
首輪を犬の鼻先にもっていくと、クンクン匂いを嗅いで、じっと
立っているのです。今迄は声をかければサッと逃げて行っていたのに。
ああ、もうこの犬はアリスの丘に居る事に決めたのだな、と思いました。
「じゃあ、はめるネ。」・・・・M・一郎さんが用意していた茶色の革の首輪は、
それはそれは好く似合って素敵でした。
「ゴン!」と命名。それまでなんと呼ばれていたのだろう。
でも、ゴン! この名前、ピッタリだね。!
・・・・あれから1年・・・・・
「悪い様にはしないから」と言ったその言葉を思い出すたび
なんとなく心の奥の方が痛みます。
ゴン しあわせ?
アリスの丘は 幸せだよ。 (グレーうさぎ)