パリでふらふら日記

2007年12月パリ郊外で結婚しました。普通の日々を綴った日記。

猫のいる生活

2006-10-30 01:54:59 | 




チョコレートの箱についていたリボンをつけられたヨダ。
意外といやがらないで素直につけられてました。
この後そばちゃんに試してみたらいやがって、狂ったように振り回してたけど←取るのも大変だった。


猫との共同生活もかれこれ1年以上になります。
最初は細かいところでやたらイライラすることもあったけど、
この頃やっと慣れて、自分のリズムで可愛がれるようになったかな?

とはいっても、やっぱり不便なこともあります。
旅行にしょっちゅう行けなかったり、
病気で吐いちゃう子もいたり。

最近一番腹が立ったのは、
私が前回の日記(ノルマンディーへ)を書いていたときのこと。
写真もすべて貼って、文章も終わりにさしかかったと思ってたら
ヨダがトコトコとキーボードの上を歩いて強制終了になってしまった

もちろん全て消えてしまいました…

このときはさすがに叱ったけど、
そうでなければ普段はほとんど予想のつく行動をする猫達なんです

だからあらかじめ
「ここにモノ置いたらたおされるな」とか
「肉を冷蔵庫から出しっぱなしにしちゃいけない」
とか多少の注意をすれば、最悪の事態は避けられる。

猫の動きなんてシンプルきわまりないものなので、
それを予想して防げば大丈夫なのだと分かったのです


話は変わりますが、最近は銀色夏生さんの「つれづれ日記」にはまってる私。
1年分の自然な日記(写真、イラスト付)なんだけど、
たまにものすごい深いことが書いてあってはっとする。
2回結婚して、2回離婚、今はひとりで二人の子供を育てられてるっていう
状況にも興味があるし。

「養われる」のも素敵だけど、どちらかといえば自立を目指したい(できるかどうかわからないけど)私の参考書のような本かも

子供にしろ、ペットにしろ、だんなさんにしろ、
共同生活するとプラスもマイナスもあるのは当たり前。
それをどう自分のリズムで快適にするか、というのが
一番難しいし、一番おもしろいことだったりするような気がします






ノルマンディーへ!

2006-10-28 07:15:38 | 旅行
いつもお世話になっている親戚のロジェおじさんとモモおばさんが
ノルマンディーに連れて行ってくれました☆

25日の夕方彼らのお宅に着き、
いつものようにおいしい晩ごはんをご馳走になった後、早めに就寝

翌朝6時半に出発



車で3時間ほど走って、まずはEtretat(エトルタ)
画家モネが描いたことでも有名な崖に囲まれた浜です。




崖の上からの景色は圧巻!!

また更に1時間ほど移動して、
次の目的地はDieppe(ディエップ)という小さくてかわいい港町へ。



ノルマンディーの港町って独特でかわいいのです
カラフルなアパートが密集してるすぐ横に港がぽっかりあいていて、
ぎっしりと小さな船がならんでます。

実は一度Dieppeには来た事がある私。
当時大学生でノルマンディーの中心地ルーアンに1ヶ月語学研修していて、
週末に観光に来たのです。

その頃フランス語は第二外国語で習っていたものの、
ほとんど話せなかった私に、とても優しく接してくれたノルマンディーの人々。
パリとは違った田舎のあたたかさを感じることができました


あの時はまさかもう一度来れるとは思ってなかったなぁ。
ましてやフランスに家族ができて、連れてきてもらえるなんて。。




さて、お楽しみのお昼ごはん
この辺はベルギーに近いこともあって、ムール貝が名物なのです。
ノルマンディー特産のシードル(りんごサイダー酒?)と一緒に♪

さらに移動
実は今回ロジェおじさん自慢のキャンピングカーで来た私たち。
キャンピングカーって今まで乗ったことなかったけど、
座席は高いし、広いし、適度なゆれが心地よい
もうぐっすり眠れました




途中の田舎町でみた風力発電の風車みたいなの↑

典型的なノルマンディーの田園風景に、
新テクノロジーの風力発電が妙にマッチしてました。





最後に寄ったMer-les-bains(メール・レ・バン)という街で
見れた夕焼け。
フランスは建物が低いためか、空が広く見える気がします。
きれいだったーー


あらためて「大人」と一緒に旅行するのは安心だな、と思います。
二人での旅行もラクでいいけど、
きちんとした大人が場所とか休憩するタイミングとかみてくれて、
しかも運転してくれると、安心して任せてしまえる。

いつもかわいがって甘やかしてくれるロジェおじさんとモモおばさんに
感謝感謝です









アンディーブとハムのグラタン

2006-10-24 21:48:41 | 食べ物

アンディーブは大好きな野菜のひとつ。
生でサラダにしてもおいしいし、
火を通してもふやっとしておいしい。
ほんのり苦味があるのが特徴です。


音楽家友達のIちゃんがうちに遊びに来てくれたので、
このアンディーブをハムといっしょにグラタンにしてみました♪

レシピは超シンプル
まずアンディーブをくたくたになるまで茹でて、
ひとつひとつにハムをまきつけます。

その上にホワイトソースとチーズをふんだんにかけ、
あとはオーブンで焼くだけ。
焼き色がいい具合についたら出来上がりです。


さてさて帰国まであと1週間切りました
観たい映画もまとめて観ておかなきゃ!


滞在許可証②

2006-10-20 22:34:16 | 手続き関係
さて、待ちに待った私たちの順番。
お約束どおりの書類を順々に出していきます。
「じゃぁ共同生活の証明書は?
…あら、これ1年にならないじゃない、これじゃダメよ。
また来年出なおしなさい。
あと、来年フランス戻ってくるときにビザ取り直して来て」


やっぱりねーーー
でもまぁ仕方ないわ、と思って私が書類を片付け始めたところ、
トマがいろいろな書類を出して反論を始めたのです。

電話線を引いたときの書類、
私の学生証、
移転証明などなどを見せては、
いちいちコメント付で担当のおばさんに語り始めました。

挙句の果てには住んでるアパートの大家さんの対応の遅いことや、
最近つないだADSLで苦労した話まで(滞在許可に全く関係なし)
もうこうなると、単なる世間話状態

その間私はとなりでボケッと聞いてました。
もう誰が何をしに県庁まで来たんだか。


すると。

「じゃぁ、これとこれとこれをもう一度コピーとって来なさい」
とおばさん。
もう無理なのになんで無駄にコピーしなきゃいけないのか、
私は半分ムカつきながらニコニコしてコピーしにいく彼についていきました。

20枚ほどコピーをとり、
なにやらトマがコメントを書き込んでから、またおばさんのところに戻ると、

「じゃ、ここにサインして」
と写真付のレセピセ(受取証)を渡されたのです。
よくみると1月中旬まで有効、その間就労可

さらに、この有効期限までに「身分変更不可」の手紙が来ない限り、
とりあえずは大丈夫なんだそうな。


最近移民法が変更されて、フランスでの外国人状況が厳しくなってます。
そのせいで、身分変更の審査にもかなり時間がかかるらしい。
だから、審査の結果が出るまで自由に国を出入りしていいし、
仕事もしてよし。。だそう。


何だかさっぱり分からないけど、
とりあえずパリに戻るときにビザも取らなくていいし、
こっち来てすぐに仕事もできるし、、、
1月までは一安心です


これってやっぱり彼が熱く語ってくれたおかげなんでしょう。
私一人だったらダメ!って言われてすぐ諦めて帰りそうなもんですが、
フランス流に「そこを何とか!私たちは困ってるんです!!」
て泣き寝入りすれば何とかなる。

まぁとにかくよかったよかった




滞在許可証①

2006-10-20 22:15:06 | 手続き関係
今日は午前中、県庁に行ってきました。
フランス生活で一番嫌いな手続き「滞在許可証」

しかも最近Pacs(パックス)をしたので、
そうなると「学生滞在許可」から「La vie privee et familiale(私生活・家族)」いわゆる家族ビザへの身分変更になるのです。

結婚とほぼ同じ滞在許可がもらえるようになるのですが、
手続きの流れはかなり違います。
パックスの場合は、

-パックス証明
-居住証明(電気、電話の請求書等)
-二人の身分証明(パスポート等)
-二人が1年以上一緒に住んでいることの証明

が必要です。
最初の3つは何てことないシンプルな書類なのですが、
この4つめがかなりの曲者

かならず「1年以上前からの二人の名前が明記された銀行、家賃、電気等の郵便物」でないといけないのです。
だから、いくら1年以上一緒に住んでいようと、この郵便物がないことには
受け付けない、と。


んで、私たちの場合。
一緒に住んでいるのはすでに1年以上になるのですが、
二人の名前が明記された書類が最近のものしかなく、共同生活を証明することが出来ない

なので私は初めから諦め半分でした。
この書類が手に入るまで待ってから、その後改めて身分変更するしか
ないかなーと思ってたのです。
その間仕事はできないし、日本とフランス往復になるかもしれないけど、
まぁ書類がないもんはないし、仕方ないわ。くらいに。

が、一緒に来てくれたトマの方は
「やれることはやってみよう!!」
なんてやる気満々

そーんな試験でもあるまいし、お役所なんて
決まりに沿って動くもんなんだから、
書類がないならないで門前払いだよ。
・・と私は腹をくくってました。


※長くなるのでいったん切ります


Le Parfum

2006-10-19 07:10:37 | 映画



今日は映画を観て来ました♪
「Le Parfum」(香水)です。
元はドイツ人作家パトリック ズュースキント による小説の映画化。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/416310660X

もともと大学時代にゼミ友達の発表で、小説のことは聞いたことがあったのですが、実際の話は全然知りませんでした。
舞台である18世紀のパリが見事に映像で表現されていて、
まずはそれに感動した私

もともと卒業論文でも書いたほど私はパリの町並みに興味があります。
特に、18,19世紀のころのパリの写真や映像をみるのも
本当に学生時代から大好き

そのころと変わらないような、商店がぎっしりつまった石畳の町並みなんか
を通ったりすると鳥肌がたちます。


話のテーマである、香り」には私もけっこう敏感なほうなので
そこも興味アリアリ。
子供のころから鼻でにおいを当てるのが密かな特技でした(笑)

夕方学校から帰るとき、10m先からうちのおかずをにおいで当てたり。
あと、食器洗い洗剤をにおいでメーカー当てるのもよくしたなぁ。
詰め替えていても私にはすぐわかる!
…ってなんの自慢にもなりませんが。


映画の中で、魅力的な女の子を殺してにおいを封じ込めるっていうのも
なんとなくわかる気がします。
においってふと人やその場を思い出させるものがあると思うし。

映画的にもかなり好きな部類です。
日本でも公開するのかな?だとしたらオススメです。
日本帰る前にいっぱい映画もみとかなきゃ







久々にお姉さん宅

2006-10-16 07:41:31 | フランスの家族



久々にトマ姉一家のうちにお邪魔して来ました☆
子猫ちゃんもかなり成長しててびっくり!


実はこの日他にもいくつかお誘いをもらっていたのに、
「この日だけはダメ!絶対にあけといて」
といい続けていた彼。

知り合いにオペラのただ券もゆずってもらえる話がでたのも
この日だったので半分苛立ちながらもあけてました。

いつものように姉宅に着き、
私が庭で猫と遊んでいると…





なんとトマがエプロン姿でキッチンに
今まで料理なんて一度もしたことのない彼が
(冷凍ピザをあたためる以外)


実はもうすぐ来る私の誕生日のために
今日はミニ・サプライズなんだとか
ちゃっかりシャンパンとケーキも準備していたらしい。

うれしいいいい~~


のもつかの間、
初料理してる彼をみんながほっとくはずもなく、
あーだこーだいいながらお姉さん、だんなさんと私でワイワイ指導しつつ
結局みんなで作りました

気になるメニューは、スパゲティ・ボロネーズ(笑)
さんざんみんなにコケにされていたかわいそうなトマくん。
でもおいしかったよ~


シャンパンとケーキで乾杯した後は、
これまたひさびさにちびっ子達と遊びました。





下の子Lちゃんなんて、初めて会ったときは
まだよちよち歩きだったのにもうすぐ4歳!

子供の成長はあっという間だなぁ…
もうすぐ帰国するので、その時は日本の甥っ子&姪っ子と思いっきり遊んできます

お姉さんカップルにもペンダントのプレゼントまでもらって
もう感激でした
やっぱ家族っていいわ








友達の結婚式

2006-10-12 20:27:39 | 生活




先週末は台湾人とフランス人の友達カップルの結婚式でした☆
まずはパリ郊外の市庁舎Mairieでの式。





とーってもきれいだった彼女。
準備段階から話を聞いていただけに、
実際の花嫁姿を見ると私も感無量です。





近くの公園で記念撮影。
おちゃめな二人がまたかわいかった!


その後パリ中心にある高級ホテルでパーティ。
普段はこんなゴージャスなところに入る機会なんてまったくゼロなので
かなり大興奮でした

お料理もフルコース

アペロの後、

帆立のバジルムース添え
フォワグラといちじくソース
子牛のソテーとクリームリゾット
サラダ、チーズ
りんごのムースケーキと同じくりんごのアイスクリーム

シャンパンと各種ワインつき

結婚式はいいですね~
幸せのおすそ分けをしてもらっちゃいました

ちなみに彼らは来月新婚旅行で日本に行くそうです
パリに住んでて新婚旅行で日本ってなんだか不思議な感じですが。


おめでとう~~







復活☆

2006-10-11 04:51:51 | Weblog
ごぶさたしてます。
前触れもなくいきなり1ヶ月以上も音沙汰なしでほんとうにすみません



実はうちのインターネットをADSLにかえる手続きをしていたのですが、
ADSLモデムを受け取る前にフランステレコムが電話線をいきなり切ってしまったのです。

どうやら、ADSLにするとテレコム基本料を払わなくていいようになるらしいのですが、
きちんと事が収まる前にテレコムが勝手なことをしてしまったようです


ここ一ヶ月間毎日彼があちこち電話しまくり、
いち早くモデムを送ってもらうように催促(半分脅しともいう)
をしていたのですが、ADSL会社の仕事の遅さと、郵便局のトロさが半端なくうまくかみあってこんなに時間がかかってしまい。。

あーもー本当フランス人って仕事しません。
もう毎日キレまくりの私たちでした。


今日やーーーっとモデムが届いて晴れてネット生活復活


いやー
ここ一ヶ月、いろいろありました。
徐々にお話していくので、みなさまどうか見放さずにお願いします