あるコリア系日本人の徒然草

反日・嫌韓が言われて久しいですが、朝鮮民族として、また日本人として、ありのままの感情を吐露していこうと思います。

なぜ日本は朝鮮半島にこれほど恨まれるのか?

2005年02月20日 | メインのお話
丸いさんがコメントに興味深いご意見を書かれていたので、それについて簡単に僕の意見をお話したいと思います(読者の方は、鳥重のレシピ(訂正版)のコメントの中の「こんなふうに思うのですが (丸い) 」を、まずお読みください)。この話は非常に複雑なので、もっと後で書こうと思っていたのですが、まあいい機会なので、思うがまま、ここではあまり深く考えずに書いてみます。

さて、なぜ日本は朝鮮半島にこれほどの恨みを買ってしまったのでしょうか?理由は≪丸いさん≫も書いているとおり、ずばり「異民族に征服されたから」です。それ以外の理由は後付けであり、「日本民族という異民族に征服され、朝鮮という国をこの世から永遠に消されたから」という理由以外の何者でもありません。これは、たとえ日本が半島にいい事をしようと悪いことをしようと、それとは全然関係がないのです。ここを分かっていない日本人が(保守層革新層問わず)とても多いように思います。

日本がかつて異民族に征服・占領されたのは、戦後のみであり、この時でさえ後に独立することが保証されていました。だからこの朝鮮民族の気持ちが理解しにくいのかもしれません。民族心というやつは非常に厄介なもので、感情をものすごく揺さぶるものです。いわば理性とは対極にあるからこそ、ともすると爆弾になりかねないのかもしれません。

ヨーロッパ諸国の植民地に比べて、半島経営はずっと良心的なものだった、というかもしれません。確かにイギリス領インドやオランダ領インドネシアに比べ、私個人としてはずっとましだったと思います。でも、朝鮮民族からすると「だから何?」なんです。つまり占領された側からすると、他の被占領地域とは比べません。では、何と比べるのか?朝鮮半島の以前の時代と比べるのです。確かに新羅・高麗・李氏朝鮮と歴代中華王朝の属国だったかもしれない(高句麗は中華王朝に激しく対抗したがために、現代の韓国人があこがれる国なのかもしれない)。でもこの属国は朝鮮自身が選んだ道であり、少なくとも朝鮮における国が消えることはなかったのです。

日帝時代、確かに朝鮮半島はそれ以前に比べ裕福になったかもしれない。でもその時朝鮮という国は無かったのです。それで話が終わっちゃうわけです。また一進会を中心に日韓併合を望む勢力もいたのかもしれない。でもこの一進会ですら、解散されてしまうわけです。ましてや反対派はたまったもんじゃないでしょう。閔妃は冷酷な后だったでしょう。でも異民族に殺されたんではたまったもんじゃない。

結局朝鮮民族の感情の基本となるものは、こんな感じかも知れません。もちろん、この基本となる感情に、様々な神話(大げさに伝えられる、「土地調査事業」「創氏改名」「強制連行」「従軍慰安婦」などなど)が肉付けされていき、とんでもなく恨みを買ってるのかもしれません。では我々日本人はどうすれば良いんでしょう。

コリア系日本人としての僕のお勧めパターンは、まずベースとなる朝鮮民族の感情にシンパシーを抱いてあげることです。謝罪でも反省でもなく、シンパシーです。これを絶対的中心において、間違った肉付けとなった神話に対する過ちを指摘するのがもっとも良いのではないでしょうか?

よく保守層の人がやる過ちは、間違った神話ばかりを指摘するのに熱心になるあまり、最低限の「異民族による征服」を味わった民族へのシンパシーが、どこかに行ってしまう事です。これでは相手の感情を思いっきり逆なでするだけで、もはや神話の指摘を聞く耳も持たないでしょう。逆に革新層の人がやる過ちは、シンパシーを抱きすぎるあまり、それが謝罪などの形に変わり、さらには神話まで事実のように思ってしまうことです。これでは真の歴史清算には全くなりません。

今回は適当に思うがまま書きなぐったので、ちょっと分かりにくいところがあるかもしれませんが、そのときはコメント欄にでもご意見をお書きください。
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ご無沙汰しております。 (Count)
2005-02-20 01:13:56
何故日本人はかくも半島の人間に恨まれるのか?

なかなか興味深いテーマと思います。

今回の件に関して愚見を述べてみたく思いましたので、ご笑覧いただければ、ありがたいかと。

pontakaさんのご指摘も一理あるとは思うのですが、私の思いますのに以下の点も考慮してみるのもいかがかと。



1.日本と異なり凝り固まった(良い表現が浮かびませんでした)儒教社会により、「日本はあくまでも半島の目下の民族の国」であるという認識を持つに到ったこと。



2.その「目下の国」が国際社会に於いて様々な点で脚光を浴び、良くも悪くも注目を浴び続けること。

(政治・文化・スポーツ・・・etc)



主だったところでは、こんなところではないでしょうか?

なるべく身内びいきの論点は挙げないようにしたつもりです。確かに「異民族による征服」はあるでしょう。

あまつさえ他の欧米諸国の植民地政策に比べて良心的で現在の韓国の発展の一助になっているなどという意見も出てくるくらいですから、なおさらに心中穏やかでないと思います。

ここでは多くを述べませんが日本という国が敗戦を機に一種の「封印」を施されたようなものだと私は思っております。だからこそ、最近多くの方々が相手側の「間違った歴史認識」を正しに走るのだと思っております。



半島を「征服」したこと事態は事実です。

そのことを否定するつもりは右傾化した方々もないでしょう。

私は日本人は十分にシンパシーを持っている民族だと認識しております。

だからこそ、戦後60年を経て堪忍袋の緒が切れるにいたったのだと思っております。



脈絡のない文章になってしまいました。

ただ、彼らの気持ちを察することも大事だと思うのですが同時に悲劇は彼らの側でのみ起こったわけではない。

そのことをわかって欲しいのです。



長文失礼いたしました。
腐りきった儒教思想 (pontaka)
2005-02-20 01:49:29
>Countさん

おっしゃる通り、かの腐りきった儒教思想・小中華思想が韓国の日本に対する僻み・妬み・恨みを引き起こしている一因を担っているのは、間違いないでしょうね。しかし僕は、このことを過大評価するのは、間違っていると思います。僕は教養の無いアホな韓国人と接したことが無いので何ともいえませんが、僕の接したちゃんとした教育を受けてきた現代の韓国人は、こんな儒教思想・小中華思想とは全くかけ離れています。だからやっぱり最大の原因は「日本民族に征服されて国を失ったこと」だと思うんですよ。



あと、保守層の方の堪忍袋が切れたとき、ついでにシンパシーもどこか行っちゃってるように見えますよ。堪忍袋が切れるのはいいけど、シンパシーまでなくなるのはやっぱりまずい。そこだけは、最低限征服した側としては守らなきゃいけないラインだと思います。



もちろん、亡国の悲劇は当時朝鮮の力が無かったのが最も大きな理由でしょう。そのことを理解していない朝鮮人がいたとしたら、それはあまりに無知でしょうけど、そのことは今となっては皆感じていると思いますよ(日本人に対しては言わないかもしれないが)。



ちなみに僕は「相手の誤った歴史認識」は正すべきだと思います。しかしその歴史認識も保守層の中ですら一定していない。前の創氏改名の欄でも書きましたが、人によっては皆が望んだ、みたいなall or nothingのような事を言う人が少なくないのも事実です。これでは相手を正すつもりが、自分までおかしくなっている、すなわちミイラ取りがミイラになってる状況が頻発しているように、僕からは見えます。



結局感情論は何も生み出さないんでしょう。この「感情論」というお化けに振り回されずに、日本人も韓国人も在日も議論してもらいたいものですね。
清算することは可能なのでしょうか? (toto)
2005-02-20 01:51:07
革新層が謝罪や賠償を行っても納得しない。

保守層が日本の立場を主張しても聞く耳を持たない。

本当に過去の歴史を清算し、

真の友好を築くことが可能なのでしょうか、

私にはわかりません・・・・。

清算は友好のためではない (pontaka)
2005-02-20 02:13:53
>totoさん

僕のいう歴史清算は、別に友好のためではありません。ただ最低限のマナーとして、こちらがやらなければいけないことを述べたまでです。それで向こうがまだ感情的に何か言ってきても、ただ淡々とクールに同じ事を言えばいいまでです。Countさんへの返事の中にも書いたんですが、それに釣られて逆切れして、最低ラインまでどこか行っちゃうと、そこに付け入られる隙が出てしまうわけです。これではもう話なんてできまへん。

だから、友好なんてもの考えず、普通に守らなければいけないところだけしっかり守って、相手の誤った認識を冷静に指摘してあげれば良いのではないでしょうか?まあ、友好なんて物は結果付随するもので、目的にすること自体が間違ってる。今後数百年経って、結果お互いにわだかまりが消えてりゃええんとちゃいますか?
納得いかない事 (カイト)
2005-02-20 04:26:42
初めまして、皆さん。

最近になって本当の歴史を知ろうと思い、近代の歴史について勉強している者です。

韓国については運命というか、たまたま領土がお隣なってしまい、そのおかげで戦後60年経っても未だにわだかまりがある国同士なわけですが、少し語らせて頂きたいと思います。



そもそも、日韓併合というものはどういうものだったのでしょうか?

他のサイトで読みましたが、コリアをロシアから保護する為の制度だったわけですよね。

保護というのは侵略でもなければ占領でもない。

また世界からも日韓併合の正当性を認められていました。



この制度は一時的なものと伊藤博文元首相は考えていましたが、暗殺されてしまいました。

これにより一進会などの勢力は日韓併合を持ち出した・・・

しかし、それでも日本は迷いアメリカなどの意見を聞き、ようやく日韓併合に踏み切ったはずです。



私が言いたいのは2つです。

1つは、保護=征服と言えるのか?

もう1つは日韓併合は世界で賛成されていた、そして踏み切ったのは伊藤元首相暗殺が原因です。



一番悪いのは暗殺した人間ですが、そうだったとしても、保護=征服と思っていたのならコリア側は日韓併合は断るだというべきだったのではないでしょうか?
長々と失礼しました。 (n)
2005-02-20 04:30:43
こんばんは。今回のお話、高校時代のある出来事を思い出しながら読んでいました。



英語の授業中、クラスメイトのA君が「こんなに英語に悩まされるなら、敗戦のとき、アメリカが日本を植民地にして英語を強要してくれたら良かったのに」と言ったんです。

英語教師は「そうだったら今頃みんなネイティブだな~」と笑ってましたが、私は「そうだよね~」とは思えませんでした。周りのみんなも「ん?」と微妙な反応。

A君の言うように、確かに英語の試験に悩むことも(国語として悩むでしょうが)、道で外国人に何か尋ねられてドギマギする心配もないかもしれない。でも美しい日本語は奪われ、日本文化は廃れ、自尊心というかアイデンティティを失っていただろう。そんなの嫌だ!と強く思いました。

そしてこれは後からですが、中国や韓国など日本が植民地支配していた国の人はそういう苦痛を現実に味わったんだなぁ…と、申し訳なく思いました。経済的に豊かになれたとしても、自国文化やアイデンティティの喪失といった精神的苦痛は堪え難いものがあったと思います。こういう気持ちがpontakaさんが仰る「シンパシー」なのかな。



「当時の流れではあり得ない。アメリカが何の大義名分で戦争をし原爆を落としたのか考えろ」という突っ込みはご勘弁を。多分、ん?と微妙な顔をしていた生徒の多くは「歴史的見解から間違っている!」と思ったのではなく、私と同じように「それはちょっと違うだろ~日本語がなくなるなんて嫌だよ」と感じていたのではないかなぁ。

お手数おかけします。 (n)
2005-02-20 05:11:27
後で読み直してちょっと修正してから送ろうと思っていたら、投稿ボタンを押してしまっていたみたいです。

先のコメントを(これも一緒に)削除してください。あまり変わりはないんですが…すみません。

長々 (n)
2005-02-20 05:13:04
こんばんは。今回のお話、高校時代のある出来事を思い出しながら読んでいました。



英語の授業中、クラスメイトのA君が「こんなに英語に悩まされるなら、敗戦のとき、アメリカが日本を植民地にして英語を強要してくれたら良かったのに」と言ったんです。

英語教師は「そうだったら今頃みんなネイティブだな~」と笑ってましたが、私は「そうだよね~」とは思えませんでした。周りのみんなも「ん?」と微妙な反応。

A君の言うように、確かに英語の試験に悩むことも(国語として悩むでしょうが)、道で外国人に何か尋ねられてドギマギする心配もないかもしれない。でも美しい日本語は奪われ、日本文化は廃れ、自尊心というかアイデンティティを失っていただろう。そんなの嫌だ!と強く思いました。

そしてこれは後からですが、中国や朝鮮など日本が支配していた国の人はそういう苦痛を現実に味わったんだなぁ…と、申し訳なく思いました。経済的に豊かになれたとしても、自国文化やアイデンティティの喪失といった精神的苦痛は堪え難いものがあったと思います。だからと言って、現在の韓国や北朝鮮の主張に容認できない部分は多々あるのですが、「シンパシー」は持ち合わせていたいと思います。



「当時の流れではあり得ない。アメリカが何の大義名分で戦争をし原爆を落としたのか考えろ」という突っ込みはご勘弁を。多分、ん?と微妙な顔をしていた生徒の多くは「歴史的見解から間違っている!」と思ったのではなく、私と同じように「それはちょっと違うだろ~日本語がなくなるなんて嫌だよ」と感じていたのではないかなぁ。
初めまして (へろりん)
2005-02-20 05:36:28
pontakaさん初めまして、いつも興味深く読ませてもらってます。

家族の中に職場での在日の方とのトラブルをかかえる者がおり、私自身は去年の異様な韓流ブームに違和感をおぼえ、東アジア問題を扱うサイトを見るようになりました。



朝鮮併合が事実上の侵略であったことを私は疑ってません。

欧米列強の植民地支配は鞭だけだが我々は飴もくれてやる、食わせてやるから文句言うなという論理が通用するわけがないことも。

最近ネットで朝鮮に頼まれて嫌々併合してやったという言い方を普通に見るようになって少々驚きました。

そんな自慰的な言い方をしなければならないほどいまだ日本人は西洋化の傷が癒えていないのです。

シンパシーをもって対応せよというpontakaさんの説はまったく正論で、私もこれから勉強するつもりではありますが、日本全体でみるとこれはなかなか難しいのではないかと思います。

なぜなら日本人自身が切実にシンパシーを欲しがっているからです。

自分に自信をもてないのに相手に同調すれば自分が消えてしまいます、だからできないのです。

そこであらためて、国をあげて靖国問題を考えることは日本の将来に非常に重要だと思いました。



ふだんあまり文章を書きなれないので読み苦しい文章で申し訳ありません、これからも更新楽しみにしています。
申し訳ありません (へろりん)
2005-02-20 05:48:29
しょっぱなからミスりました。

>(読者の方は、鳥重のレシピ(訂正版)のコメントの中の「こんなふうに思うのですが (丸い) 」を、まずお読みください)

読まないうちに投稿してしまいました。

さらにリロードしなかったらたくさんの方が投稿されてますね、議論の流れを読まないレスをしてしまったかもしれません。

さすがに寝なくてはならないので起きたら全部読ませていただきます。

最初から申し訳ありませんでした。

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