ぽんしゅう座

優柔不断が理想の無主義主義。遊び相手は映画だけ

■ 実録 私設銀座警察 (1973)

2017年04月14日 | ■銀幕酔談・感想篇「今宵もほろ酔い」
冒頭の渡瀬恒彦のド級の逸話がこの敗戦後わずか数年の出来事の運命をすべて規定する。マッチの炎が一瞬闇を照らすように、娑婆に放たれた欲と生が炸裂し乱痴気へ。その狂騒は刹那のようであり、20世紀末まで続いた気もする。登場人物のキャラの描き分けも的確。

(4月9日/シネマヴェーラ渋谷)

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