相変わらず物議をかもしている統一球問題。実は問題は統一球というよりもストライクゾーンでは?というのは
前に書いたとおりですが,奇しくも前記事を書いた辺り,というよりは
選手会が泣きを入れた辺りから,露骨に外のストライクゾーン取らなくなりましたよね(笑)
特に,試合を見ていれば明らかですが,今月に入ってからは外のベースをギリギリ辺りのボールは途端に取らなくなっているように感じます。おそらくは,その辺がバカ試合の増加につながっているような気がしなくもない(単にバカだからという身も蓋もない可能性もあるが)
試合結果を見ても,1日に複数の完封試合というのはほとんどなくなってきてますしね。
まあ,手間暇かけて統一球を導入した以上,是が非でも簡単には元に戻したくないという気持ちももっともですし,手っ取り早く変えられるストライクゾーンで調整を図るというのはわからんでもないんだが,そもそもこのへんの裁量の曖昧さというか,いい加減さがストライクゾーン問題の良くないところなんだよなあ(苦笑) 正直振り回される選手には同情したくなるところではあります。
ただ,この問題は,
完封試合数データを見ても分かる通り(ちなみに「チーム各種成績」の上の「チーム総合」で「各種データ(Central)」と「各種データ(Pacific)」から各チームの完封負け試合数とかがわかります。しかし,何度見ても,この
プロ野球ヌルデータ置き場さんのデータは素晴らしい・・・),異常な完封試合数が出ているのはセ,それも完封負け9のDeNAや自称盟主球団,虎さんち辺りのあまりの力弱さに起因するところが多いと思われ,パの完封試合数は最大でもホークスなどの4と,ほぼ常識的な試合数にとどまっていることを考えると,我慢の足りない某オーナー,そしてそれに乗っかった選手会等が必要以上に大きな問題にしてしまっているような気がします。
そもそも,寒い春先は投手優位というのがある意味常識ですし,今騒がれている問題が本当に統一球固有の問題かどうかはきちんと見極めていく必要があると考えてます(
ダルも,「統一球では正当に選手の評価がされず,見直すべきだと思う」としつつ,「統一球の方が(メジャー球より)確実に飛ぶ」と言ってるしね。ただ,向こうに行っても,こんだけドメスティックな問題に言及させて,なんだか彼には申し訳ない)。
ここで,1つ私のスタンスを言っておくと,私は統一球という考え方自体には賛成です。
そもそも,いくらドラマがあろうが,詰まった当たりがホームランというのは萎えますし,球場によって,あるいは日によってボールの飛び方が違う(しかも,そのことが対外的に明示されていない)というのは,スポーツのあり方としていかがなものかと思っていますので(ただ,あくまで国際球なるものと同じ仕様で,投手・打者が違和感のないという前提だったはずで,メジャー球とも感触が違うという現状は改善の必要はあるとは思いますが。つうか,一体何を参考に作ったんだよ,NPB(苦笑))
その一方で,
野球の歴史を紐解けば明らかなように,野球の本質は点取りゲームであることはまちがいなし。
そのことは21点先取のチームを勝ちとし,さらには打者の打ちやすい球だけを「ストライク」とし,それ以外は「ボール」として打つ必要のない,むしろ投手にペナルティを与える球としたときから変わりないはずなんですよね。
そういう意味で,内を狭くして外に広げるのならともかく,ただ単にストライクゾーンを広げるなんて言うのは論外も論外。打者の手の届かないところに投げておけばOKなんていうのは,つまらないですよね,やっぱり。
もちろんボール球を振らせるのも立派な技術であることは否定しませんが,やはり野球の本質は,まずは相手が打てるところに投げるということ。そういうある意味自分に不利な状況で打ち取るからこそ,投手に大きな賞賛が寄せられるわけですからね。
この問題は,野球人気の低下自体もあって(というか,昔が異常だったんだが),おそらく尽きることはないでしょう。ただ,シーズン中,あるいはシーズンごとにコロコロ変わったりする,あるいは自分の不調を球のせいにしたりするのはあんまりみっともいいものではありません。しんどいところではあるでしょうが,選手たちには,まずは与えられた条件で最高のパフォーマンスを見せてほしいところですね。
それではおやすみなさい
PS:あ,そうそう,他球団のこととはいえ,
DeNAのチケット返金問題はちょっと残念だったなあ。3勝1敗1分けと,ようやくにして奮起して勝ち越したにもかかわらず返金率が78%もあったって。まあ,それまでの戦績がひどかったのは事実ですが,いくら知恵を尽くそうが,選手ががんばろうが,ファンにもり立てる気がないのであれば,どんな球団も先はないでしょう。チケット代は娯楽としては安くはないなーと思いつつも,せめて一瞬の夢(時には絶望)を与えてくれる稀有な存在として,気持よく払ってやりたいなあとあらためて思ったニュースでした。
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