意志のなかにいる

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もりさきくん ふっとばされた! (アニメ感想)

2017-07-02 22:38:02 | アニメ感想2017年・2期






ゼロから始める魔法の書 第12話 ゼロから始める魔法の書 とまとめ △







なんというか久方ぶりに「きれいにまとめました」ってやって
まとめましたねえ、それもえらくしょっぱく。
異世界から来た主人公がしっちゃかめっちゃかやるだけのハナシが
はびこっているご時世ではかえって珍しい試みではあるかもね
その結果が子安がひたすらソーレナまんせいを歌い上げるだけの
展開になっていて、まあある意味面白かったっすね。
つまりは「構成」を投げ捨てずにそれこそ1からくみ上げて
しかも1クールである程度まとめるとなるとこういった様子になるということで
有為の「小説家志望」の人達は萎えることうけあいではあるという。
なにせ「絶世の美女で最強の魔女」とかいうおいしい設定のゼロさんでも
ほとんどなんちゅうか「萌える」ような機会すらなかったような印象で
ましてや「獣人」とか何の為にいたんだってかんじだったの
これは多分アニメーションの製作だけの問題じゃなくて
「そもそもどうしようもない」というおそるべき単純なむつかしさにやられている
といった感じではある、これじゃみんな異世界から転生して
あとは好き勝手にするっていう形式に走るのも無理からぬとおもわされる。











武装少女マキャヴェリズム 
第12話 少女達の「マキャヴェリズム」 とまとめ △(+)







そもそも「マキャヴェリズム」っちゅう大仰なタイトルだったけど
キルキルさんはまあそれに相応しかったかもねえ
突出した武力を持ったものの子供のような征服欲が
この50年前のオトコノコの恋愛観が支配する世界には相応しかったかと。
「魔弾!」とか漢字技に対する憧れとか、ちょいとノスタルジイやね
使い慣れてはいるけどなんというかココロにズシッと響くのよねえ
横文字は派手だがココロにしっかり当たるのが少ないのよねえ
まあ、そのあたりはおいておいて真剣ふりまわす女の娘を
傷つけない技で納↑村は最後まで押し通したわけで
そのあたりはファンタジーってかんじですわなあ
ただ、キルキルさんだけは「殴り合い友情ごっこ」をやっていて
そのあたりでただ乳繰りあっていた作品から一歩抜け出していて
よかったとおもうのよね、でもこのオトし方も随分古いなあw










アリスと蔵六 第12話 ただいま とおか・えり(まとめ) △+







いわゆる「精神世界」的なハナシってあんまし好きじゃないんですよね、実は
「アリス」的な世界観ばっかしで、人のココロってそんなに単純なんか、とおもう。
かといって現代美術みたいな病んでしまいそうな世界を漫画にするのも
できかねるだろうし、となるとこのあたりで落とすということになるわけだ。
いわゆる「樫村紗名」になってから、あるいは「いい子」になってからが
まあたのしいのだけど、「物語」としてはむつかしくなったねえ
「いい子」には「頑固じいさん」の存在はそんなに必要でなくなるから
ふたりして後半はおとなしくなってようなな、それをどう評価するかよねえ。
でもまあ子供を育てたことがある人はもうちょっと思うところがあるかもな
それまではずいぶん手がかかっていた子が急に離れてぽかんとなる時期
当作品の前半後半の温度差はそういう感覚に似ているかもしれん。










ID-0 第12話 実存人格 STILL HERE とまとめ △++







アナタハソコニマスカ






最後のどんぱち騒ぎと、子安語りによるハナシのまとめ方は見事で
流石に↑(50行ぐらい)と同じような評価を下すわけにはいかんわなあ。
3Dと村田蓮爾さんの画を使って、面白いぐらい「SF」的に仕上がってたの
かといって「最新技術バリバリ」ってほどではなくて
あくまで限られた予算と納期の中でこうやるって方向性だったとおもう。
「アイデンティティの喪失」とかヒマな大学生とかがかかりそうな病気だけど
さにはあらじでダルい朝がきて、満員電車のって、何だかよくわからん仕事して
クタクタになって帰って、ビールあおって寝るだけの生活してりゃ
「自我」なんて吹っ飛んでいるような気がしてくるものねえ
そりゃココロのスキマを埋める変なおじさんに騙されるのも無理はないw
それに比べればイッパツ山を当てようとしてるいかがわしい連中が人類まで救ってしまうのだから
ビール片手に拍手喝采をあびせたくもなるってもんですわな
当作品はそういう「SFの引力」と同量の
「社会人」をしっかり楽しませる何かがあり
みんなまとめて救われているようにおもう、こういうのが「よい仕事」
ってやつなのだろう、それで世の中がまわっているのだ。









ソード・オラトリア 第12話 
神々と眷族(ソード・オラトリア) とまとめ △++








最後のきたない巨大植物のボスは「いかにも」って感じやな
下の「すかすか」でも植物みたいな敵が多いのよね
「動物(人間含む)」にコロされるよりも抵抗感が少なくて
いろいろ変なことができるんで、便利ではある。
今回は最初から「強い」かたがたのおはなしなんで
「本当は強いけど弱いフリをした英雄」よりは分かり易いね
しかも「ファミリア(家族)」なんで強い中でももっと強い人や
伸び盛りの新人や、強いけどチンピラみたいな人や
いろいろな人達が見られてお得だったかと。
また「アニメーション」として充分に活劇に耐えうる実力を
有していたのもやりやすかっただろうとおもう。
しかしまあアイズさんってのは不思議な主人公だったねえ
ハナシの中心にいるのにどっかこう人ごとのような
むしろ周りの皆の方が盛り上がっているかのような、そんな感じだ
それでいて「存在感」が無いのとは違う、それこそ「風」のような
あり方で最後まで当話を貫き通したとおもわれる
それは「神話」っちゅう「重い」要素を当邦の「ライトファンタジー」が
どうやっつけたかということの勝利の記録だったといえるのかもしれん。










終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?
第12話 世界で一番幸せな女の子 とまとめ △+







恋愛暴君






さいしょから「死」が運命づけられていて
「異世界もの」としてその残酷な設定から「逃げられない」ようにしてるね
ヴィレムもクトリも前者は「絶望の経験者」としてそして後者は
「世界の為のいけにえ」としての役割を理解しているモノとして
そのことでハラをくくっているという。
そこでも人並みに愛情があるわけで、ただしそれが「そりゃそうだろ」っていう
もうほとんど「運命」づけられた愛情でそこが異質だとおもう。
ただまあ「自由恋愛」であろうが戦場でのなぐさみであろうが
「幸福」を個人の自由と規定するなら、余人が言えた口ではなくなるわなあ。
ま、そんな感じで当作品はキャラクターがそれぞれの事情に一杯なんで
「幸福のおすそわけ」なんて余裕はなかったっすね
それこそ「喪失の恐怖」をゆっくりと味わう間もなく
一直線に愛の成立と滅びにむかっていったかとおもう、その身の蓋もなさよな。
ただし「1クールのアニメ」としてこの真っ直ぐな方向性は適切であるともおもえるね
そこでは「勇者」も「英雄」も「幸福」も不要という「自由」があった。













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