西表島 POLEPOLE アウトドアツアー

急がず焦らず、ポレポレな毎日を志すツアーショップのブログです。

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愛知・岐阜 ケイビング研修

2016-11-06 18:23:57 | ツアー研修
社団法人 日本ケイビング連盟の吉田様よりお声を掛けて頂き、2016年10月27日から31日まで5日間のケイビング研修に行ってきました。
参加者は西表島より4名、沖永良部島より1名、計5名での参加となりました。

今回の研修内容は、シングルロープテクニック(SRT)による縦穴でのケイビングが主な内容。
西表島には存在しない規模の縦穴、最終日の洞窟は深さ130mです。
県外でのケイビングツアーの内容や使用備品のリサーチ、現地ガイドとの交流と情報交換など大変充実した内容となりました。


まずは初日。
石垣空港よりセントレア空港経由で愛知県一宮へ。
吉田氏が代表を務めるケイビングツアーSHOP「ciao!(ちゃお)」のスタッフゆかりんがお迎えに来てくれました。
改装中の事務所へ到着後、挨拶もそこそこに早速・・・



事務所内には遊び心あふれる仕掛けが。
苦戦するメンバーを嬉しそうに写真撮る吉田さん。

みんなで晩御飯をご馳走になり、翌日から始まる研修に向けてメンバーのSRT技術を確認してもらいました。



2階にある備品置き場。
ギア好きなメンバーは目をキラキラさせながら、トイザラスの子供たちのように変身。





この時点で深夜。
明日から始まる鬼のケイビング研修に備えて大人しく寝ることになりました。




二日目。
5:30起床、準備を済ませて車移動。



期待度MAXで記念撮影。


吉田さんはストリームトレイルのアンバサダーです。





トレーニングの為にザックに石を入れて。



急斜面をひたすら歩いて洞口に到着。
いよいよ始まる期待を胸に使用装備を何度も確認してしまいます。



この洞窟は中に滝があり、飛沫を浴びながら下降していくというもの。
南国生活の身にはなかなかスパイシーな気温と水温。
途中、見上げても見下ろしても現実味のない光景です。





順番で一人づつ降りていくのでもちろん順番待ち時間もたっぷり。
寒さに耐えながら目の前に広がる光景の理解に努めます。



こんな所・・・初めて来た人凄いなぁ・・・
素直にそう思いました。
そして洞窟写真家でもある吉田さん、滝の飛沫を大して気にすることもなく撮影。
びっしょびしょの高級カメラ。
泥が付いたくらいで、ぶつけたくらいで気にしてはいけない免疫ができました。


降りたものは当然登ります。
身につけた装備を使い、焦らず確実に作業をこなして地上へ戻った時の安堵と充実感。
お客さんと同じ気持ちに違いない。



乾いた服に着替え人心地が付き、皆で晩御飯。
身も心も疲労していましたが今回は研修。
鞭を打ちまくってツナギに着替えて出動!



夜はciao!のツアーで使用する洞窟へ研修参加。
ドロッドロのヌルッヌル洞窟。
これは盛り上がるだろうな~と考えながら列についていったのですが、本当に迷路状の洞窟なのでお客さんに合わせながらルート取りが出来そう。
透明度抜群の地底湖や水面ギリギリの穴をくぐったり、難易度の高いポイントなど西表島にないエッセンスがたくさん。



ツアーでは行わない吉田さんの学術的解説も勉強になりました。
ガイドとして引き出しを増やさなければいけないと思わされる時間、ひけらかさない知識はどのガイド分野でも必要ですね。



上の写真の後、難易度の高いポイント、その名も「のりこ」登場。
乗り越えれそうで越えられないという面白さ、汗をかきながら必死になるほどのものでした。
西表島でも探します。

そして夜はどんどん更けていくのでした。




三日目。

この日も早朝集合、出発前からザックに石を入れてトレーニング。





アドレナリン効果で疲れは皆無。
今日の展開に胸をふくらませて出発です。



昨日に比べれば短時間で洞口へ到着、洞窟内も石を入れたままロープアクセスを行いました。



荷物の多い明日に備えてのトレーニングです。

まずはciao!のまっちゃんがロープをセットしながら洞窟内へ。


その後、西表メンバーが入洞。


期待と恐怖で爆発しそうな時間です。





ここは重い荷物を持って降りたり登ったりのトレーニング・・・
にしては随分と・・・



ワンミスで大事故という状況と、竪穴の空間が持つ異次元さ。
ブログ書いてて手汗が。笑





出口が見えてきた時の嬉しさと寂しさが同時に押し寄せます。
でも出てきたら絶対笑顔。
これが面白くない男子なんているのでしょうか。






そして下山、この日は翌日に備えて早めの終了となりました。




ここで研修以外の内容を。


探検道具いっぱいの事務所2階、そこにはJUKIの工業用ミシンや独自開発のギア用ポーチを作る生地なども。
市販品で賄えない道具が完成するまでの経緯やミシン糸・生地なども教えてもらいました。
そのポーチがまた使用感も手伝って格好いいんですわ・・・
必要ないけど欲しい。笑
あの極限空間での活動には、よりすぐりの最低限の道具に必要に足る性能と耐久性が不可欠でしょうね。




これは本体を巻いて収納できるストレッチャー(担架)
実物を見れたのは初めてです。
現在メンバー内で所有するストレッチャーは分割式のものですが、究極はこのストレッチャーのようです。
あの空間での事を考えると確かに納得させられる逸品でした。




そして研修最終日。

消防署と地主さんに挨拶を済ませ、到着。



今日は洞窟の探検・調査団体J.E.Tの近野さんを中心にしたメンバー構成。
連絡を取れるようトランシーバーを全員持って行きます。



一瞬「かっこえぇ~!」と唸りましたが、これを持たされる意味を考えると引き締まった思いになります。

山道を歩き、洞口に到着。
洞内にアンカーとロープのセット(リギング)を待っている間に個人装備の点検や近野さんの様子を観察。





今回の洞窟の中で一番わかりやすい形の洞口。
イメージしやすい「THE洞窟の入口」です。

トランシーバーにて指示を受け、順番に降りていくことに。



穴の奥を覗いて見た時の感覚、これだけは忘れないようにしないと。
当店のツアー場所でも規模は違えど同じような洞口もあるのです。

シビレました・・・
この緊張感、この高揚感、己の全細胞が震えるような感覚。
もう写真なんか撮ってる余裕ゼロです。

そんな中、淡々とリギングを進める近野さん。


リギング作業をしている姿を見るのは研修中で初めてでした。
この方は女性で、20年ほどケイビング経験があり洞窟内の測量好きとの事‥・

1セクション完成したら一人づつ進んでいく、それを繰り返してどんどん進みます。
この日は地上に戻る予定時間が22時。
当然食事は洞窟内、となるとトイレも・・・



尿の量と尿の熱さに驚き。
缶の中身は・・・です。
ザックの中では先輩ガイドの排泄ボトルの横に僕のおにぎりが~!
温かくなるじゃないですか!

尿温 meets オニギリ。


「それが、ケイビング。」


違う。
いや、まぁそんな事もあるのだろう。





下からの指示を受け、ついに本日の最深部へ下降。
岩の隙間から見える先行者の明かりと姿・・・
今回の研修で一番の武者震い。
 
下から見るとこんな感じです。
※全体は写しきれませんでした。



高さ40mほどだったでしょうか、小さな穴の先に暗闇で光るライトの明かりと人の姿がちっちゃく見ました・・・
そして降下開始場所から閉所・暗所・高所の空間が眼下に広がります。
後続者もいますし迅速に降りるべきなのですが、念には念を入れ慎重を期した下降準備を行い時々下を見下ろす度に震えました。

こんな世界がこの世にあったなんて。
別にアウトドアスポーツに精通している訳では全くないです、しかし個人的にはカヤックの出会いと同じ程の大きさでした。
ツアーには成り得ない内容のケイビングではありますが、本物に触れる事でガイドとして見える世界は変わってくるはずです。
あの場所での事を今でも時々思い出します。





そして地上に到着。
出口の明かりが見えず焦っていましたが、時間の感覚が飛んでいました。

全員無事に帰還、帰りのPAで深夜の晩飯。



はい、美味しかったです。




お別れの日。

荷物をまとめ、事務所を後に。

メンバーの慰安旅行の要素もありましたが今回は鬼の研修。
この世の本物に触れる旅でした。
出会った方々は本物の人たち。

今回の研修でお世話になった方々に感謝の気持ちでいっぱいです。
刺激の強すぎる研修をありがとうございました!


社団法人 日本ケイビング連盟
http://www.caving.jp/ 
吉田隊長が代表、安全で楽しいケイビングを世に広める活動の一環として今回の研修に呼んで頂きました。
何から何まで本当にありがとうございました!

ケイビングプロガイド団体 ciao!(ちゃお)
http://genkijin.jp/ciao/
https://www.facebook.com/caving.jp/?ref=aymt_homepage_panel
ガイドのまっちゃんとゆかりんが在籍。
まっちゃんの「この洞窟では濡れないですよ」は信用してはいけません、びっしょびしょになります。笑
ちっちゃいゆかりんですが、頼もしい姉さんです。
それ以外はここに書けません。笑
ケイビングツアーはciao(ちゃお)へ!

洞窟探検・調査団体 J.E.T 
http://www.jetpower.jp/ 
濃すぎるHP必見です。
洞窟測量好きの近野さんが所属。
今回はありがとうございました。またご一緒させてください!

沖永良部島ケイビングガイド連盟
http://caver.jp/
https://www.facebook.com/okinoerabucaver/?fref=ts
研修で一緒だった新納佳恵さんが在籍。
圧倒的な美しさを誇る鍾乳洞が広がってると聞いています。
一日だけだったのが残念でした、沖永良部でも研修お願いします♪笑

西表島アドベンチャーツアー海歩人
http://www5a.biglobe.ne.jp/~wakers/top/
トレーニングの場と技術指導・機材の提供ありがとうございました!
動画編集もありがとうございました、さすがです・・・

西表島ジャングルトレッキングツアーゆくる
http://yukuru-iriomote.com/
ロープ馴れしてる姿は流石でした、これからもよろしくお願いします。

日本ケイビング連盟:西表島支部
https://www.facebook.com/iriomote.caving/
西表島チームが在籍しています。
研修日ごとの動画も掲載してあります。
1日目 https://www.facebook.com/umiacchar1999/videos/1266521673411140/
2日目 https://www.facebook.com/umiacchar1999/videos/1266489693414338/
3日目 https://www.facebook.com/umiacchar1999/videos/1266958353367472/



POLEPOLEのケイビングツアーにも今回の研修で得た色と香りを取り入れていきます。
こりゃ毎年お世話にならないと・・・
よろしくお願いします!

今回は皆さんにお世話になってばかりでしたが西表島へお越しの際はしっかりおもてなしさせて頂きます!
5日間、本当にありがとうございました!



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