らぷんつぇる**

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2011年の本 ベスト5

2012年01月05日 19時47分01秒 | Books


去年はあんまり読めなかった。。。
全部で50冊でした。
新聞をせっせと読むのに追われて、あんまり本読めてない!!
10冊に1冊の割合になっちゃうけど、5冊選び出してみます!

…とか言って今年は1位不在だなぁ…。
なので、2位から。

2.『脳のなかの幽霊』 V.S.ラマチャンドラン
結構分厚い本だけど、面白いのでどんどん読み進められます。
文庫版も出たみたい。
視覚や幻肢の研究者である著者が、実際の患者を診察した経験をもとに書いているので、ヒトの脳の面白さがよく伝わってきます。
異常がある状態を知って初めて、正常状態でのヒトの脳がいかに高度な情報処理をしているのかわかる感じ。
左側にあるものを完全に無視する女性、自分の腕を他人の腕だと主張する女性、笑い死にした女性…不思議な患者ばっかりです。


3.『お父やんとオジさん』 伊集院静
タイトルからは想像もできないスケールの大きい話。
展開もスリリング。
冒頭の「オジさん」「お父やん」の印象が、読み進めるうちにがらっと変わってしまいます。


4.『ルワンダ ジェノサイドから生まれて』 ジョナサン・トーゴヴニク
本、というか写真集ですが。。
かなり重いテーマを扱った1冊。
ルワンダで起きたフツ族によるツチ族の大量虐殺のときに、暴力によって生まれたこどもとそのお母さんの写真&お母さんへのインタビューという構成です。
「それでも自分のこどもは可愛い」というお母さんもいれば、「どうしても自分の子を愛せない」というお母さんもいて、本当に複雑な気持ち。
戦争・紛争というのは、武力闘争が終わればそれで終わりになるわけではない、ということを強く考えさせられる本。


5.『怖い絵2』 中野京子
結局まだ1と3は読んでない。。
徳島の大塚国際美術館に行ったのがきっかけで読んだ本です。
レビューを書いたつもりが書いてなかった。
見るからに怖い絵はもちろん、背景を知るにつれてじわじわ怖くなる絵も取り上げられていて、後者のほうが断然怖い。
個人的に一番怖かったのはヴェロッキオの『キリストの洗礼』かな・・・
ホラーとはまったく別次元で、怖い。


番外編.去年いちばんよかったのは『えーえんとくちから』(笹井宏之)だけど、詩集は「読んだ本」にはカウントしない自分ルールがあるので、番外編。
こういう短歌作れる感性ってやっぱりすごいよなぁ。。




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