一昨日、姉達と田舎の温泉施設に行った時のこと。
俺は、風呂に入り掛け湯をして、まずは大好きなサウナに直行。
サウナ設備の有る大衆浴場では、最初にタップリと汗を掻く事にしてる。
中に入ると、先客が5~6人ほどで、丁度いい混み具合なのだが、
その中に2人ほどタトゥーを入れた客が居る。
確かここは、泥酔の方、刺青の有る方は入浴を禁じますと書いてたはず。
去年ここへ来た時も、タトゥーを入れた人が入ってた。
迷惑をかけなければ、俺がとやかくいう事では無いのだけど、いい気持ちには成れない。
空いている場所が無かったので、その人たちの後ろの上段に座ることになった。
絵に興味が有る俺は、目線がどうしてもタトゥーに行ってしまう。
まだ途中段階なんだろうか、一部筋彫り(輪郭だけを彫った物)のようだ。
そのタトゥーが、上手く出来ているのかどうかは、じっくり見ても分からない。
その後、その仲間の人達が、次々と入れ替わり立ち替わり7人ほど出入りしてた。
俺はその人達を無視して、自分のペースでしっかり汗を掻き、水風呂に入り、
体を洗い、打たせ湯をし、ジャグジーなどを使い、またサウナから水風呂と過ごした。
すっかり逆上せたので、少し風に当ろうと思い、上に有る露天風呂に移動した。
そこには、7人くらいのその筋の人達ばかりが、大きな輪を作る形で入っていて、
一番格が上らしい人が話をし、他の仲間達がタトゥーの入った身体を揺らしながら声を出して笑ってた。
少し考えて。
威圧感が払拭して、ここで引き返すのも嫌味かなって思い、隅っこに陣取った。
少しチラ見されたが、その筋の人達は、其のまま笑い声を上げ、話を賞賛しながら聞き入ってた。
俺の耳にも話は聞こえて来るのだが、あまり意味も分からず、笑えなかった。
意味が分かったとしても、同調して笑う事をためらったと思う。
やはり居心地が悪く、3分くらいでその場を後にした。
その後、その筋の人達の居ないサウナに戻り、タップリと汗を掻いて楽しんだ。
やぱり、俺はこういう人達と同じ空間に居る事に嫌悪感を覚えてしまう。