ORGANIC STONE

私達は地球を構成する生命を持った石に過ぎないのですから。

リール&ジグ:麦の穂を揺らす風(2006)

2007-01-04 22:15:35 | 映画:アイルランド系
The Wind That Shakes the Barley (2006)

 英国の社会派監督ケン・ローチによる、アイルランド独立戦争とその後の内戦をテーマにしたドラマ。2006年カンヌ最高賞受賞作で、しかも私の専門(ウイスキーですが・・)アイルランド物、その上マイお気に入り登録済みのキリアン・マーフィー主演ですから。そして映画館が満員で3度も映画館へ通ってやっと座れたという盛況ぶりに、期待度500%で見た待望作。そして期待し過ぎて肩透かしくらったかも...しかし私は、何を期待していたのだろう?流れる感動の涙?ドラマティックな愛と友情の物語?今思えば、この映画の前に、そんな陳腐な期待など無駄な事。

←ダミアン(キリアン・マーフィー)。

 ごく簡単にストーリー説明。英国の圧政下に置かれていた20世紀初頭のアイルランド、コークの田舎町に住むダミアン(キリアン・マーフィー)は、医者を志す聡明な青年でしたが、友人を悪名高き英国治安部隊「ブラック&タン」に目の前で殺され、アイルランド独立を目指すアイルランド義勇軍に参加します。そこにはすでに彼の兄テディ(パトリック・デラーニィ)が参加していました。義勇軍は力で制圧しようとする英国側と、血で血を洗うような報復をくり返します。その後、アイルランドと英国は休戦、条約を結び、「自治領」の権利を得るのですが、完全な独立では無く、その条約に満足しない人々は「リパブリカン:アイルランド共和軍(つまりIRAね)」として、条約を受け入れた「ナショナリスト:国民主義者」を英国の手先とみなし、アイルランドは内戦状態に。ダミアンはアイルランド共和軍、テディは国民主義者として兄弟同士で戦う悲惨な運命に・・・

←敵と味方に分かれてしまった兄弟ダミアン(左:キリアン・マーフィー)と兄テディ(パトリック・デラーニィ)。

 ケン・ローチはこの映画でも極力ムダが無く、草の根の人々がいかに時代の波に飲まれて行くかを描きます。淡々と。余りに淡々としすぎていて、ドキュメンタリーを見ているような。印象が強烈では無いというのは、ストーリーが想定内であったことも理由の一つでしょう。しかしだからといって退屈だった訳では無く、このままダミアンたちはどうなって行くんだろう、最後はどうなるんだろうと考えてながら見てしまいました。

 クライマックスはもちろんテディが敵であるダミアンを○○しなければならないシーンですが、非常に冷静に見てしまいました。私非常に涙もろいので本当なら滂沱の涙のはずなんですげど。でもこの場面、キリアンの表情はさすがに上手いです。唯一泣いてしまったのはダミアンが幼馴染みを処刑する場面。キリアンの押さえた演技が反ってリアルで胸を打ちます。とにかく全俳優演技相当押さえぎみです。キリアン以外に印象に残ったのは、ダン役のリアム・カニンガム。アイルランドでは中堅のTV俳優とのことですが、非常に迫力が有ります。特に映画中盤のアイルランド裁判所でのシーン、相手を圧倒する迫力は凄い。カニンガムの迫力あってこそ、この映画にめりはりついたと思うのですが・・・

←ダン(リアム・カニンガム)。

 この映画、英国では酷評されましたが、それも当然でしょう、誰も自分達の過去の残虐行為なんて見たく無いです。ただしこの映画での英国治安部隊「ブラック&タン」の行為に誇張は有りません。(ニール・ジョーダン監督「マイケル・コリンズ」では少々あったんですけど。そこがアイリッシュ監督と英国監督の違いなのかな?)まぁ自分の国が他の国の人にした残虐行為は見るのは辛いですね。私も中国映画とかでそういうシーンは、辛いですから。しかしこの映画は、ちゃんとダミアンたちアイルランド共和軍の行為も描きます。戦争とはいえ、まだ少年の密告者や、やはりどう見ても少年の国軍兵士を殺す。どちらも同じということを、この監督は冷静に見せているのですがね。

 アイルランド共和軍(IRA)は今でこそただの人殺しの集まりですが、最初はこの映画のように国民の側にたち、支持される立派なレジスタンスでした。その後の内戦で同胞同士殺しあう事になり、今に至っていることは皆さん御存じでしょう。現在はカソリックとプロテスタント宗教対立の感が有りますが、元はこの映画で描かれているアイルランドの完全独立を目標にしていた訳です。この映画でも重要になって来るイギリス・アイルランド条約(1921)、共和軍側は全く問題外だと一蹴しますが、冷静に見ても超大国の英国から取り付けるにはあれが限界なのでは?自治を得て、また段階を踏んで独立して行けばいいじゃないの?なんて思ってしまいますが、700年の辛〜い屈辱の歴史からすれば論外なのでしょうね。ちなみに映画のなかで、ダミアンたちが牢獄で合唱するのは現在のアイルランド国歌。このころ国民に歌い次がれて来たこの曲をその後国歌にした訳です。歌詞はかなり英国人には怖い内容ですって。たしか「敵(英国軍)の死体を乗り越えて、行け行け」みたいな。アイルランドでパブに行くと、お店が終わりの時国歌が流れて、全員起立&合唱です。。

 この映画、歴史的な知識が無くても、内戦に巻き込まれ、敵と味方に分かれてしまった兄弟の辛い運命にいろいろ考えさせられることは間違い有りません。この現代にも繋がる重いテーマを、一切の装飾とムダを省いた直球で、見る人に問題提起しています。なぜ今このテーマなのか、それもローチ監督は考えて作成したのに違い無いと思うのですが。その押さえた表現の裏に隠された問題提起を感じ取ったからこそ、カンヌ・パルムドール賞に輝いたのだと思います。そして間違い無くアイルランド近代史を学ぶ人々にとっては必見の1本ですね・・・
PS:題のリールとジグはアイリッシュ・トラッドのスタイルです。

←この映画のプレミアのキリアン・マーフィー。この人いつも眠そう。草食だからか?
『映画・DVD』 ジャンルのランキング
コメント (16)   トラックバック (39)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 青いスーツケースの中身は?:Th... | トップ | KASABIANライブ感想(1/6名古屋Z... »
最近の画像もっと見る

16 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
草食…(笑) (さち)
2007-01-06 21:44:31
pointdpoさん

こんにちは!
なるほど!キリアンは草食だから、心ここにあらずの顔をいつもしているのですね(笑)なんだか納得〜!

IRAに関する知識が乏しかった私は、付け焼刃的にちょっぴり本を読んだり映画を観たりして自分なりに下地をつくってこの映画に臨みましたが、その文献を再現しただけのように思えてしまいました。
多分、きっと、その歴史的事実以上のモノ(感動?)を期待しすぎていたのでしょうね。いつかまたこの作品が見たくなる日が来たら、まっさらな気持ちで臨みたいと思います。

アイルランド映画は興味を持ちながらも、まだ少ししか見ることが出来ていません。どうぞご指導くださいませー。
愛蘭 (悠雅)
2007-01-07 00:31:23
こんばんは。TBとコメントありがとうございました。

わたしのアイルランドの知識は、映画を何本か観た程度で不充分なせいか、
母親目線が強いせいか、
政治的なことよりも、本来なら平和に暮らせていたはずの男たちなのに、
闘わずにはいられない人たちの心情を想像してしまい、
どのシーンも心が痛くなる場面ばかりでした。

キリアン・マーフィー、巧いですね。
『プルートで朝食を』も、ホントに巧くて可愛くて、
昨年は全く違うタイプの2本を観て、今まで以上にお気に入りになりました。
リーアム・カミンガムも数本しか観てないけれど、どれも眼力が強くて、印象に残っています。
今後益々、アイルランド作品を観る機会が増えたらいいですね。
本年も宜しくお願いします! (哀生龍)
2007-01-07 08:39:19
>ただしこの映画での英国治安部隊「ブラック&タン」の行為に誇張は有りません
色んな国の映画を見て“日本・日本人の描写が変だ”と思うくせに、映画の中の他国のことは“映画で見たような国や人”と思いがちですよね。 というか、違っていても知りようがない。
そういう点では、ケン・ローチ監督の作品には“信頼度が高い”との印象を持っています。

>この監督は冷静に見せている
>一切の装飾とムダを省いた直球で、見る人に問題提起しています
監督自身の考えや“正しい行為”を主張するのではなく、公平に描いたものを見せて、観客に何かを感じ・考えてもらいたい。という作品だと、哀生龍も感じました。
期待しましたよ〜 (pointdpo)
2007-01-07 18:47:53
さちさまコメント&TBありがとうございます。

>その歴史的事実以上のモノ(感動?)を期待しすぎていた
この映画、期待するなといわれても、期待しちゃいますよね、カンヌ最高賞ですしね。
>その文献を再現しただけのように思えてしまいました。
そうなんです、結局「アイルランド近代史を学ぶのに最適の一本」なんてコメントがつけてしまうのです。だからといって、ドキュメンタリーだっていい作品はありますし。キリアンの演技が見れただけでいいや・・・なんて今は思っていますが・・・

>どうぞご指導くださいませー。
たぶんご指導できるほど見てません(涙)・・とくに近年のは。もしよろしければアマゾンのリストマニアでアイルランド映画リストを作成していますので、ご覧いただけたらと思います。
「リストマニア アイルランド エメラルドの迷宮」
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89-%E3%82%A8%E3%83%A1%E3%83%A9%E3%83%AB%E3%83%89%E3%81%AE%E8%BF%B7%E5%AE%AE/lm/R3PN1RUBD94K8Y/ref=cm_lm_pdp_title_full/503-0385904-5983925

さちさんにスペイン映画のご指導して欲しいです〜またお邪魔してご相談いたしますので、よろしくお願いいたします!

「愛蘭」知ってましたか。 (pointdpo)
2007-01-07 18:58:18
悠雅さま今晩は!

>政治的なことよりも、本来なら平和に暮らせていたはずの男たちなのに、
私が思うには、基本のテーマは政情によって否応無くデッドエンドに向かってしまった普通の人々の物語なのかな・・・この作品は現代おこっている紛争問題も同じなんだ、って言いたいのだろうな、と思います。

>『プルートで朝食を』も、ホントに巧くて可愛くて、
『プルートで朝食を』見てないのですが、DVD買うつもりです!どちらかというと無愛想&不気味キリアンのファンなので、どんなんかいな?!とわくわくしてます。
リーアム・カミンガムももっと映画にでてもいい、存在感ある俳優ですね。

こんばんは! (pointdpo)
2007-01-07 19:18:17
哀生龍さま今晩は!

>ケン・ローチ監督の作品には“信頼度が高い”との印象を持っています。
実際にあったことを表現するのは、やり過ぎず、やり無さ過ぎず、注意深く、という意識が感じられました。特にそう思ったのは、シニードが髪を切られるシーン。もっと酷い展開を予想していましたが、髪を切られたのみでした。「ありゃ髪の毛切られただけ?」なんて一瞬思った私は、映画の中での過激な表現に麻痺してしまっているのですね。しかし実際にはあんなことされたら十分怖いことだし、それがかえって現実味を増していたんですよね。

それでは今年もよろしくお願いいたします!
重い仕上りの一本でありました (たろ)
2007-01-07 22:07:15
こんばんは。初めまして。
弊ブログへのトラックバック、ありがとうございました。
こちらからはトラックバックが入らない様ですのでコメントのみ失礼致します。

この作品は、争いの激しい時代を舞台に、個人の絆と社会との繋がりを重く力強く描いた内容であり、出演者の皆さんの好演が特に印象深い一本でありました。

また遊びに来させて頂きます。
今後共、よろしくお願い致します。
ではまた。
こんばんは。 (元・副会長)
2007-01-07 22:30:02
トラックバックありがとうございました。

「マイケル・コリンズ」とか「父の祈りを」とかいった映画と比べてみるのも一興ではないかと思った映画でした。

主人公が「こんなことをやって何になる」という意味の言葉をつぶやくシーンがありましたが、まさに「何になるのか」と疑問を持つような行為を続けなければいけないところが、まさに戦争なのだろうと思い、暗然とした気分になったものです。

それでは、今後ともよろしくお願いします。
いらっしゃいませ。 (pointdpo)
2007-01-07 23:34:00
たろさまコメント&RTBありがとうございます。
たろさまのレビューにもある通り、群像としての映画ですね。それぞれが持っている持ち味をいかしつつも、相乗効果で全体の質を上げている感がありました。

たろさんのブログには初めてお邪魔いたしましたが、コメントに悠雅さんやアイマックさんのお名前を見つけて、みんなつながっているんだな〜って思いました・・・

それでは、また改めて伺わせていただきますので、よろしくお願いいたします。
元・副会長さまこんばんは! (pointdpo)
2007-01-07 23:42:19
コメント&RTBありがとうございます。
HNが印象的ですね!

副会長さんと同じく、私もローチ監督はもっと早くカンヌ最高賞をとってもよかったのでは、と思います。決してこの映画は彼の最高作品ではないとは感じていますが。

>「マイケル・コリンズ」とか「父の祈りを」
2つともアイルランド&アイリッシュVS英国人のコアな部分を知るためには必見な映画ですね。特に「マイケル・コリンズ」は、この映画の時代と重なっていますし、「マイケル・コリンズ」が歴史上の人物の伝記、「麦」が一般の人をテーマにした、という点でいい組み合わせですね。

それでは、また伺わせていただきますので、よろしくお願いいたします!
TBありがとうございました (moviepad)
2007-01-08 00:09:00
pointdpoさん、こんばんわ。
TBありがとうございました。

こちらからもぜひTBさせていただきたかったのですが何度やってもエラーが出てしまうためコメントにてお礼を申し上げます。

この映画を見たあとで「マイケル・コリンズ」を見ましたがどうもしっくりきませんでした。アイルランド独立運動はやっぱり市井の人々の視点からじっくり描いたほうが説得力があるんじゃないかな、と思いました。



いらっしゃいませ。 (pointdpo)
2007-01-08 02:05:12
moviepadさま
コメント&RTBありがとうございます!

TBだめでしたか。一部gooと相性が悪いブログがあるみたいです。すみません。
「マイケル・コリンズ」のほうがエンターテイメントとしては分かりやすいかもしれませんが、あちらは伝記ですよね。しかも訳分かんないジュリア・ロバーツとリアム・ニーソンの2ショットとかあったりして。「麦の穂」のほうは硬派で、そういう無駄はいっさいないところが好感持てますね。「アイルランド・ライジング」って映画も普通の人々の戦い(いいところのお坊ちゃんではありますが)を描いていまして、こちらも興味深いです。

それでは、これからもよろしくお願いいたします!
初めまして (睦月)
2007-01-08 02:40:09
こんばんわ。『カリスマ映画論』の睦月です。
TB&コメントありがとうございました。

こういう作品を観ると、自分がいかに無知で、歴史の残酷さや悲しさを知らずに生きているんだろうと思わされます。

誇りを持ち、自由を求めることとそれに対して多くの犠牲を払うこと・・・それは天秤にかけられるほどの価値があるのか・・実にやるせない気持ちになりました。
・・・でも観てよかったと思える作品でした。

ではpointdpoさん、今後ともどうぞよろしくお願いいたしますね♪
いらっしゃいませ! (pointdpo)
2007-01-08 12:01:59
睦月さまこんにちは。

>誇りを持ち、自由を求めることとそれに対して多くの犠牲を払うこと
現代の日本人の私たちがもしこんな現実に巻き込まれたとしても、多分たいていは死ぬのがいやで体制に流されてしまうのでしょうね。自由?自分が安全ならいいや、みたいな。

>・・・でも観てよかったと思える作品でした。
そうですね、エンターテイメント系の映画もいいですが、こういう映画を見ると映画の持っているメッセージ性やジャーナリスティックな面を再意識します。とは言ってもなにかの思想を押しつけるのではなく、淡々と見せているのですが・・・いつも重い映画を見ているとちょっときついですが。現代にも同じことが起こっていると思うと、平和な日本に住む私たちに何ができるのだろう、って考えちゃいます。それはまず事実を知ること、なのでしょうか。

それでは、これからもよろしくお願いいたしますです!
TB&コメントありがとうございました (ミチ)
2007-01-09 23:31:07
こんばんは♪
そうですか、キリアンは草食なんですか。
だから痩せてるのね〜(笑)
この作品は地元では年末に公開されたのですが、すごく胸に響くものがあって、年間ベストテンに堂々ランクインしてしまいました。
IRAっていろんな映画に登場しますが、いまひとつ難しくて歴史が分からなかったんです。
それを学習させてくれたことを含めて、本当に素晴らしい作品に出会えたと思います。
コメント有難うございます! (pointdpo)
2007-01-10 18:49:34
ミチさま〜こんばんは!
>そうですか、キリアンは草食なんですか。
>だから痩せてるのね〜(笑)
ベジタリアンだそうです。「なーるほど。」って感じですよね。仙人みたいな雰囲気あります。なんだが光合成してそうな・・・

>年間ベストテンに堂々ランクインしてしまいました。
確かにいい映画ではあります。映画館ではすすり泣いている人もいました。ただ私は期待しすぎてしまった感が・・・もう一度、ちゃんと見てみたいですね。

>IRAっていろんな映画に登場しますが、いまひとつ難しくて
なんにせよ複雑な背景があるものですね、テロに至る・・・それを分かりやすく描いていますね。

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

39 トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
麦の穂をゆらす風 (amapola)
製作年:2006 製作国:アイルランド・イギリス・フランス 監督:ケン・ローチ 出演:キリアン・マーフィ ポーリック・デラニー リーアム・カニンガム オーラ・フィッツジェラルド TOKYOFMホール(試写会) ★3.5 Story1920年のアイルランド南部の町・コー ...
麦の穂をゆらす風 (悠雅的生活)
静かな風が峡谷をわたり黄金色の麦の穂をゆらしていた
麦の穂をゆらす風 (カリスマ映画論)
【映画的カリスマ指数】★★★★☆  身果てても、誇り胸に抱きて  
麦の穂をゆらす風 (I am invincible !)
The Wind That Shakes the Barley Le Vent se lève Il Vento che accarezza l'erba El Viento que agita la cebada 公開中なので控えめに。 1920年。 アイルランドはイギリスの支配下にあった。 イギリスへの食料供給地として穀物をとられる上に ...
映画『麦の穂をゆらす風』 (コラムニスト宣言)
 1920年代、英国の支配下で辛酸を舐めていたアイルランドの若者たちが蜂起する。前半は英国軍との苦闘、後半は中途半端な停戦協定に意見を二分させた自治領での絶望的な内戦を描く。  タイトル『麦の穂をゆらす風(The wind that shakes the barley)』は ...
「麦の穂をゆらす風」(イギリス/アイルランド/フランス 2006年) (三毛猫《sannkeneko》の飼い主の日常)
1920年、アイルランド南部の町・コーク。 イギリスからの独立を求めて若者たちは銃を取る。 2006年カンヌ国際映画祭パルムドール受賞「麦の穂をゆらす風」。
麦の穂をゆらす風 (日っ歩〜美味しいもの、映画、子育て...の日々〜)
北アイルランド紛争に関連した数々のテロ事件。その中心的な存在だったのが、本作でも取り上げられているIRAです。そして、IRAが段階的な武装解除を表明したのが、2000年5月で、武装闘争の終結が宣言されたのは、2005年7月28日。1年と少し前のことでしかないのです ...
麦の穂をゆらす風 (Diarydiary!)
《麦の穂をゆらす風》 2006年 イギリス/アイルランド/ドイツ/イタリア/ス
映画 「麦の穂をゆらす風」 (ようこそMr.G)
映画 「麦の穂をゆらす風」 を観ました。
映画 『麦の穂をゆらす風』 (Death & Live)
ケン・ローチはやっぱりいいね。 『麦の穂をゆらす風』  2006年 原題 : THE WIND THAT SHAKES THE BARLEY 監督 : Ken Loach 彼の映画はいつも真実を描いている。 もちろん映画だから、フィクションだよ。 でも、人の生身の心を真剣に観察し、その ...
麦の穂をゆらす風 (365日映画 別室)
麦の穂を揺らす風 ケン・ローチ 今年度のカンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞の 「麦の穂をゆらす風」を観てきました。 とてもよかったです。 「麦の穂をゆらす風」は、 イギリスとアイルランドの血の歴史を描くといった、 重いテーマ ...
『麦の穂をゆらす風』 (試写会帰りに)
「なんの為に戦うのか」「こんなことの為に戦ったんじゃない」という言葉が何度も頭を過ぎります。 医師を志した青年デミアンが、銃を手に取らずにはいられなかった背景。 自ら仲間を殺さなければならなかった理由。 家族や兄弟が、敵味方に分かれ傷つけ合うことに ...
試写会鑑賞 科学技術館 サイエンスホールにて 〜 ケン・ローチ 「 麦の穂をゆらす風 」 (** Paradise Garage **)
こんにちは。 晴れの木曜日です。 今日は、昨日 科学技術館 サイエンスホールにて行なわれた試写会で観させて頂いた、ケン・ローチ氏の新作映画について。 『 麦の穂をゆらす風 ( LE VENT SE LEVE/IL VENTO CHE ACCAREZZA L’ ...
心が痛い「麦の穂をゆらす風」 (映画雑記・COLOR of CINEMA)
今年のカンヌ映画祭でPalme d'Orを受賞したケン・ローチ監督「麦の穂をゆらす風」ラストまでドラマの緊密度が途切れることなく続く「こころにヒリヒリと届く」映画。主演のキリアン・マーフィ(「プルート
麦の穂をゆらす風 (シャーロットの涙)
麦の穂をゆらす風・・・アイルランドの伝統歌の名曲♪ イギリス支配への抵抗を歌う歌で、19世紀後半から広くアイルランドで歌われるようになりアイルランド抵抗のシンボル的な曲でもある。 詩はロバート・ドワイヤー・ジョイスのもので、愛する人の死をきっかけに ...
「麦の穂をゆらす風」 (元・副会長のCinema Days)
 (原題:The Wind That Shakes The Barley )1920年代のアイルランドを舞台に、独立戦争とその後の内乱を市民の側から描いた2006年度カンヌ映画祭大賞受賞作。  正直言って、ケン・ローチ監督作の中では取り立てて上質の出来映えではない。同監督の真 ...
「麦の穂をゆらす風」:南青山六丁目バス停付近の会話 (【映画がはねたら、都バスに乗って】)
{/kaeru_en4/}「麦の穂をゆらす風」ってさあ・・・。 {/hiyo_en2/}いきなり、なに?なんで、ウィスキー会社の前で「麦の穂をゆらす風」の話題が出るの? {/kaeru_en4/}だから、「麦の穂をゆらす風」っていうから、俺の大好きなウィスキーができるまでの映画かなに ...
「麦の穂をゆらす風」 The Wind That Shakes The Barley (俺の明日はどっちだ)
「明日、イギリス軍を追い払い、ダブリン城に緑(アイルランド)の旗を掲げようとも、社会共和国を組織しない限り、我々の努力は無に帰する。イギリスは、その資本主義者を通して、その地主を通して、その金融家を通して、彼らがこの国に植えつけたすべての商業的 ...
『麦の穂をゆらす風』 (映像と音は言葉にできないけれど)
この映画はカンヌ映画祭でパルムドールを受賞した作品ですが、そんな肩書き以上に、歴史的に興味のあるアイルランド独立戦争を描いた作品なので観たかったわけです。
麦の穂をゆらす風/The Wind That Shakes The Barley (我想一個人映画美的女人blog)
2006年 カンヌ最高の賞であるパルムドール賞受賞{/kirakira/} 現在70歳であるケン・ローチ監督最新作。 ケンローチ作品にはあまり縁がないというか、あまり観ていないから他の作品と 比較したりすることは出来ないけど、世界的に高い評価を受けている名匠。 19 ...
麦の穂をゆらす風(ToT)/~~~ (銅版画制作の日々)
名匠ケン・ローチ監督と新星キリアン・マーフィーによる最高傑作『麦の穂をゆらす風』をこの間鑑賞しました。なかなか記事を書くことが出来ず 《お話》1920年緑深きアイルランドの南部の町コーク。医者を志す青年デミアンはロンドンでの勤務が決まり、アイルラン ...
『麦の穂をゆらす風』 (моя комната 〜まやこむなた〜)
今年のカンヌ映画祭でパルムドール(最高賞)を受賞したケン・ローチ監督の新作。独立を求め、イギリスと長きにわたる対立の歴史を刻んできたアイルランドをテーマにした本作は、上映後に10分以上ものスタンディングオベーション、審査員は全員一致で選んだという ...
麦の穂をゆらす風@シネ・アミューズ (ソウウツおかげでFLASHBACK現象)
サッカー・ワールドカップの年に、あるミュージシャンのインタビューを見た。それが4年前か8年前か、そのミュージシャンの出身地ががスコットランドだったかアイルランドだったかは忘れたが、インタビューアーの「あなたの国は出場していませんが、応援している ...
麦の穂をゆらす風 (future world)
思い立ったように、急に観に行こう!と映画館に直行、ミニシアターのせいか結構混んでいた。 2006年カンヌ最高賞パルムドール受賞作品、あのスマステのツキイチゴロウでも2位だったらしいが・・・私もやや躍らされたひとりかも。。。 〜裏切りには死を ...
ケン・ローチ監督「麦の穂をゆらす風」(再び) (詩はどこにあるか(谷内修三の読書日記))
 映画は映像と音でできている。そして、映画を見ていてるとき、実際にはそこにない映像が見え、聞こえない音が聞こえるときがある。そういう映画が私は好きである。  たとえば「風の丘を越えて」。この映画のクライマックスでは目の見えない姉が弟の太鼓にあわせ ...
麦の穂をゆらす風 (そーれりぽーと)
『明日へのチケット』で、長距離列車ですれ違う人々の織成すドラマに感動したのが先週。 その映画を監督した三人の監督の一人、ケン・ローチが監督をしてカンヌでパルムドールを獲得した作品『麦の穂をゆらす風』が丁度公開されたので、早速観てきました。 ★★★ ...
麦の穂をゆらす風/The Wind That Shakes The Barley (我想一個人映画美的女人blog)
2006年 カンヌ最高の賞であるパルムドール賞受賞{/kirakira/} 現在70歳であるケン・ローチ監督最新作。 ケンローチ作品にはあまり縁がないというか、あまり観ていないから他の作品と 比較したりすることは出来ないけど、世界的に高い評価を受けている名匠。 19 ...
「 麦の穂をゆらす風/THE WIND THAT SHAKES THE BARLEY(2006) 」 (MoonDreamWorks★Fc2)
監督 : ケン・ローチ 出演 : キリアン・マーフィ /ポードリック・ディレーニー
国家の独立のために犠牲を厭わない「普通の人々」を描く (人生はお伽話もしくは映画のよう)
「麦の穂をゆらす風」  大阪生まれで、東京で大学を出て10年以上働いて、ここ何年かは札幌暮らしという私。やっぱりどうも関西人としての誇りがあるようで、ことあるご
【麦の穂をゆらす風】試写会 (NAO−C☆シネマ日記)
愛するものをう奪われる悲劇を、 なぜ人は、繰り返すのだろう・・。 2006年カンヌ映画祭でパルムドールを受賞した作品{/shootingstar/} かなり暗い・・そして救いがない{/hiyoko_thunder/} でもこれが事実で、今もどこかで行われている戦争ってものな ...
「麦の穂をゆらす風(The wind that shakes the barley)」 (雲九の物品購入覚書)
映画を見ていて我知らず体が震えたのは初めてかも。 カンヌ映画祭で金賞を取ったのが話題になった本作品。 1920年代のアイルランドの英国抗戦が題材になっています。 すごく楽しみにしていたので今年の締めにとっておこうか とも思いましたが、我慢できずに公開初 ...
映画「麦の穂をゆらす風」 (ミチの雑記帳)
映画館にて「麦の穂をゆらす風」 2006年カンヌ国際映画祭パルムドール賞に輝くケン・ローチ監督作品。 20世紀初頭のアイルランド独立戦争とその後の内戦を描く。 ハーリングというスポーツを楽しんだだけで咎められ、英語名を名乗らなかっただけで殺されるとい ...
「麦の穂をゆらす風」 (こだわりの館blog版)
12/16 シネカノン有楽町 にて アイルランドが【悪】なのではない。 イギリスを中心とした大国に【悪】にされてしまった。 また内戦の結果が【悪】に見られてしまった。 監督:ケン・ローチ 脚本:ポール・ラヴァーティ 出演:キリアン・マーフィ、ポー ...
麦の穂をゆらす風 (栄太(えいだ)の映画日記)
(11/23「関連記事へのリンク」を追加) 11/19、「麦の穂をゆらす風」を観た。(渋谷シネ・アミューズ) 【麦の穂をゆらす風】 上映時間: 126分 製作: 2006年 アイルランド/イギリス/ドイツ/イタリア/スペイン UR
麦の穂をゆらす風 (It's a Wonderful Life)
若者がハーリングを楽しむごくありふれた情景。 一転して女性が涙を流すやりきれない事件から始まるこの映画は 同じ女性の涙でエンディングを迎えます。 どの時代の争いも、泣かなければいけないのは 自分の家で家族と平和に暮らしたいとただ望む人たち。 ...
映画〜麦の穂をゆらす風 (きららのきらきら生活)
 「麦の穂をゆらす風」公式サイト本年度カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作品そんな華々しい賞を受賞した作品だけど、とても悲しい映画でした。1920年アイルランド、英国による圧政からの独立を求める若者たちが義勇軍を結成する。医師を志すデミアン(キリアン ...
麦の穂をゆらす風 (小部屋日記)
The Wind That Shakes The Barley (2006/アイルランド・英・独・伊・スペイン)【DVD】 監督:ケン・ローチ 出演:キリアン・マーフィ/ポードリック・ディレーニー/リーアム・カニンガム/オーラ・フィッツジェラルド/メアリー・オリオーダン/メアリー・マーフ...
『麦の穂をゆらす風』’06・アイルランド・英・独・伊・西 (虎党 団塊ジュニア の 日常 グルメ 映画 ブログ)
あらすじ1920年アイルランド、英国による圧政からの独立を求める若者たちが義勇軍を結成する。医師を志すデミアン(キリアン・マーフィ)も将来を捨て、過酷な戦いに身を投じていく。激しいゲリラ戦は英国軍を苦しめ停戦、講和条約にこぎつけるものの、条約の内容をめ...
『麦の穂をゆらす風』 (・*・ etoile ・*・)
よさそうだけど重そうだなぁと迷っている内に公開終了してた。DVDにて鑑賞。 「1920年イギリス統治下にあったアイルランドの地方の町コーク。医者としてロンドンの大病院に赴任することになったデミアンは、祖国の自由を求めつつも兄テディの抵抗運動に賛同できずにい....