詩の自画像

昨日を書き、今日を書く。明日も書くことだろう。

雨の日の運転

2016-10-01 06:11:56 | 

雨の日の運転

 

車のワイパーが動きだした

雨が降り始めてきたのだ

 

車に搭載したもう一つの信号機が

フロントガラスの前で動きだす

 

前方の安全を遮るものを

取り除いて行くのだ

ハンドルに肩凝りが生じる姿勢で

 

まっすぐな道は少ない

だから何かを考えようとすると

ワイパーの音が大きくなる

 

運転中は

注意する思考が一つあれば十分だ

それに付け加えるとすれば

慎重さだろう

 

雨の日の運転が辛くなってきた

夜には反射する光の矢が

目に容赦なく突き刺さってくる

 

目の前の風景ばかりではない

運転に欠かせないものは

いつも目の前やその周りにもある

 

ワイパーの円周は

規則正しく前方の視野の大きさを

覚え込んでいる

 

運転中は

助手席から何か話しかけてこられても

返事をするだけだ

 

何を話してどんな返事をしたのかなど

覚えていない

 

こんな日は

記憶に残らない会話があってもいい

失礼にはあたらないだろう

(006)

 

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