詩の自画像

昨日を書き、今日を書く。明日も書くことだろう。

知らせ

2016-10-31 06:43:29 | 

知らせ

 

 

 

親戚のAさんが亡くなったと

「知らせ」が届いた

 

今の「知らせ」は電話だから便利だ

通夜と告別式の時間を聴き年齢を聴いた

これで「知らせ」は終わりだ

 

この線引きは

原発被災地の線引きとは異なる

 

「知らせ」は

親しい人やお世話になった人が亡くなった

と 言う「知らせ」なのだ

 

そしてすぐに次の人へと知らせるのだが

今は実家の跡取りが行う

 

このように不幸が

次々と知らされて行くから「知らせ」

と 呼ばれている

 

亡くなった方の

年齢の線引きほど難しいものはない

まだ若いのにね

もう十分に生きたよね

 

と 「知らせ」を受けると

かってに年齢だけで線引きをしてしまう

 

八十歳を超えると

少し諦めがつくと言われているが

九十歳を過ぎると

もうこれは大往生だろう

 

昔は部落の若者が

それぞれが「知らせ」を書いた紙を持って

バイクや

自転車などで「知らせ」に走った

 

今は電話の時代

また新聞のお悔やみ情報にも出てくる

 

それでも 「知らせ」を聞き違いて

よそ様の葬式の受付で気が付いたと言う

お粗末な話が昔はあった

 

ご無沙汰していたAさんが亡くなったと

「知らせ」が届いた

 

長い間のご無沙汰だったから

名前と顔が一致してこない

それでもここには昔からの義理がある

 

葬祭場で写真を見れば顔は思い出すだろう

呼んでいるのだ

写真を見て思い出すようにと

 

葬祭場の一つにはこのような目的がある

忘れっぽくなったこの頃は

そう思うようにしている

(未完成)

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