風のアダージョ

切なさの向こう側、樹木を渡る風笛が聞こえる

桜雨

2017-05-01 | 

気配を消すように雨が降る
遠くを走る電車の音も靴音も夢も溶けて
音のない世界へと流れてゆく
わたしはひとりで宙(そら)のなかを歩いている
春の雨が降る
ずっとつづいていたのは時間(とき)の紡ぎ
わたしは
ひとりで宙のなかを歩いてゆく
雨が町を濡らす


今月もマイペースですが、よろしくお願いします

(C)Kanon
『ポエム』 ジャンルのランキング
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 感謝をこめて | トップ |  »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。