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かくうの てっぽう つくる たのしい そのなな「長く使われるにはそれなりの理由がある」

 どうも、AR-15の官品に関したものを作るときはどうしても取り巻く事情をつつかずにはいられないポックリさんです。
 あ、流れぶった切って書きますが今日でブログ解説から4000日ちょうどだそうです。知らないうちに11年近くも経ってて軽く死にたくなります。

 閑話休題。ついに海兵隊ですらM4A1にしたと思ったら、MEUピストルで実績あるはずの「民間パーツでの強化計画」とか夢のある計画をポシャらせた米軍。お前らは一体M4カービンをどうしたいのか。 採用からM4シリーズで23年、M16から考えれば52年経つんだぞ。

 そんな彼らの煮え切らない態度に頭にきて、自分のキてる脳細胞を使って「ぼくのかんがえた つおい えむふぉーかーびん」 を作ってみたので投稿します。
 ほぼ別物かってくらいいじりましたが、一応GPR-15の弟分にあたります。
 


2017/2/23追記:モデルBに20インチ・固定ストックモデルを追加
GPR-15E EDIAR
(エディア) ModelA/B

 

■妄想諸元

全長(ストック伸長時/短縮時/折曲時):
14.5inモデル 936mm/856mm/641mm
10.5inモデル 813mm/733mm/518mm
銃身長:
368.3mm/266.7mm
重量:
2.94kg/2.53kg(弾倉除く)
使用弾薬:
5.56mm×45 NATO(SS103)
装弾数:
20/30(5.56mmSTANAGマガジンおよび互換マガジンに対応)
発射速度:
850発/分
動作機構:
DI(ダイレクト・インピンジメント)式
※よく「リュングマン式」と書かれることがありますが、リュングマンが手がけたAG-42の機構とはだいぶ違うため、本記事では「ダイレクト・インピンジメント式/DI」と表記します。
閉鎖機構:
ロータリーボルト式

■画像ギャラリー(クリックで別ウィンドウで展開)

モデルA 10.5in/14.5in/民生用16in
モデルB 10.5in/14.5in/民生用16in/20in(M16A4風仕様)

■オリジナル(M4カービン)との違い

※GPR-15と共通するコンセプトに関しては下線を引いてあります。 

  • サプレッサー用のネジが切られたフラッシュハイダーをマイナーチェンジ。バヨネットにも対応
  • アクセサリプラットフォームとしてM-LOKを採用
  • 銃身をフリーフロートに
  • バッファチューブをハンドガード内に内蔵
  • (タイプAのみ)チャージングハンドルの位置ハンドガード上部に変更。ボルトとは非連動。
  • 折りたたみが可能なストックパイプ(AR-15用テレスコピック・ストック対応)を装着
  • セレクターレバー/チャージングハンドル/ボルトストップ/マガジンリリースボタンすべてアンビ化
  • 唐突なボルトフォワードアシストの復活
  • トリガーガード/マガジン導入部の大型化
  • マガジンハウジング前方にセレーションの追加
  • MAGPUL製MOE-SLグリップ/ストック/ PMAG®標準装備 

 



■名前の由来とか

 EDIARはEvolved Direct Impingement Automatic Rifleの略です。
 強引に訳すなら「発展型ガス直噴式自動小銃」とかそんな感じでしょうか。例によって納まりのよさげな英単語を、発音しやすそうな頭字語になるよう並べただけなので文法はお目こぼしください。
 「発展」と言ってもAR-15のパテントが切れて以降にできた小銃やAR15カスタムの技術を積極的にパクっただけです。

 画像を見ても分かる通り、GPRの名こそ冠していますがぶっちゃけほとんどベースにしてません。数点のコンセプトとフラッシュハイダーに名残があるくらいです。
 基本的にACRとかMASADA的な改修……もうちょっと言うと全体的なマグプル化を推し進めました。
 というか動作方式がDIでボルトフォワードアシストがあり、ストックがテレスコな以外、ほぼACRの親戚です。「機構の大半をパクった」と書くとより正確な表現になります。まあ、アレも色んなライフルのいいところを寄せ集めて混ぜて設計した銃ですし、そういう意味でも親戚なのかもしれません。


AとかBって結局なんやねんという話

 モデルAとBの違いですが、箇条書きにすると以下のとおりです。

  • AArranged) チャージングハンドルがハンドガード上部にあるタイプ。
           ハンドガードはM-LOK部分のみ取り外し可能。
  • BBasic) チャージングハンドルの位置とハンドガード・レシーバーの
         分割方式が従来のM4と同じタイプ。

 もし実在するなら「慣れてるしこっちのほうがいい」という理由でBばっか売れそうですね。
 今回作ってて思いましたが、AR15の躯体は細いので、結局もとの位置がベターなんじゃないかと認識を改めつつあります。ボルトと連動してないし、リロードの際にはボルトリリースを押すし、ぶっちゃけ初弾装填時・射撃後の薬室確認時以外はそんな頻繁に触らないし。改めて振り返るとストーナーさんの設計マジパネェな。


■僕がマグプル化した理由(わけ)

 「マグプル化を推し進めた」と記したとおり、デフォルトのグリップとストックはMAGPUL系列の最新製品で、アクセサリプラットフォームに関しても同社のM-LOKを採用しました。HY-MARのKEYMODに関してもそうですが、どっちも対応する銃のトイガンを持ってないので使用感とか普及度とかそういうのは知りません
 というかこの2つ以外にも「ハンドガードの必要なところにだけ20mmレールを取り付けるスロットを設けて軽量化を図る」たぐいの製品(ex:Alpha RailRAHGなど)はありますが、一応ミリタリーユースを意識してるので「米軍が使いそう」という理由で選びました。なにせ米軍は(パーツ屋としての)MAGPULに対してデレデレのズッブズブのズッコンバッコンなので。

 (こっからひどい妄想)もし架空戦記的なサムシングでトチ狂った米軍が採用してしまったら、採用名は「M4 AEWS(Advancing Enhanced Weapon System)」とかどうかなーなんて妄想があります。AEWSの読みはアイワス。"アレイスター・クロウリーに『法の書』を伝えた知性体である。(wikipediaより引用)"だそうです。我ながらなんともSmells Like Teen Spiritです。

 なお、MOE-SLグリップ・ストックに関してはこちらのものをお借りしました。


■機能面の詳細について

  自作のうち、2作目となるバヨネットラグを備えています(1作目はヴェンデル)。もちろん米軍制式のM7・M9・OKC-3Sに対応。
(下記画像ではOKC-3Sを装着)


 モデルAの場合、チャージングハンドルは左右どちらからも操作可能です。位置が悪そうに見えますがボルトとは連動しておらず、問題なくコスタ撃ち(ソードグリップ)なども可能。その他フォワードアシスト以外のすべての操作系が左右どちらからでもアクセス可能です。

「ガス直噴式のくせ何でストック折りたためるんだテメー! ぶっ飛ばすぞ!」とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、これは実在する機構で「ハンドガード上部にバッファチューブに相当する部品を内蔵する」という方法によって実現したものです。記事末尾にも記載しますが、LR-300やLAR-PDSという銃で実装されています。

 ボルトフォワードも復活。MEDIA GUN DATABASEの掲示板で「なるべく音を立てずにボルトを前進させる時に使う」という書き込みを見て「まじないの一種じゃないのか(驚愕)」と思ったので戻しました。

 GPR-15からこっち、.223口径のライフルにずっと使い続けてきたネジありハイダーをまたマイナーチェンジして流用。バヨネット対応にしたほか、開口部のレイアウトもちょっと変えています。バレルの固定方式は某ダニエルディフェン何とか社風のフリーフロートです。他のメーカーも積極的にパクってるのでこれひょっとしてパブリックドメインなんじゃねと勝手に判断してパクらせてもらいました。

 ストックは折りたたみが可能なのはもちろん、AR-15系のストック交換に対応。ただしちょっと全長が長くなるし、折りたたみ方向は排莢口の都合で左手側です。

 細かいところとして、トリガーガードやマガジン導入部を大型化し、マガジンハウジング前方にすべり止め用の溝を着けました。実を言うとまだ公開してない銃からの流用です。機会があればまとめて紹介したいと思います。

 ■思いついたらやってた

 小見出し通り急に思いついたので、セミオートオンリーの.308口径モデルを作ってみました。なのでついでに個別記事化します。水増しとか思った人は正解です。 



■制作後記(小並)

 ストーナーさんはブローニング神にひってきするてんさいだとおもいます。

 アメリカぐんは時期小銃と弾薬の選定をはやくして やくめでしょ


 最後に参考にした銃やパーツを列挙します。例によってRIO(意識の高そうな造語の略語)です。

Z-Mウェポンズ LR-300 
 バッファチューブをストックに仕込むというアイデアの元。
ロックリバーアームズ LAR-PDSカービン
 チャージングハンドルの位置やアッパーレシーバーの参考に。
ナイツ・アーマメント SR-15 E3
 右側のボルトリリースの配置の元ネタ。
WMDガンズ The Beast
 ロアレシーバーのシルエットを参考に。
レミントン ACR/マグプル MASADA
 言わずもがな。この銃の5割くらいはマグプルの製品・技術で出来ています。
 あと4割はユージン・ストーナー&リード・ナイツの技術で、残りの1割がその他のメーカーで、自分のアイデアとか1渺(1千億分の1くらいです。 
ダニエル・ディフェンス MK18ハンドガード
 ハンドガードの固定方法がほぼそのまんま。

 

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
4000日おめでとうございます! (さんぼ)
2017-01-06 20:22:20
これは、紆余曲折を経てポーランドとかエルサルバドルとかの特殊部隊に採用されちゃいそうな感じがしてたまりませんね。

そんでもってGUN誌の端っこにちらっと載った写真でニュージーランドSASがしれっと持っててびっくりしたりしなかったり。

そんなリアリティーを感じてしまいました。
 
 
 
具体的に数字に出ると戦慄するものがあります ( ポックリさん)
2017-01-10 23:55:05
国のチョイスが適度にキナくさかったり、かつ装備の更新を求めたがってる感があって、「アメリカが採用しそう!」的なコメントより生々しさと誠実さがあって嬉しいです。
特にポーランド/エルサルバドルは比較的近くの国がHK417/G36になんかよく似た銃を採用してたのでより生々しさが強調されてますね。

上記にかぎらず、本来買ってもらう予定だった相手にスルーされて別の国が興味示したケースとかありますもんね、SCARを口径小銃トライアルに参加させたフランスとか。

なんにせよ「リアリティーを感じた」というのは本銃において最高の褒め言葉です。ありがとうございます。
 
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