『今日の一冊』by 大人のための児童文学案内人☆詩乃

大人だって児童文学を楽しみたい、いや、大人こそ読みたい。
ハッとする気づきのある絵本や児童文学をご紹介♪

志茂田景樹さん講演会レポート

2017-04-21 19:14:17 | 講演会・勉強


先週末は、直木賞作家・志茂田景樹さんの講演会@国際子ども図書館へ!

志茂田景樹さん、予想を裏切ることなくド派手ないでたちでした

七色ヘアー、黄色にバラ模様のTシャツ、波線の入ったショッキングピンクのタイツ
わーお

実は、志茂田景樹さんの著作ってまだ読んだことなくてですね、テレビの印象からはっちゃけた方なのかと思ってました
そんな方が、1999年から『よい子に読み聞かせ隊』というのを結成して、奥さまと一緒に全国行脚して、他の仕事はセーブしていると聞いたものだから、興味を持ったんです。

まあ、とっても謙虚で真摯な方でした!!!びっくりするほど。
そこに至るまでは、紆余曲折あって、奥さまは大変苦労されたみたいですが

『よい子に読み聞かせ隊』を結成したきっかけは、ご自身のサイン会で全国回っていたとき、どこでも小さい子連れのお母さんが野次馬で見に来たことからはじまるそう。見に来ても、本を買ってるわけではない野次馬だから、すぐにどこかへ行ってしまう。

そんな母子を眺めるうちに、小さい頃自分の母親が読み聞かせをしてくれた記憶がよみがえってきたんですって。
お母さまの声、耳で聞いた、心地よい思い出が

そこから、読み聞かせをスタート。



『ぞうのこどもがみたゆめ』志茂田景樹作 柴崎るり子絵 KIBA BOOKS


い~っぱい絵本も出されてるんですね。ご自身が作った出版社から。

そして、志茂田さん、読み聞かせを続けるうち、読み聞かせは子どもだけではなく、大人にも響く(←そうなの、そうなの!)ことを実感されたそう。


すごいですよね。
幼い頃の記憶、いつ甦るかワカラナイ。放蕩息子が、ある日突然気づく・・・みたいな。
だから、やっぱり小さい頃愛された経験って大事だなあ、って

幼い頃の感受性は、感動することで息づく。
そして、大人になっても、その人の価値観の中で息づいている。


と志茂田さん。

でもね!あ、やってこなかった!私にはその記憶がない・・・と思っても大丈夫

志茂田さん、ご自身のお子さんたちには読みきかせなんて一度もしたことないそうです(笑)。
(講演会では言ってなかったけれど、愛人のところ入り浸りだったらしいから

けれど、両親が真剣に読み聞かせで全国行脚している姿を見て、30歳を超えてから、息子さんも一緒にまわったりしたそうです。
大人になってから、読み聞かせてもらっている、みたいな。家族をやり直す。
息子さん、思春期には相当荒れたそうだから、ちょっと感動

いつからだって、遅すぎるなんてことないんですね!


そのほかにも、今思えば直木賞を取った『黄色い牙』は、子どもの頃に大好きだった『偉大なる王(ワン)』に影響されていたんだ、と受賞後数年後に気付いた話とか、『かわいそうなゾウ』がかわいそすぎて、自分でもゾウの絵本を作った話など、とても興味深かったです。
こちらね↓


『偉大なる王(ワン)』ニコライ・A・バイコフ作 今村龍夫訳 中公文庫

最後はご自身による朗読。

なんでも、遅すぎるってことはない、自分にできることを、って勇気をもらえた講演会でした。
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