『今日の一冊』by 大人のための児童文学案内人☆詩乃

大人だって児童文学を楽しみたい、いや、大人こそ読みたい。
ハッとする気づきのある絵本や児童文学をご紹介♪

忍者村&忍者本少々

2016-09-22 21:47:36 | 日本文学


キャンプは1日目は夜からの雨でしたが、2日目、3日目はもう大変なことに(笑)。これ、どんな試練~!?と一瞬頭をよぎりましたが、ふと横を見れば水の流れる導線作って、この上もなく楽しそうな子どもたち。
改めて教えられました。それって問題?それとも学び?を。同じ状況にいて、この感じ方の違い。スゴイなー、子どもすごい

雨の中って楽しいんですよね、本来は。しかも、森の中の雨って特別な感じ。この感覚、体験しないとワカラナイ。そう思えば素晴らしい体験でした。まあ、夜の19時前には全員で就寝しましたけど

さて、そんな雨の中今回の戸隠行きの目的でもあった、忍者屋敷に行って参りました!まずは、キャンプ場のすぐそば、奥社近くの戸隠民俗館(営業は11/23まで)。ここの、からくり屋敷の面白いこと!大人も夢中になってしまいました。抜け道が分からなくてあわや部屋に閉じ込められたと思う箇所も多々ありで、そんなとき出口を見つけるのはたいてい柔軟な思考の子ども。斜めの部屋では三半規管がおかしくなるのを利用してるのですが、これにはもうびっくり。えっ!?建物揺れてる???揺れてるよね???(揺れてません)と何度も確認してしまうほどグラグラですぐ酔ってヘロヘロに~。すごいなー、こんなの考えるなんて天才的!!!忍者の世界はほっっんと面白い

さて、忍者図鑑といえばたくさんありますが、我が家にあるのはコレ↓


『忍者の大研究』黒井宏光監修 PHP出版

とにかく活字が苦手な男子向き。オールカラーで色んな忍者の情報がコンパクトにまとまっています。入門の入門編という感じかな。ここから興味が出たら“修行編”“仕事編”などより詳しい図鑑に移っていけばいいかな、と。次男は学校からこんな本も借りてきていましたが・・・↓


『なん者ひなた丸ねことんの術』斉藤洋著 大沢幸子イラスト あかね書房

ごめんよ、次男。私がこの手のイラストが苦手&幼年童話が苦手なもんで、読み聞かせ続かずでした。現代の忍者といえばこんな本も・・・↓


『忍者KIDS〈1〉彩葉IROHA見参!』斉藤栄美作 佐竹美保絵 ポプラ社

設定がなかなか面白く、文学というよりもライトノベルかな。シリーズ全9巻(絶版)で、舞台が現代なので分かりやすいかと思いきや、子どもたち興味示さずでした

民俗館のからくり屋敷があまりにも面白かったので、翌日はさらに中社近くにあるチビッ子忍者村へ。お金落としてね、のThe☆商業施設(笑)。ホームページ見ても明らかに私の好みでないのは分かってはいましたが、ここは子どものため。しか~し!!!・・・思った以上にヒドかった。からくり屋敷がですね、もう忍者へのリスペクトはないのか!と怒りの気持ちが沸き起こるほどちゃっちいし、昔風にさえなっていない。お化け屋敷ですか、って感じ。さすがの子どもたちも「昨日のところ(民俗館)のほうがイイ・・・」と。ただ、外のアスレチック(ここは無料)のところは楽しかったです♪

荘厳な戸隠は天気が悪いとますます神秘さを増し、忍者の時代に思いを馳せました。きちんとした忍者の文学読んでみたいな。ご存知の方、教えてください。

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