『今日の一冊』by 大人のための児童文学案内人☆詩乃

大人だって児童文学を楽しみたい、いや、大人こそ読みたい。
ハッとする気づきのある絵本や児童文学をご紹介♪

テーマ別:小人が出てくる絵本・児童書

2017-02-16 21:46:54 | テーマ別


小1のママさんから「小人が出てくる絵本や児童書教えてください!」とのリクエストがあったので、リストを作成しました♪
題名だけの羅列やちょっとした説明文ならさささとできるけれど、こういうのって、カラーで本の表紙絵があるかないかで、印象が全然違う!あると、断然読もうという気が起きて来て、手に取ろうと思うんですよね~。

なぜ、そんなリクエストがあったかというと、その小1の女の子が『こびとづかん』を借りてきたっていうんですね。コレコレ↓



子どもたち好きですよね。生理的に受け付けなかったママさんは、思わず「そんな本!」って言っちゃったんだそうです(←分かる!痛いほど分かる!私も言っちゃいそうだもの)。そしたら、その子がシクシク・・・。で、代りにもっと素敵な小人の本探してあげる、っていう流れだったそうです。

あります!ありますよ~。同じ図鑑系だったら断然おすすめなのが、以前このブログでも紹介した『ノーム』。子どもの“好き”は否定せずに(これが難しいけど)、もっといいのもあるよ~、ってすすめられたら素敵かな



ずーっとずーっと眺めていられるし、自然の中での暮らしの知恵満載!

そのほかにも、北欧にはトムテがいたり、エルサ・ベスコフは、思わず一緒に遊びたくなるような楽しくて身近な小人の世界を描いています。

小人といえば、今の子たちはすぐにジブリの『借りぐらしのアリエッティ』を思い浮かべる子が多いと思うのですが、その原作『床下の小人たち』は読書好きな子で3年生くらいからかなあ。そのアリエッティと同じような感じで、しかし、舞台はユダヤ教のシナゴーグ(会堂)という異文化を体験できるのが、コチラ↓



『小さなミンディの大かつやく』
エリック・A・キメル作 バーバラ・マクリントック絵 福本友美子訳 ほるぷ出版


バーバラ・マクリントック(講演会のレポートはコチラをクリック)が細部まで丁寧に描いているので、大人が眺めていても楽しい。

誰もが知ってるグリム童話の『白雪姫』や『小人のくつや』なんかも、いろんな出版社から色んな絵で出版されていますが、ここはバーナデッド・ワッツのような本物を選びたいもの。かわいらしいイラストじゃなくて、せっかくなので、ぜひ絵画の方を

そんな低学年向けの『小人が出てくる絵本・児童書』のリストがほしい方(初めましての方も歓迎です♪)はこちらまでメールくださいませ↓☆

   【ブックリスト請求先:pocketkanri@gmail.com