あんな話こんな話

会津生まれの会津育ち…三匹の猫と柴ワンコや家族に囲まれ、家庭菜園に勤しみ都会には住めそうにないローカルな私の日常。

続 チョビ

2005-05-12 22:42:20 | ペット
相変わらずに頑張っている!
日がな一日、うとうと・・・しながら。
食欲は落ちてしまったが、不思議な事にパンだと食べてくれる。

獣医師は言った。
術後や体力が落ちた時には生肉をあげると良い。
そうだった!
以前チョビが手術をした時に馬肉の生肉をあげたっけ・・・。
でも ごめんチョビ刺身用は高くて毎日あげたら我家は破産してしまう。
だから煮込み用で我慢してね。
そう思いながらスーパーで買い求めた生の馬肉を差し出した。

チョビ・・・食べてくれたよ
もっともっと いっぱい食べて良いんだからね・・・。
チョビの好きな犬用のクッキーもあるよ
好きな物ばっかり食べて良いよ・・・。

そんな事を考えながら、14年前を思い出していた。

初代チョビが、まだ1才で散歩の途中で列車事故にあって亡くなって
不思議と無傷で口からはみ出た舌が白く変わってゆく
そんな初代チョビを抱きながら帰ってきてから
何ヶ月か後に出合ったチョビ。

空っぽになってしまった犬小屋が寂しさを一層際立たせていたあの日
知人が犬を貰ってくれない?と声をかけられた。
大きくなってしまった犬だけど飼い主がもてあましてるのよ・・・と。
どうするか半々の気持ちでその犬を見にいった。

唖然としてしまった!

コンクリートの床に鉄格子の隅で自分の糞尿にまみれ
ボロ毛布の上で生気のない目で遠くに見える空を見ていた・・・。
目を合わせた娘が、この犬を飼おう!そのひと言で
チョビは我家の住人となった。 それから14年。

まずは体を洗う事から始まった。
一回洗っただけでは匂いや汚れは取れなかった。
そして体のあちこちに出来た毛玉はソフトボールほどの大きさだった。
毛玉をハサミで切り取り、何日もかかってしまった・・・。

日の当たらない小屋の変わりに主人の作ったなんとも不恰好だが
日当たりだけは満点であるチョビの家
糞尿にまみれたボロ毛布の代わりに、やはりボロではあったが洗い立ての毛布
毎日 主人や子供達が散歩へ連れて行った。

心から、子犬の時からチョビと出会いたかった・・・。

今 この時になって、チョビは幸せだと感じてくれてるだろうか?
一日でも良い・・・半日でも一時間でも長生きをして欲しい。

チョビは今日も頑張っている!
きっと 明日も明後日も頑張ってくれるに違いないと思っている。


いろんな辛い事や苦しい事悲しい事・・・いろんな生きる事が嫌な時もある時。
そんなチョビを見ていると、私は頑張って生きてゆける。

       そんな気がする。
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
チョビ。 (ももぞう)
2005-09-29 23:50:18
言葉が多くなるからはしょるけど、いい顔してると思う。



動物は幸せかどうか顔みたらわかる気がする。
返信する
ありがとうございます。 (pochiko)
2005-09-29 23:51:16
チョビも幸せだったかもしれないけど…我々家族も、チョビに幸せをもらったんですよ♪
返信する

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